シーシャの吸い方
一章:シーシャを吸うのに必要な物と、構造について
1,用意するもの
まず、シーシャをお使いの際は、下記のものをご用意下さい。
シーシャ本体フレーバー炭アルミ箔トング穴あけ器具
一般的な炭の場合、煙の量が多く、味にも影響してしまう場合があるので、シーシャ専用の炭をご利用下さい。
※アルミ箔に関しては、専用の物が便利ですが、ご家庭にある通常のアルミホイルでも代用していただけます。
2, シーシャの構造について
シーシャの本体は、構造上長い物が多く、持ち運びやメンテナンスの利便性を高める為、分解できるようになっております。物にもよりますが、基本的に下から【ボトル】、【パイプボディ】、【ホース】、【灰皿】、【クレイトップ】のような構造になっているので、それぞれのパーツを繋いでいきます。
■シーシャ部品の説明
■クレイトップ■
シーシャの一番上部にある、フレーバーを入れる為の器です。
■灰受け皿■
上から落ちてくる灰や、炭をキャッチする為の安全装置です。
必ず装着して下さい。
■パイプボディ■
この中を通って、クレイトップで蒸された煙がボトル内へ降りていきます。
■ホース■
シーシャ本体から、吸い口まで煙を運ぶためのパーツです。
■ホースアダプター■
ここにホースを接続します。
■エアーバルブ(空気弁)■
シーシャ内に溜まった古い煙を排出する為の、空気弁です。
ホースの吸い口から息を吐くとここから煙が出ていきます。
■ボトル■
フレーバーの煙が溜まる部分です。この中で、煙が水を通ってろ過されます。
■ボウル、ホース、ベースグロメット■
各接続箇所の間に入る、空気漏れを防ぐためのパーツです。
簡単に言うとゴムパッキンのような働きをします。(写真参照)
二章:シーシャを吸うための準備、組み立て方
1,ボトル部分に水を入れる
まず、一番下にあるボトル部分に水を入れます。この水が、シーシャの特徴的なまろやかさを出すための、大切なフィルターになっております。好みにもよりますが、目安としましてはパイプボディに繋がっているパイプの先端が2.5?3.5cm程浸かるぐらいがお勧めです。
水が少なすぎると、煙が十分ろ過されず辛口になってしまい、逆に多すぎると力いっぱい吸わないと煙が入ってこなくなってしまいます。ボトル内に、水と一緒に氷を入れてみるのも面白いです。煙が氷で冷やされ、マイルドになります。
2,ボトルとパイプボディを接続する
ボトルに水を入れ終わったら、ベースグロメット(ゴムパッキン)の付いているパイプボディを、水を入れたボトルへ接続します。緩みや傾きがあると煙が隙間から逃げてしまうので、しっかりと取り付けましょう。
3,ホースの接続と、灰受け皿の取り付け
ボトルとシャフトボディを接続させたら、次にホースをパイプボディの、ホースアダプターへ取り付けます。先ほどと同じように、接続部にホースグロメット(ゴムパッキン)が付いているか確認して、隙間から空気が漏れないようしっかり接続させましょう。それが終わったら、灰受け皿をパイプボディの上部から被せるような形で、装着します。(シーシャによっては、パイプボディの上部がネジになっているので一旦外し、灰受け皿を挟んだ後にネジを締め直して装着して下さい。)
4,クレイトップへフレーバーを入れる
シーシャの一番上部に付いている受け皿のことを、クレイトップやボウルと呼びます。この受け皿へフレーバーを入れていきます。この時、空気が流れやすくなるよう揉みほぐしながら入れていってください。少なすぎてもよくないですが、多すぎてもフレーバーが焦げてしまうのでご注意ください。
多めでも受け皿の8分目ぐらいが目安となります。
5,アルミをクレイトップに被せ穴をあける
