アーユルヴェーダオイルを安心して使うために大切なこと



アーユルヴェーダオイルを安心して使うために、日本で施術に使うオイルについて考えてみました。

アーユルヴェーダの世界には、本当にたくさんの素晴らしいオイルがあるんです


インドの伝統的な製法で作られたオイル、ハーブを煮出して作られたオイル、長い歴史を持つアーユルヴェーダメーカーの商品などなど。アーユルヴェーダが好きな人であれば、「現地で使われている本物を使いたい」、「お客様にアーユルヴェーダオイルを提供したい」と考えるのは、とても自然なことだと思います。

一方で、日本でお客様に施術を行う場合には、インドとは別の問題があります。

それが、日本国内での法律や安全管理です。

日本の法律や基準に即して、安心して皆様がアーユルヴェーダオイルを使用されるためのポイントを考えてみました。

■個人輸入は「自分自身で使うため」の制度
ここ最近、化粧品や医薬品を海外から簡単に取り寄せられるようになってきましたよね。日本国内からやってくるのかな?と思って気軽に注文すると、突然、海外から荷物がやってきてびっくりする事がありますよね

海外からやって来る化粧品、医薬品は法律的には「個人輸入」という制度でやってきます。

海外の化粧品や医薬品を個人輸入すること自体は、一定の条件のもとで認められています。しかし、厚生労働省が示している個人輸入の基本的な考え方は、あくまで「輸入した本人が自分自身で使用すること」です。

つまり、個人輸入は、海外の商品を自由に仕入れて、仕事で使ったり、お客様に提供したりするための制度ではありません。個人輸入した化粧品についても、輸入者本人の使用に限定され、他人への販売や譲渡は認められていません。

東インド オディシャ州にて アーユルヴェーダはインド全土で愛されています
東インド オディシャ州にて アーユルヴェーダはインド全土で愛されています(2026年3月撮影)

■「海外で売られている」ことと、「日本でサロンに使える」ことは別の話
海外で普通に販売されている商品であっても、日本でそのまま化粧品として流通・使用できるとは限りません。日本では、人の肌や身体に使用する化粧品について、品質や安全性に関するルールがあります。

実際の話、インドで販売されている化粧品の95%は日本で販売できません。インドの方々はターメリックの黄色い色が好きなのですが、この黄色を出す色素が日本では許可されていないのです。

なので、成分表示や輸入手続き、製造販売に関する責任体制なども、日本の法律に基づいて考える必要があります。

「インドでは有名なメーカーの商品だから」
「昔から使われている伝統的なオイルだから」
「アーユルヴェーダでは何百年も使われてきたから」

ということと、日本国内でお客様に使用する商品として必要な手続きが行われていることは、必ずしも同じではありません。伝統やメーカーの知名度と、日本国内での取り扱いは、別々に考える必要があります。

アーユルヴェーダの工房を定期訪問。法律を守って作業されているかチェックします(2026年8月撮影)
■食用のセサミオイルなら安心?
アーユルヴェーダでは、セサミオイルが非常に重要なオイルとして使われます。そのため、日本でも食品用のセサミオイルをそのまま施術に使用しているケースがあると聞きます。

しかし、ここでも注意が必要です。

食品として販売されているものは、食品としての基準に基づいて流通している商品です。それを化粧品としてお客様に使用するのは法的にはNGです。

それをサロンでお客様の肌に使用することを前提に扱う場合、「食品だから安全」「食べられるものだから肌に使っても問題ない」と単純に考えることはできません。

さらに、食品用のオイルに別のハーブや原料を混ぜたり、独自に調製したりして、お客様の肌に使用する場合には、化粧品の自家製造という形になり、化粧品製造業の免許が必要になります。

