ティラキタの名前の由来
「ティラキタってどう言う意味なんですか?」とお客様から聞かれることがあります。
「なんか意味があるのですか?」
「はい、もちろんありますよ。実は…ティラキタって、インドの太鼓、タブラの音なんです」
ティラキタを始めようと思った2001年の春のこと。僕らはインドのバラナシで楽器を習いながら日々を過ごしていました。でも、僕らには楽器のセンスがあまりなく、そのまま続けていくのはどう見てもムリ。日本に帰る日が一日、また一日と近づいてくる中で民族楽器を扱う雑貨屋さんをやろうということになりました。
お店を作るにはまず名前から。いろいろ考えます。インド風の名前にしてもいいし、アジア風の名前でもいいかもしれません。でも、インド風の名前にしたら、インドの物しか扱えなくなってしまう気がします。でも僕たちはもしかしたら将来、アラブ圏のものだって扱うかもしれないし…どうしよう?
そこでふと頭のなかに出てきたのが、タブラの音である「ティラキタ」でした。インドのタブラには日本の太鼓の「ドン」とか「カッ」等と同じように、一音一音に名前がついています。「ディン」とか、「ナー」とか、「テテ」とか。出てくる音に応じて名前がついています。その中に「ティラ キタ」と言う音があり、それがとても気になっていたのでした。ちなみにティラキタは12拍子に出現する「ダ ダゲ ドゥン ナ ティラキタ」という音の一部です。
「ティラキタね…うーーん。悪くない。誰にも語源がわからない感じがいい」
「でも、インド音楽やっている人はわかるわよ」
「確かに! 判る人にはちゃんと意味がわかるお店の名前ってイイネ!」
という事で「ティラキタ」がお店の名前になりました。でも、日本では誰も聞いたことのない名前です。領収書を書くたびに「ピラキタ」とか、「キラキラ」とか、「寺北」とか、「ヒラキタ」とか、「ヒラヒラ」とか、いろいろな名前が増えていきます。
「ちょっと名前、 難しすぎたかなぁ…」なんて今になって思いますが、もう名前をつけて12年。いまさら変える訳にもいきません。インド楽器も扱っているし、CDもDVDもあるし、インド系の野外フェスもやっているし、インドの音楽と私達のお店は切っても切り離せないので、それはそれでピッタリの名前なのでしょう。
ちょっと分かりづらくても、インド古典マニアにしか本当の意味が分からないこの店名でいくしかなそうです。
「なんか意味があるのですか?」
「はい、もちろんありますよ。実は…ティラキタって、インドの太鼓、タブラの音なんです」
ティラキタを始めようと思った2001年の春のこと。僕らはインドのバラナシで楽器を習いながら日々を過ごしていました。でも、僕らには楽器のセンスがあまりなく、そのまま続けていくのはどう見てもムリ。日本に帰る日が一日、また一日と近づいてくる中で民族楽器を扱う雑貨屋さんをやろうということになりました。
お店を作るにはまず名前から。いろいろ考えます。インド風の名前にしてもいいし、アジア風の名前でもいいかもしれません。でも、インド風の名前にしたら、インドの物しか扱えなくなってしまう気がします。でも僕たちはもしかしたら将来、アラブ圏のものだって扱うかもしれないし…どうしよう?
そこでふと頭のなかに出てきたのが、タブラの音である「ティラキタ」でした。インドのタブラには日本の太鼓の「ドン」とか「カッ」等と同じように、一音一音に名前がついています。「ディン」とか、「ナー」とか、「テテ」とか。出てくる音に応じて名前がついています。その中に「ティラ キタ」と言う音があり、それがとても気になっていたのでした。ちなみにティラキタは12拍子に出現する「ダ ダゲ ドゥン ナ ティラキタ」という音の一部です。
「ティラキタね…うーーん。悪くない。誰にも語源がわからない感じがいい」
「でも、インド音楽やっている人はわかるわよ」
「確かに! 判る人にはちゃんと意味がわかるお店の名前ってイイネ!」
という事で「ティラキタ」がお店の名前になりました。でも、日本では誰も聞いたことのない名前です。領収書を書くたびに「ピラキタ」とか、「キラキラ」とか、「寺北」とか、「ヒラキタ」とか、「ヒラヒラ」とか、いろいろな名前が増えていきます。
「ちょっと名前、 難しすぎたかなぁ…」なんて今になって思いますが、もう名前をつけて12年。いまさら変える訳にもいきません。インド楽器も扱っているし、CDもDVDもあるし、インド系の野外フェスもやっているし、インドの音楽と私達のお店は切っても切り離せないので、それはそれでピッタリの名前なのでしょう。
ちょっと分かりづらくても、インド古典マニアにしか本当の意味が分からないこの店名でいくしかなそうです。