走る哲学 – 南インドのバスには、なぜ面白い言葉が書いてあるのか?

目次
- 1 ■インドの南を旅行中♪
- 2 ■一緒に作った思い出は一生もの
- 3 ■欲しいものはすべて恐怖の向こう側にある
- 4 ■希望を持ち続けよう
- 5 ■俺に関わると、痛い目を見るぜ!!
- 6 ■過去から学び 今日を生き 明日へ希望をもつ
- 7 ■言葉を超えた美しさ
- 8 ■お前のペースで お前のレースを走れ
- 9 ■主よ、あなたと共に進みます。あなたがいれば安全です。
- 10 ■未来の伝説が誕生する…
- 11 ■旅がまた新たに感じられるようになりました
- 12 ■目的地を超えて旅する
- 13 ■人生はレースではないが 追い求め続ける!!
- 14 ■振り返るな。それはお前の道ではない
- 15 ■チャンスは自分で作り出せ!!
- 16 ■王が帰ってきた
- 17 ■人生は驚きと奇跡に満ちている
- 18 ■そして、今日もバスを見る
■インドの南を旅行中♪
今、南インドのケララ州を、コチから北へ向かって移動しています。海沿いの町を抜けたり、椰子の木が並ぶ道を走ったりしながら移動しているのですが、今回ずっと気になっているものがあります。それが、バスです。
いや、正確には「バスに書いてある言葉」ですね。
ケララを走っていると、プライベートバスの車体にいろいろな文字が書いてあって、それがバスの名前だったり、英語の格言だったり、妙に意味深な言葉だったりします。
例えばこれ「EVERY STOP IS A BEGINNING」
直訳すると、「全ての停止は始まりである」になるでしょうか。
長い人生の中で、人間は毎日進み続けるわけではなく、時として立ち止まり、ゆっくりと休憩することがあるかと思います。全ての休憩は、何かの始まりなのだ!という力強いメッセージは、バスのドライバーだけではなく、このバスに乗るすべての人への応援歌であるようにも思えます。

「なんか変だな?」と感覚の端っこに刺さってから、バスを注意して眺めていると、そこには面白い世界が広がっていました。
たまに「え? なんでその言葉をバスに書こうと思ったの?」というものまで出てきて、これが見始めるとなかなか面白いのです。
バスは単なる移動手段ではなく、「自分のバスをどう見せるか」というところまで含めてひとつの文化になっているわけです。日本で路線バスを見ても、普通は会社名と行き先くらいしか気にしませんが、ケララでは一台ごとに個性があります。
■一緒に作った思い出は一生もの
「MEMORIES MADE TOGETHER LAST A LIFETIME IT」とは、「一緒に作った思い出は一生もの」という意味ですね。
一緒にバスに乗って、楽しい思い出をつくろうよ!って誘ってるのかな?

■欲しいものはすべて恐怖の向こう側にある
「EVERYTHING YOU WANT IS ON THE OTHER SIDE OF FEAR」とは、「欲しいものはすべて恐怖の向こう側にある」という意味の言葉です。
なんだか、カッコいい事言うなぁ
毎日のバスのクセになぁ…

■希望を持ち続けよう
「STAY HOPE FUL」とは「希望を持ち続けよう」という意味。
毎日、街の中を走っているバスに「希望を持ち続けよう」って書いてあったら、なんだかちょっと暑苦しいような気が…

■俺に関わると、痛い目を見るぜ!!
「Don’t mess with me」 は、「なめるなよ」「ふざけるな」「ちょっかいを出すな」という意味の英語表現なんだそうです。このバスで、初めて知りました(笑)
なんかちょっとヤンキーみたいなニュアンスなのかな?
男臭いニュアンスなのかな?
俺に触ると恋するぜ!って訳したらいいのかな?

■過去から学び 今日を生き 明日へ希望をもつ
「LEARN FROM YESTERDAY, LIVE FOR TODAY, HOPE FOR TOMORROW」は物理学者アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)の言葉とされる有名な名言なんだそう。
アインシュタインがインドに!!

