サンギートメーラ開催にあたって
あと2週間でオールナイトインド古典会、サンギートメーラTOKYOですよーーー!!
と、言う事で、サンギートメーラTOKYOの事を書いていきたいなって思っています。
そもそも、サンギートメーラって何? 何の言葉? みたいな所から始めますね。インドのサンスクリット語でサンギートは音楽を、メーラはお祭りを意味して、まぁ、要は音楽祭なんです。インドの音楽祭ですよ、という意味合いなんです。
インドでは、コンサートシーズンになるとオールナイトコンサートがしばしば開かれます。その多くはお寺の中で開催され、音楽を聞いてもいいし、チャイを飲んでもいいし、喋ってもいいしという、およそコンサートにあるまじきユルさで、コンサートが行われるのです。
そのコンサートに行った時は、演奏途中で寝てしまうことも多く…シタールやタブラの音色があまりにも気持ちがいいので、つい、うとうとしちゃうんですよね。その気持のイイこと。インド古典が子守唄になり、そして目を覚ますとまたインド古典をやっているっていう。天国のような気持ちのいい状況が出現するわけです。そんな自由なインド古典コンサートを、ぜひ日本でも行いたい。できたらお寺で、ちょっと精神的な高みのある場所で開催したい、と強く願っていたんです。
何年も、そのような事を思っていたのですが…なかなかオールナイトコンサートを開催させてくれるような度量の広いお寺さんはありません。正直手詰まりでした。
しかし、今年の夏のこと。岐阜でサンギートメーラを開催していたジミー宮下さんのお弟子さんが「ねえ、ウメさん。オールナイトのインド古典会やらない?」って言う話を振ってくれたのです。
「やるやるやるやる!!! ぜひやろう!! 俺もそれ夢だったんだ」という事で話はトントン拍子に進み…会場を探すことになったのです。
オールナイトでインド古典の会をやるというアイデアは今回が初めてではありません。僕が知る限り東京では過去に開催されたことがありませんが(この文章を書いた後、大分過去に音や金時で開催されたことがあるとの情報がやってきました。)、岐阜では14年間にわたり開催されてきました。サントゥール奏者のジミー宮下こと、宮下節雄さんがずっと主催されていた「インド音楽と舞踊の祭典-サンギートメーラ」がそれです。
僕も一度、お伺いしたことがありますが、寝ても良く、真剣に聞いても良く、会場の後ろでYOGAをしても良く、時間いっぱいにインド古典を空気のように楽しめる素晴らしい会でした。ただ、残念なことに会場が使えなくなり、ここ数年は開催されていません。
今回、東京でオールナイトのインド古典音楽会をやろうとなった時、僕と、一緒にオーガナイズするゆうき君は、ほぼ同時に「サンギートメーラの東京版と言う形にしよう。だから、ジミーさんに許可をもらって、サンギートメーラTOKYOと言う名前にしようよ」と言い、即決。名前は即座に決まりました。14年間の伝統を受け継ぐ最高の名前です。
さて、次は会場です。
会場探し、これは相当にてこずりました。
僕たちの条件は…
・最低でも100人を収容できること。
・オールナイトで音が出せること。
・宗教的な高みの感じられる場所で開催したい。
・東京都内での開催にこだわり、気軽に遊びに来てほしい
と言う事で、都内のお寺と神社を当たり始めました。でも…100人が収容できて音が出せるお寺さんを探すだけでも大変なのに、オールナイトをOKしてくれるところなんて!! 正直、不可能に近い話です。
お寺さんにイベントの意図を理解してもらえるように企画書を作りました。
それを持って、お寺さんに連絡。いくつもも候補が上がり、その度に断られました。
「ねえ、ウメさん、またダメだったよ。そもそも貸してくれないって」
「そっか…ゆうき君、次あたってみるか」と言って次に当たると、
「うちは檀家さんでないと使用できません」とか、
「法事が入ったらイベントはキャンセルとなります」とか、
「オールナイトはムリです」とか、
「音を出すイベントはお受けできません」とか。
とか。お寺さんにはお寺さんなりの様々な理由があるのでしょう。
「もう、ダメかなぁ…仕方ないから、ホールとかを当たろうか…」
と言っていた中、ここで最後かな…と思いながら練馬の慈雲山曼荼羅寺観蔵院さんに連絡したところ、奇跡的にも話を聴いてくれたのです。企画書を読んでくださり「使用していいですよ。そして、これは仏事として扱えますので、仏事でキャンセルはありません」とありがたいお言葉を頂いたのでした。
実際に訪問してみると…お寺の本堂の他に曼荼羅美術館が併設された素晴らしい場所でした。曼荼羅美術館には10年、20年かけて描かれた素晴らしい曼荼羅が展示されていました。曼荼羅の本場であるネパールにしばしば旅行している私が今まで見た中でも間違いなくトップクラスの曼荼羅です。
会場は素晴らしく、僕たちが即決したのは言うまでもありません。