それでは、次はクレイトップへアルミホイルをしっかりと被せ、穴をあけていきましょう。基本的には穴の数が多いほど、それに応じて煙の量も増えていくので、好みに合わせて穴を開けていきます。
シーシャの吸い方で誤解されている事は、フレーバーを直接燃やすのではなく、蒸らすことでなんですね。「燃やさないで蒸らす」これがシーシャの吸い方で重要なポイントです。大きな穴をあけてしまうと、フレーバーが焦げてしまい味も台無しになってしまうので、ご注意ください。
穴をあけるのには、画鋲、楊枝、若干太めの縫い針、安全ピンなどがよく使われます。面倒でも、小さめの穴を沢山あけていきましょう。
6,クレイトップを装着する
いよいよ、完成間近になってきました。クレイトップにフレーバーを入れ、アルミホイルに穴も開け終わったら、パイプボディの上部へ、クレイトップを装着します。
この際、接続部の間にボウルグロメット(ゴムパッキン)がきちんと入っているか確認して、隙間が生じないようしっかりとはめ込みましょう。
7,炭に着火する
シーシャの大きさにもよりますが、シルバーチャコールなどの炭だったら、2個をそれぞれ半分にカットして、計4つぐらいに分けて着火しましょう。小さめなシーシャの場合は、カット後の数が計3つぐらいでもいいと思います。
ターボライターや、コンロで火を付けたら、料理などで使われる焼き網等の上に乗っけておくと、全体に火がまわります。全体的にほんのり赤くなってきたら、準備完了です。
8,着火した炭をアルミの上へ載せる
それでは、着火した炭を穴のあいたアルミホイルの上へ載せていきましょう。炭が1つの大きな塊になっていると、一部に火力が集中してしまう上、火力調整ができなくなってしまいます。その為、炭は基本的に半分へカットし、それぞれ分散して動かせる状態が望ましいです。火力は炭が中心へいく程強くなるので、最初は縁の部分に対称になるよう炭を配置して下さい。
もし、煙が足らないようなら、徐々に中心へ動かしていきますが、真ん中には置かないようにしましょう。逆に火力が強すぎる場合は、炭を減らしたり、縁の方へ移動させて下さい。
9,シーシャタイム
ようやく準備が完了しました。最初は煙が全然でないですが、だんだんと煙が増えてきます。シーシャの上手な吸い方は、大きくゆったりとボコボコいわせながら吸うこと。気持ちよく少し斜めになれるようなソファーや、気の利いた照明など、周りの環境も整えると、より楽しく過ごせますよ。
10,炭を交換する
炭や吸い方にもよりますが、だいたい20分ほどすると、炭が燃え尽きてきます。フレーバーはまだまだ残っていると思うので、そのまま吸い続けたい場合は、炭を先程と同じ要領で、新しい炭へ交換しましょう。
11,終わりの目安
入れたフレーバーの量や、炭の火力にもよりますが、だいたい30分?1時間程吸っていると、フレーバーの香りも減ってきて、煙が少なくなったり、炭や煙の不快感が徐々に強くなってきます。それが訪れると、シーシャタイムは終了です。
ニ章:シーシャの吸い方
シーシャは吸い方でも味が変わります。まず、煙草を吸う方に多いのが、フレーバーを吸い込んだ際に、煙草のように吸って肺で一度息をとめてしまうことです。 それをしてしまうと、煙が薄まってしまうので、息を吐く際にフレーバーの味をなかなか感じることができません。
基本的には、大きくゆったりとボコボコと音のなるぐらいの強さで吸い、吸い終わったら肺にあまり溜めずに煙を吐き出します。
吐き出す際は、煙を閉じ込めないよう口をあけて、煙をモヤモヤ?っと顔の近くで漂わせるぐらいにすると、フレーバーの味をより感じることができますよ。
以上がシーシャを吸う際のポイントとなります。シーシャを使っているうちに、だんだんとコツも覚えてきて、よりシーシャと仲良くなっていけると思います。人それぞれ好みがありますので、形にとらわれず自由にまったりとお楽しみください!