現代社会から離れて過ごす 福島の山の中で一週間続くヒッピー祭りのこと





■今年も満月祭がやってきます!!
来週の水曜日、8月2日から8月8日までの一週間、今年も満月祭が行われます。

今年はかつてない豪華ラインナップで、過去最高の盛り上がりになるであろうと言う予想が関係者から出ていますが、それに先立ち、満月祭のことや、獏原人村のことなどを書いてみようかなと思います。

満月祭2023の詳細はこちらから

満月祭は福島県の川内村の獏原人村で40年ちかく行われているお祭りで、1960年代のヒッピームーブメントの流れを汲んでいます。

テントを持ってきてキャンプをしながら、音楽を楽しむという、いわゆるキャンプイン型の音楽祭なのですが、この満月祭と、他の野外フェスとは、基本になっているその精神性が大きく異なります。

満月祭は商業主義の祭りではない。
満月祭は自由を愛する僕らの村祭りなのだ!!!


獏原人村や満月祭の精神性については、福島のヒッピーコミューン 獏原人村と満月祭2020にて書かせていただいていますので、この記事では割愛させていただくとしまして。

今回は、ティラキタ買付班視点で、満月祭と獏原人村の素晴らしい点を書いてみたいと思います。

あ、ちなみに、ティラキタ買付班は、満月祭では音響を担当しております。
来場された皆様、ぜひ、一緒に素敵な時間を過ごしましょう。



■自然に戻るということ
僕が思う満月祭のいちばん大切なポイントって、「自然に戻る」って言うところなのかなって思います。

獏原人村はここで。


こちらが満月祭のステージなのですが、ご覧の通り、深い森に囲まれています。


ここ最近、キャンプしてたり、山登りしてたりすると思うのですが。

「自然の中には精神病は存在しないのではないか」
と言うことにふと思い至りました。

自分の身の回りを見回してみると、鬱だったり、ちょっとした精神病を持っている人が多いことに気が付きます。

会社に毎日行かないと食えないから。
会社でパワハラやいじめがあるから。
売上ノルマに押しつぶされそうだから。

とか、その理由は様々ですが、この現代において、多くの人々が、多かれ少なかれ、心の闇を抱えているのではないかと感じるのです。みんな、毎日の現代生活の中で、うまく適応できずに心を病んでいっているんですよね。

最初は軽度の鬱であったとしても、気がついたら統合失調症に移行したりしてます。

でも、山の中に、鬱になる理由があるか?と。
自然の中にその理由があるか?と。

いや、多分ないよな…と。

人間、深い山の中で何をやっても自由ですよね。
大声出してもいいし、裸になってもいいし、真夜中に大騒ぎしても問題ない。
野糞してもいい。

でも、街の中で、東京のど真ん中でそれをやったら、あっという間に変な人扱いです。

街の中では、僕たち人間は凄い縛られているのだと思うのです。
街の中に住むのは快適ですけど、街の中のルール、人間界のルールに従わなければいけない。

それができない人は、おかしい人として扱われる。

その結果がこんな公園の看板として結実するのでしょう。
公園でボールあそびできないんだったら、子供はどこで遊べば良いんだよ!!


毎日、こんなルールに従っていたら、おかしいことをおかしいとも思わなくなってしまう。
そしてどんどん不自由になり、精神を病んでいく…

森の中でキャンプしながら、ふと、そんな事を思ったんですよね。
思っただけなので、医学的に正しいか正しくないか知りませんが、大きくは間違ってないだろうなとは思います。

だから「自然の中には精神病は存在しない」と。

人間は自然とともにあるべきだとも思うし。
人間は生まれながらに自由であるべきだとも思います。

満月祭は一週間、山の中で続くお祭りなのですが。

獏原人村では電気もなく、携帯も通じませんので。
ありのままの自然の自分に(強制的に)戻れます。

森の中でキャンプしながら、自分のこころを見つめ直すのもいいのかなと思うのです。

■安すぎる入場料のこと
この世の中、お金ですべてが支配されています。

モノを買うにもお金。
人とのお付き合いもお金。
税金もお金。

色々なモノはお金で買えますが、もちろん、おカネで買えないものもありますよね。

自分たちの命。
自由。
時間。
健康。
愛や気持ち。
人と人との優しいつながり。

お金で手に入らないものは、実はお金で手に入るものよりも大切だったりしませんか?

普段の生活を送っている中では、お金を稼ぐことに一生懸命で、そう言うものの大切さをずっと忘れていたりします。

もちろん、この資本主義社会の中で行うお祭りですので、満月祭もまた、お金の呪縛から逃れられているわけではありません。でも、一週間続く祭りの入場料が前売りで6000円、当日で9000円に設定されています。

1泊2日で何万円にもなる野外フェスも存在する中、満月祭は一日あたり1000円!!

いやいや…安すぎだろ…とは思いますが。
安くしすぎて、何百人来ても、運営費に大変困るレベルだそうです。

それでも、「そもそも、商売でやっているわけではないし。お金のない人でも、平等に誰でも来れるようにしたい」と主催が言うんですよね。



■自分たちの手で作り上げる祭りのこと
そして、この満月祭は自分たちの手で作り上げる祭りです。
どっかの企業がお金を儲けたくてやっている祭りではありません。

みんなで作り上げ、みんなで楽しむ、村の夏祭りです。

この資本主義や、管理社会が支配する現代社会において、そう言う祭りって少ないよなぁ…って思うんですよね。

僕らの人間としての命の光を灯そうと考えた時。

獏原人村の存在と、満月祭は大海の中の一滴の真水のような貴重な存在であると思うのです。

携帯電話は本当に必要なのか。
お金はどれくらい自分にとって必要なのか。
自分の人生に自由はどれくらいほしいのか。

森の中で遊び、川の中で泳ぎ、仲間と音楽を楽しみながら、自由な時間を長く過ごしながら。

この満月祭があなたの人生のことを、これからの生き方を、今一度見直す大切な時間になることを願ってやみません。

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