SANGEET MELA TOKYOのチケットはこちらから
と、言う事で、サンギートメーラTOKYOの事を書いていきたいなって思っています。
そもそも、サンギートメーラって何? 何の言葉? みたいな所から始めますね。インドのサンスクリット語でサンギートは音楽を、メーラはお祭りを意味して、まぁ、要は音楽祭なんです。インドの音楽祭ですよ、という意味合いなんです。
インドでは、コンサートシーズンになるとオールナイトコンサートがしばしば開かれます。その多くはお寺の中で開催され、音楽を聞いてもいいし、チャイを飲んでもいいし、喋ってもいいしという、およそコンサートにあるまじきユルさで、コンサートが行われるのです。
そのコンサートに行った時は、演奏途中で寝てしまうことも多く…シタールやタブラの音色があまりにも気持ちがいいので、つい、うとうとしちゃうんですよね。その気持のイイこと。インド古典が子守唄になり、そして目を覚ますとまたインド古典をやっているっていう。天国のような気持ちのいい状況が出現するわけです。そんな自由なインド古典コンサートを、ぜひ日本でも行いたい。できたらお寺で、ちょっと精神的な高みのある場所で開催したい、と強く願っていたんです。
何年も、そのような事を思っていたのですが…なかなかオールナイトコンサートを開催させてくれるような度量の広いお寺さんはありません。正直手詰まりでした。
しかし、今年の夏のこと。岐阜でサンギートメーラを開催していたジミー宮下さんのお弟子さんが「ねえ、ウメさん。オールナイトのインド古典会やらない?」って言う話を振ってくれたのです。
「やるやるやるやる!!! ぜひやろう!! 俺もそれ夢だったんだ」という事で話はトントン拍子に進み…会場を探すことになったのです。
オールナイトでインド古典の会をやるというアイデアは今回が初めてではありません。僕が知る限り東京では過去に開催されたことがありませんが(この文章を書いた後、大分過去に音や金時で開催されたことがあるとの情報がやってきました。)、岐阜では14年間にわたり開催されてきました。サントゥール奏者のジミー宮下こと、宮下節雄さんがずっと主催されていた「インド音楽と舞踊の祭典-サンギートメーラ」がそれです。
僕も一度、お伺いしたことがありますが、寝ても良く、真剣に聞いても良く、会場の後ろでYOGAをしても良く、時間いっぱいにインド古典を空気のように楽しめる素晴らしい会でした。ただ、残念なことに会場が使えなくなり、ここ数年は開催されていません。
今回、東京でオールナイトのインド古典音楽会をやろうとなった時、僕と、一緒にオーガナイズするゆうき君は、ほぼ同時に「サンギートメーラの東京版と言う形にしよう。だから、ジミーさんに許可をもらって、サンギートメーラTOKYOと言う名前にしようよ」と言い、即決。名前は即座に決まりました。14年間の伝統を受け継ぐ最高の名前です。
さて、次は会場です。
会場探し、これは相当にてこずりました。
僕たちの条件は…
・最低でも100人を収容できること。
・オールナイトで音が出せること。
・宗教的な高みの感じられる場所で開催したい。
・東京都内での開催にこだわり、気軽に遊びに来てほしい
と言う事で、都内のお寺と神社を当たり始めました。でも…100人が収容できて音が出せるお寺さんを探すだけでも大変なのに、オールナイトをOKしてくれるところなんて!! 正直、不可能に近い話です。
お寺さんにイベントの意図を理解してもらえるように企画書を作りました。
それを持って、お寺さんに連絡。いくつもも候補が上がり、その度に断られました。
「ねえ、ウメさん、またダメだったよ。そもそも貸してくれないって」
「そっか…ゆうき君、次あたってみるか」と言って次に当たると、
「うちは檀家さんでないと使用できません」とか、
「法事が入ったらイベントはキャンセルとなります」とか、
「オールナイトはムリです」とか、
「音を出すイベントはお受けできません」とか。
とか。お寺さんにはお寺さんなりの様々な理由があるのでしょう。
「もう、ダメかなぁ…仕方ないから、ホールとかを当たろうか…」
と言っていた中、ここで最後かな…と思いながら練馬の慈雲山曼荼羅寺観蔵院さんに連絡したところ、奇跡的にも話を聴いてくれたのです。企画書を読んでくださり「使用していいですよ。そして、これは仏事として扱えますので、仏事でキャンセルはありません」とありがたいお言葉を頂いたのでした。
実際に訪問してみると…お寺の本堂の他に曼荼羅美術館が併設された素晴らしい場所でした。曼荼羅美術館には10年、20年かけて描かれた素晴らしい曼荼羅が展示されていました。曼荼羅の本場であるネパールにしばしば旅行している私が今まで見た中でも間違いなくトップクラスの曼荼羅です。
会場は素晴らしく、僕たちが即決したのは言うまでもありません。
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