まだまだ昭和健在! 飲まされ放題なベトナムの酒文化

2026年10月27日 旅行記 , , ,

■ベトナムは飲まされ放題!
ベトナムという国は、とにかく酒を飲ませる国である。そしてタバコを吸わせる国でもある。

昔、ベトナムに仕入れに来ていた頃は、それはもう大変だった。取引先の人たちと食事に行くと、次から次へとお酒が出てきて、飲んでも飲んでも終わらない。「もう飲めません~」なんて言っても、そんなのは全然通用しないのである。

2015年にベトナムを訪問した時は本当にヒドかった。

・イッキをする。しかも頻繁にする
・飲めないとか言わせない
・ドライバーも飲む
・たばこをやめた人にもたばこを強要
・ゴミは机の下に投げる
・楽しいからって毎日飲み会をする

日本では完全に禁止された行為が、フルコースで出てくるベトナムだった。



あれからずいぶんと時間が経った。日本も昭和から平成、そして令和になり、お酒を無理に勧めるなんてことは、すっかりご法度になってしまった。ベトナムだって経済成長著しい国である。街には高層ビルが建ち並び、若者たちはスマホを片手にバイクを乗り回している。

さすがに、あの頃のような飲ませまくり文化はなくなったんだろうな~と思っていたのだが。

全然そんなことはなかった!!



■合言葉はモ・ハイ・バー・ヨー!
ベトナムでお酒を飲むと、必ずと言っていいほど聞こえてくる掛け声がある。

モ・ハイ・バー・ヨー!!

ベトナム語で「1、2、3、乾杯!」という意味なのだが、この掛け声が始まると、もう大変である。

みんなでグラスを掲げて、ヨー!!

そして飲む。

しばらくすると、また誰かがグラスを持ち上げて、モ・ハイ・バー・ヨー!!

また飲む。

これが延々と続くのである。



■取引先の息子さんは19歳
さて、今回のベトナム仕入れでは、ハノイの取引先であるタイさんにお世話になった。タイさんは長年お付き合いのある取引先のおじさんで、最近は少しずつ息子さんに仕事を譲っていきたいらしい。息子さんの名前はファットくん。なかなか気の利く、感じのいい青年である。

ファットくんって、いくつなの?

19歳だよ

へぇ~、19歳かぁ。じゃあ、まだお酒もタバコも無理だね

は? 何言ってるの? 当然、両方やるでしょ!

えっ!? いやいや、さすがにそれはちょっと……

いやいや、全然問題ないよ!

なんて話をしていたら。

ファットくん、親父さんの目の前で普通に酒を飲むわ、タバコを吸うわ!!



えええええ~~!!

いやいや、まだ未成年だよ!!

日本だったら大騒ぎになりそうな光景なのだが、タイさんはまったく気にしていない。ファットくんも、別に隠れてやっているわけではない。ごくごく普通のこととして、ビールを飲み、タバコを吸っているのである。

いやぁ、ベトナムって自由だなぁ

これがベトナムなんですねぇ

ちなみにベトナムの喫煙、飲酒可能年齢は18歳からだそうです。19歳は特に問題ないのですね。

■ホーチミンでも飲まされ放題!
もっとも、これはタイさん一家が特別なのかもしれない。そんなことを思っていたのだが、今回、ファットくんに付き合ってもらってホーチミンへ行った時に、そうではないことが判明した。

深夜、屋台で食事をしていた時のことである。

このアヒルの卵、うまいんだよ!

と勧められたのは、孵化しかけたアヒルの卵。ベトナムではホビロンと呼ばれる、なかなか強烈な見た目の食べ物である。最初はそんな食べ物の話をしていたのだが、いつの間にかお酒の話になった。

ベトナムでは、この30度の酒が一番うまいんだ!

おお、そうなんだ~

さあ、飲め飲め!

いや、僕はそんなに……

ヨー!!

ヨー!!

まだ会ったばっかりなんだけど!? 見知らぬ人から突然お酒を勧められるって凄いなーー!!

そんなことはお構いなしに、どんどんグラスにお酒が注がれていく。飲むと、また注がれる。

いやぁ、やっぱりベトナムだよなぁ~~





■19歳なんて、全然関係ない!
さて、そこで気になったのが、19歳のファットくんである。

さすがに若いし、みんな多少は遠慮するんじゃないかなと思って見ていたら。

全然そんなことはなかった。

普通に飲んでいる。
普通にタバコも吸っている。

そして周りのおじさんたちも、ファットくんが19歳だからといって、まったく手加減する様子がない。

お前も飲め飲め!

ヨー!!

どんどんお酒を勧められるファットくん。

そして、ファットくんも普通に飲む。さらにはタバコまで差し出される始末。

お前、飲めるんだったら飲め! 吸えるんだったら吸え!

そんな感じなのである。

いやいやいや、ベトナムすごいな~~!!

■日本の昭和がここにあった
日本では、今やお酒を無理に勧めること自体が、あまりよろしくない行為になっている。ましてや19歳に酒やタバコを勧めるなんて、まず考えられない。

でも、ここベトナムでは、そんな日本の常識なんてまったく関係ないのである。思い返してみれば、昔の日本もこんな感じだったような気がする。飲み会に行けば、先輩からどんどん酒を注がれて、飲め飲めと勧められる。

飲めば褒められ、飲まなければもう一杯勧められる。

そんな昭和の飲み会文化が、ベトナムではまだまだ現役なのだ。いや、昭和以上かもしれない。



■若い国のエネルギー
それにしても、ベトナムの人たちは本当に元気である。若い人も、おじさんも、みんなよく食べ、よく飲み、よく笑う。初めて会った人でも、酒を酌み交わせばあっという間に仲間になってしまう。

そこにある人懐っこさというか、遠慮のなさというか、勢いというか。日本ではだんだん見かけなくなってきた、何とも言えない熱気がアジアだ。

社会全体が若くて、これからどんどん豊かになっていくぞ!というエネルギーに満ちている国だから、こんな感じなのだろうか。

日本がまだ若かった昭和の時代も、きっとこんな空気だったんだろうなぁ。
アジア良いなぁ
好きだなぁ

■気に入ったらシェアしよう!

Comments are closed.

インド雑貨・アジアン雑貨・民族楽器- ティラキタのブログです。僕たちが大好きな面白インド&アジアを楽しく紹介しています

BLOG内から検索

今日の新入荷商品

今日のセールをピックアップ


今日人気の記事

人気の記事-過去半年