みんな元気で楽しそう!! ムスリムが集まるムンバイのマスジッドエリアを歩く
目次
■どんどん近代化するムンバイ
今回のブログは、古い建物がどんどん取り壊され、鉛筆のように細長い高層ビルがニョキニョキと増えていくムンバイが舞台です。ムンバイはインド西部の港町。天然の良港として古くから英国の居留地として古くから栄えてきた商都で、地図を見ると、ヨーロッパからの船が到着しやすい立地だということがわかりますね。
ティラキタ買付班にとってのムンバイの印象は「変わり続ける都市」で、昔も今も、ムンバイのあちこちで工事が進み、街はどんどん変わっていきます。
こちらでは空港からタージ・マハルホテルまでを結ぶメトロの新線が建築中。
どんどん近代化していくムンバイは活気があってとてもいいのてすが、リノベーションされ、新しい建物だらけになり、古き良きインドが失われていく現状に一抹の寂しさを感じるのはきっと僕たちだけではないはずです。
■ようこそ猥雑さと人間臭さが支配するマスジッドエリアへ
そんな中、旅に異世界の香りを求める旅行者たちの心を癒してくれるのが、マスジッドエリアです。マスジッドはムンバイの下町であって、東京で言うと、御徒町やアメ横みたいなポジショニングでしょうか。ムンバイの中心に位置し、世界遺産で有名なチャトラパティシヴァージーターミナス駅から一駅だけというのもアメ横っぽいですね。アメ横って、人がぎゅうぎゅうで、異国感もあって面白いですよね。あれが30倍くらい濃縮された感じなのがマスジッドです。
それでは猥雑さと人間臭さと、笑顔が満ち溢れるマスジッドを案内してみましょう。
■マスジッドはマーケットエリア
マスジッドは古くからムンバイ市民の市場として栄えてきました。ここには布マーケットである マンガルダスマーケット、宝飾品マーケットであるザベリバザールなどがあり、日用品を買い求める人でごった返します。特に日曜日などは人が多すぎて歩けないほどです。道は狭く、あまり区画化されていない地区に、商店も人も集まって来ます。
■路上で殺される羊たち
ムンバイのマスジットエリアの一番の見どころ?と言えるのが、路上の屠殺現場でしょうか。てくてく路上を引き連れて歩いて行く羊たちの後ろをついていくと、彼らが屠殺される一角があります。さすがにそのままだとあまりにもあからさますぎると思うのでしょう。屠殺する場所は布の後ろであったり、家の影だったりするのですが。とは言うものの、道からひょいっと入れる所に、そんな場所があったりします。
屠殺された後はあっという間にバラバラに分解されて肉屋の店頭に並びます。頭は頭でごろりと並び、気管がついた肺がそのまま鈎にぶら下がり。
日本でお肉はパックに入ってそのまま並んでいて、そこに動物がいたとか、命をもらっているとがわからないようにオブラートに包まれていますが。
ここでは全てがあからさま。
お肉を食べるとは、命を頂いてる事なのだと素直に理解できる光景です。
肉屋って、昔はこうだったんだろうし、これが当たり前なんだろうな…って思ったりしま紀元前からそのまま続いているであろういわゆる肉屋の原形がここにあります。
■狭小店舗たち
ムンバイはとにかく人が多く、土地がないので土地が貴重品です。だからとにかく場所さえあれば、どんなに狭くても、どこでも商売を始めます。マーケットを歩くと、自分の座るところしかないお店が道端に並んでいて、中にはお店に入っちゃってる人もいますよ。でもみんな頑張って一生懸命商売しています。みんな元気です!
■みんな好奇心旺盛♪♪
ムンバイのマスジットエリアは、ツーリストがほとんど来ないので、道を歩いていると、みんなが僕らに興味津々♪♪お前はどこから来た?
なんのために来た?
インドで何をしてるんだとよく聞かれます♪♪
インド人ってば、人懐っこくって、面白く、愛すべき人たちです♪♪
■おしゃれなインドに飽きたとき
ここ最近、インドがどんどん綺麗になって、おしゃれになって。それはそれで居心地がいいし、楽しくて良いのですが。でもやっぱりせっかく海外に出るのだから猥雑な感じとか、中東感が欲しかったりもしますよね。
そんな時に行ってみると、きっといいと思いますよ。