花にあふれた国インド。 でも…お花はいつも首チョンパ

■みんなお花が好きだけど
お花、好きですか?って聞いた時、どこの国かを問わず、きっと、人類のほぼ全員が「もちろんだよ」って言うと思います。

綺麗ですしね。
素敵ですしね。

もちろん、インドの皆様もお花は大好きです。

でも、所変わればお花の使い方も変わるのでして。
今回は一風変わったインドの方々のお花の使い方を紹介してみたいと思います。

■お花は基本的には神様のため
日本ではお花は私達が楽しむために使いますよね。
家の中で生け花にしたり、花壇を作ったり、また、花束を作ったりして楽しみますよね。

でも、インドではお花は、推定8割位が宗教用途で使われています。
ゴアではキュートな牛の神様ナンディンちゃんに花の首飾りが飾られ。


コインバトールではガネーシャ神に花の首飾りがかけられています


きれいなお花を神様に捧げるのは彼らの日常です。

■ 葉っぱをちぎってお花を水盆に
インドに行くとちょっとよさげなホテルや結婚式場それから神様の前には水盆が、丘のお花をちぎった水盆が置かれていることがあります。とてもキレイなので、ついつい撮影しちゃうんですよね。

こちらはケララのアーユルヴェーダリゾートで見つけた色のコーディネイトまでバッチリされた花水盆です。


こちらはジャイプールのブティックホテルのお庭にあったマリーゴールドを使った水盆。


大きな手の込んだ花水盆もいいですが、店先の小さな花水盆も素敵です。


花水盆を作るには、まずお花をいっぱい集めてきて一つ一つの花びらを手でちぎります。


そして、ちぎった花びらを水盆の上にひらひらと撒くだけ。
それだけでとっても素敵な水盆が出来上がりますが、色のセンス、配置のセンスで出来上がりが大きく変わります。

水盆の寿命はお花に水が接しているので意外と長く、3日から1週間ぐらいはもつみたいです。
日本でもお花がふんだんに使えたら花水盆を作ってみたいところですね。

■首ちょんぱにして売れられます
インドでは多くの花は、茎を取り、花だけにされて販売されます。

最初、「え! 首ちょんぱにするの?」とビックリしたのですが。
インド人にとっては「花の美しいところだけを使う」ということで、当然のようです。

南インド、タミル・ナードゥ州ポンディシェリの花屋さん。花だけを売っているのがわかりますでしょうか。茎を切って花だけにしちゃったら、あっという間にしおれてしまうような気もするのですが…それでも良いのでしょう。


ポンディシェリの花市場からもう一枚。赤いバラ、黄色とオレンジはマリーゴールド、白はジャスミン。色を上手に使い分けてビビッドな花飾りを作り販売していました。


北インド、ラジャスタン州プシュカルの花屋さん。プシュカル名産のダマスクローズの花に糸を通して首飾りを作って売っていました。


西部インド、マハラシュトラ州スーラットの花屋さん。これでもか!という量のマリーゴールドを売っていました。


南インド、タミル・ナードゥ州コインバトールの花屋さん。ここでもまた、花は花だけで販売されています。


北インド、南インド、西インド。色々な地域の花屋さんを見てきましたが、どこに行ってもインドにおいては花は花びら、もしくは花本体だけで販売されるものです。

■マリーゴールドが大好き
インドでは神様に捧げる花として、マリーゴールドがことさら好まれているようです。マリーゴールドの花の部分だけを摘み、真ん中の部分に糸を通して首輪を作ります。

こちらはムンバイの紙屋さんチマンラルス社の入り口。マリーゴールドで、シンプルかつ素敵にデコレーションされていました。


バラナシの結婚式では、マリーゴールドがタペストリーとして使用されていました。一体全体このデコレーションだけで何本のマリーゴールドが使われているのでしょうか。インドでは時に、あまりにも贅沢にマリーゴールドの花が使われるので、心からびっくりしてしまいます。


バラナシのガートでは、たまにマリーゴールドだけを山のように積んだマリーゴールド船がやってきます。この黄色いのは全部マリーゴールド!! どんだけあるんだろう…と思ってしまいます。


■ジャスミンの花飾りが素敵
南インドでは、フレッシュなジャスミンの花飾りを髪に飾って、日々のおしゃれにしています。

市場ではおじちゃんが、ときにおばちゃんが、一つ一つ、手でジャスミンの花飾りを作っています。


フレッシュなジャスミンのお花の部分だけを交互に編み込んで、とってもきれいに作るんですよ。


このジャスミンの花飾りはお団子にした髪の毛に編み込むと、とってもいい香りがします。

■花束を見かけない
インドに来て不思議に思うのが、日本のような花束を見かけないことです。

花束は日本だけではなく基本的には全世界共通のものとして私たちは思ってるような気がします。アメリカの映画を見ても、ヨーロッパの映画を見ても、私たちと同じように花束を作り、愛している相手に渡しているシーンがありますよね。

でもなぜかインドには花束があまりありません。

結婚式で花束を渡してるところを数回、目にしたことがありますので、ない訳ではないと思われますが。でもインドで見かけるお花の99%は、やっぱり首チョンパ。

インドと日本。インドと西洋世界。

だんだんインドが綺麗になって、西洋世界に近づいてきたように思いますが、やはりインドはインド、不思議な文化の国なのでした。

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