■言葉を超えた美しさ
「BEAUTY BEYOND WORDS」とは、言葉を超えた美しさとの意味。
■お前のペースで お前のレースを走れ
「RUN YOUR OWN RACE AT YOUR OWN PACE」とは、「自分のペースで、自分自身のレースを走ろう」という意味ですね。実は、ケララ州のバスってば、凄まじい暴走バスなんです。クラクション、あおり運転上等で、日本だったら一発で免許停止になるトンデモ運転が普通のものとしてまかり通っています。
例えて言うならば…大きなゾウが逆上して、走り出し、小さな動物たちを蹴散らすイメージでしょうか。
あまりに面白かったので、あおり運転をする暴走バスの動画作りました♪
ケララのバスの暴走ぷりったら凄いんだよ!!
お前のペースで お前のレースを走れって書かれても、恐怖でしかないなぁ…

■主よ、あなたと共に進みます。あなたがいれば安全です。
ケララ州は、保守的なヒンドゥー教の地として知られていますが、イスラム教徒、キリスト教徒の人口も割と多いのです。「LORD I GO WITH YOU. I AM SAFE WITH YOU.」とはキリスト教徒が多いケララらしいスローガン。
神への深い信仰、信頼、そしてすべてを委ねる心を表した、とても美しい言葉です。神が常に隣にいてくださるという確信を持って一歩を踏み出すとき、心に深い平安と、超自然的な守りがもたらされます。
「あなたがいれば安全です」という宣言は、聖書に書かれている普遍的な真理を映し出しているのだそう。私たちは人生のどんな不安の中でも、決して一人で歩んでいるわけではないことを思い出させてくれます。
バスの運転手がクリスチャンなんだね

■未来の伝説が誕生する…
未来の伝説が誕生する、毎日の路線バス!!
カッコいいかも…

■旅がまた新たに感じられるようになりました
「NOW TRAVELING FEELS NEW AGAIN」とは「旅がまた新たに感じられるようになりました」の意味。
やっとこバスらしい感じのがでてきたぞ

■目的地を超えて旅する
「TRAVEL BEYOND DESTINATIONS」とは「目的地を超えて旅する」と言う意味。
いやいや、ちゃんと目的地で降ろしてください!!
インドのバスにこれが書いてあったら、だいぶ不安になりますね…

■人生はレースではないが 追い求め続ける!!
「LIFE IS NOT A RACE, BUT WE STILL CONTINUE THE CHASE」とは、「人生は競争(レース)ではないが、それでも私たちは追い求め(チェイス)続ける」という意味の、人生や挑戦に対する哲学的なメッセージを表しています。
毎日、常習犯のように暴走する言い訳にしか思えない…

■振り返るな。それはお前の道ではない
「DON'T LOOK BACK, YOU'RE NOT GOING THAT WAY」とは「振り返るな。それはお前の道ではない」と言う意味。
■チャンスは自分で作り出せ!!
「OPPORTUNITIES DON'T HAPPEN. YOU CREATE THEM.」とは、「チャンスは来るものではなく、自分で作り出すものだ」という意味。
■王が帰ってきた
「King is back to action」を訳すと「王が帰ってきた」になるでしょうか
■人生は驚きと奇跡に満ちている
毎日乗るバスにこれが書かれていたら、深層意識に染み込んで、本当に人生が驚きと奇跡に溢れた人生になるかもなぁ…
なんだかとってもインドらしい!!

■そして、今日もバスを見る
そんなことを考えながら、今日もケララの道路を北へ向かっています。向こうから派手なバスがやってくる。大きな文字が書いてある。英語なのは分かるけれど、なぜそれを選んだのかはよく分からない。
すると、つい見てしまいます。
「今度は何て書いてあるんだ?」
だんだん、バスなのにちょっとした美術作品を見るような気分になってきました。
もしかすると、ケララ中のバスに書かれている言葉を全部集めてみたら、その中にはケララの人たちの人生観やユーモア、宗教観、映画文化、若者文化など、いろいろなものが見えてくるのかもしれませんね。
言ってみれば、走る哲学です。
次にケララへ来るときには、バスの写真だけを撮りながら旅してみても面白そう。
車体に書かれた言葉を一つずつ集めてバスの運転手に聞いてみたいかも
たぶん、ですけど…
バスを眺めているだけでは分からない、かなり面白い話が聴けるのではないでしょうか






































