5年ぶりにインドに行って数日で5キロ痩せて帰ってきた話

■5年ぶりインドに行ってきました
ナマステ!ティラキタスタッフのTです。ティラキタでは社員研修を兼ねてインド買付旅行が年に何度かあります。交代制でインドに行くのですが、今回はコロナ禍を挟んでしまったので実に5年ぶりのインドでした。入国や帰国の実際についてはインドパパが書いてくれた記事がありますのでそちらをぜひ御覧ください。ところで、スタッフT、帰国してから会う人会う人に「あれ?痩せた」「なんかやつれてない??」と言われます。その理由とは…
■インドは相変わらず元気でした
久しぶりの海外、コロナ禍でいろいろイレギュラーなことがあるのだろうとドキドキしながら飛行機に乗ったのですがインドへの入国は驚くほどスムースでした。そして、空港を出るなり曇った空と熱い空気と激しいクラクションが聞こえてきて「あーインド来たなー!!!」と実感しました。日本では考えられない密度の道をオートリキシャや自転車・自動車が押し合いへし合い進み合う様子はインドそのもの。 道路でワンコがお昼寝しているのも相変わらずのインドの日常光景です。インド犬は相変わらずマイペースで昼寝を堪能 pic.twitter.com/8ye7aD1KZF
— インド雑貨・アジア雑貨Tirakita (@tirakita_com) March 29, 2022
そしてインドケンタッキーではビリヤニの上にフライドチキンを載せた「ケンタッキー・フライド・チキン・ビリヤニ」といういかにもインドらしいメニューが登場!!
夕方に差し掛かるジャマーマスジドでのんびりと過ごすデリーの人々。ゆっくりとした時間が流れていていかにも古き良きオールドデリーと言った雰囲気です。こころなしか日本のKFCよりクリスピー感強め、スパイス感は控えめな印象を受ける美味しいチキンです! pic.twitter.com/p4zMl85qTX
— インド雑貨・アジア雑貨Tirakita (@tirakita_com) March 29, 2022

パハルガンジにあるAnna Ka Dukaanのオーセンティックなドーサプレート。サンバル(右上)の味わいはこれまで食べた中でもベストの風味でした。

そしてコロナの状況に至っては、インド全土14億人で1日1000~1500人程度の新規感染者数とかなり落ち着いた状況といえました。マスクは一応義務付けられてはいるものの、多くの人がもう気にしていないという空気が醸成されていました。
そんな風にして新しい仕入先や懐かしの場所を訪れて懐かしんでいたのですが、入国4日めほどで事態が急変します。
■食中毒も相変わらず元気でした!!(泣)
その日、買付けを終えて宿に戻ると疲れがどっと出てベッドに倒れ込みました。眠り込んで2時間もした頃でしょうか。かつて経験したことのない凶悪な腹痛に叩き起こされてしまいました。
むしろ外国人観光客がいなくなったインドでは食中毒細菌が極悪進化を遂げていたのかもしれません。新型コロナワクチンを3回接種して一度も発熱したことがないのに高熱に冒され、そしてとんでもない大量かつ得体の知れない液体が上から下からとめどなく排出されていきます…おれの体はいったいどうなってしまったのか。



カタコトの英語でインドの薬局でなんとか薬をもらうと相変わらずのケバケバしさとデカさ。怪しさ満載な上に飲み下しにくい大きさですが文句は言ってられません。




■アーユルヴェーダ薬登場
長年のインド取引先であるドグラさんが見かねて助けを出してくれました。


なんだかインダストリアルな感じの箱に入った謎めいた薬をいただきました。
話を伺うと「サイリウム」というそうで、食物繊維が豊富で胃腸の掃除をしてくれるそうです。

水を加えるとゲル状に膨らんでたしかに胃腸に良さそうな感じです。しかし一抹の不安を覚えつつも、藁にもすがる思いでエイッと飲み干します。これ飲んで大丈夫か?
■強制デトックス?
インド薬とアーユルヴェーダ薬の強力なタッグを試したのですが、結局のところ過去最大級の食あたりが改善されることはありませんでした…恐ろしく強力な細菌が体内に入り込んでしまったのでしょう。いったい今が昼なのか夜なのか判然としない状態でひたすらトイレとベッドを往復しているだけで時間と日々が過ぎていきます。一体何をしにインドまでやってきたのか。


体調を崩してからというもの、口にできるのは水とわずかなバナナだけ。その一方で体からは得体のしれない半液体がドバドバ出て行くのでガリガリに痩せていく一方です。宿に重量計があったのでおそるおそる体重を測ってみたらなんと5キロも痩せてしまっていました。3~4日で5キロ痩せてしまうなんて…インド細菌、恐ろしすぎます!!


■日本に帰ってきて
この記事を書いている現在は帰国後2週間ほど経過した頃合いなのですが、なんと未だに体調が万全ではありません。どんだけ強力な細菌なんだ…(病院で検査してもらいましたが赤痢などの致命的な病気ではありませんでした)。日本は清潔で過ごしやすくて落ち着くな~、と思う一方で今回はインドの人たちのタフネスに改めて驚かされたのでした。コロナ禍が始まってからの日本は衛生意識が一気に変わりましたね。それは清潔になった一方で過保護になり防御力を失う結果につながっているのかもしれません。「俺たちにオミクロンは効かないぜ!」とコロナ禍を力強く乗り越えつつ、目をギラつかせながら明日への希望に向けて跳躍していくインドの人々に圧倒されたのでした。■気に入ったらシェアしよう!
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