「天然のものだから大丈夫」
「自分で作っただけだから大丈夫」

というわけではありません。むしろ、お客様の身体に使用するものだからこそ、製造方法や衛生管理、原料の品質、安全性などを考える必要があります。

コッタカル社のアーユルヴェーダ インスパイア系化粧品たち 色々なものがありますが95%は輸入できません
コッタカル社のアーユルヴェーダ インスパイア系化粧品たち 色々なものがありますが95%は輸入できません(2026年8月撮影)
■もしお客様にトラブルが起きたら?
一番大切なのは、ここだと思います。

どんなに良い商品でも、すべての人に合うとは限りません。植物由来のオイルでも、アレルギーやかぶれなどが起きる可能性はあります。

施術を受けたお客様に、もし皮膚トラブルやその他の健康被害が起きた場合、問題になるのは「その商品をどこから入手したのか」「どのような商品だったのか」「誰が輸入したのか」「誰がどのような形でお客様に使用したのか」といった点です。

正規の手続きを経て日本国内で流通している商品であれば、輸入や製造販売について責任の所在が明確になっています。製造元がPL保険に加入していれば、法律と保険が、訴訟からあなたを守ってくれます。

一方で、個人輸入品や、サロンで独自に調製したものの場合、万が一トラブルが起きたときに、責任の所在や補償の問題が複雑になる可能性があります。

個人輸入のものをお客様に使用する、自家製造のものをお客様に使用するなど、法律違反があった場合、お客様に何千万円請求されても、法律に違反している以上、勝てません。サロンの経営だけでなく、個人破産も頭をよぎります。

また、サロンが加入している保険についても、すべての商品・すべての施術トラブルが自動的に補償されるわけではありません。保険には、それぞれ補償の条件や対象があります。法律に違反していれば、当然、守ってくれません。

そのため、「保険に入っているから何を使っても大丈夫」ではなく、最初から適切な商品を使用することが大切です。

定期的に工房を訪問し、GMPなどのルールに基づいて製造されているか確認をします
定期的に工房を訪問し、GMPなどのルールに基づいて製造されているか確認をします(2026年8月撮影)
■ティラキタが正規輸入品にこだわる理由
ティラキタでは、日本国内で化粧品として適切な手続きを経たアーユルヴェーダオイルを取り扱っています。

ちゃんと、安心できる商品をお届けしたいと思ってやっています♪

もちろん、海外から商品を仕入れる場合には、手続きにも時間がかかりますし、コストもかかります。正直に言えば、インドから個人輸入のような形で商品を入れた方が、簡単に見えることもあるかもしれません。

しかし、お客様の肌に直接使用される商品だからこそ「日本で安心して使えること」を大切にしたいと考えています。

万が一のトラブルに備えて、ティラキタでは適切な保険にも加入しています。定期的に成分検査も出しています。

もちろん、保険があるから事故が起きてもよいということではありません。
まずは、法律やルールに沿った形で商品を取り扱い、品質や流通経路を明確にする。
その上で、万が一に備える。

それが、お客様にアーユルヴェーダを提供する立場として大切なことだと考えています。

■アーユルヴェーダだからこそ、安心して続けられる形を
アーユルヴェーダは、長い歴史を持つ素晴らしい伝統です。

だからこそ、「昔から使われているから大丈夫」というだけではなく、現代の日本でお客様に提供するなら、日本の法律や安全管理も大切にする必要があります。

伝統的なアーユルヴェーダを尊重することと、日本のルールを守ることは、決して矛盾するものではありません。

むしろ、これから日本でアーユルヴェーダを長く広めていくためには、伝統を大切にしながらも、安心して使える環境を整えていくことが必要なのではないでしょうか。

ティラキタはこれからも、アーユルヴェーダの魅力を大切にしながら、日本のお客様やサロンの皆様が安心して使える商品を紹介していきたいと思います。

CKKM社の皆様と一緒に。安心安全なアーユルヴェーダ製品をお届けします
CKKM社の皆様と一緒に。安心安全なアーユルヴェーダ製品をお届けします(2026年8月撮影)
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