ナウシカの工房都市ペジテを彷彿とさせる金属工芸の街モラダバード


■金属工芸の町モラダバード
ティラキタ買付班、長いこと噂に聞いていた北インド、ウッタール・プラデーシュの金属工芸の町モラダバードを訪問してきました。

モラダバードは、デリーから200kmの所にある街で、昔は畑の中の田舎道をゴトゴト行ったのでしょうが、今はデリーから高速道路が通っていて、車で走ればあっという間に到着します。地図で見ても、デリーからはそんなに遠くないですね。



インドって田舎に行くとなかなか味わい深いものが出現してくる国です。今回も車で走っていたら、なんとも味わい深い積みすぎトラクターを発見!! これ、積みすぎだろー!!! いやぁ、インドって面白いなぁ。



インドってば、州によって雰囲気が全く異なります。州によって経済の発展レベルや、生活の習慣も異なりますし、食べるものも違ったりします。ウッタール・プラデーシュはデリーの横の州ですが、他の州と比較すると、雑然としていて、あまり整理整頓されてない印象の州です。

インド人に聞くと、

ウッタールプラデーシュは大きすぎるんだよ。昔、ウッタラカンド州もウッタールプラデーシュ州の一部だったんだけど、独立したら経済発展しただろう? ウッタールプラデーシュ州は3つに分割されるべきなんだ

とか、

ウッタールプラデーシュは汚職がひどいんだよ。警官は貧乏人を持っている棒で叩くし、やりたい放題なんだよ

とか、言いたい放題言います。本当かどうかは知りませんが、まぁ、インド人がそう言う事をよく言うのです。

デリーを出発してから3時間経過し、かつて聞いたそんなことを思い出しながら、モラダバード市内に入ったティラキタ買付班の目の前に待ってたのは、廃墟を思わせる光景でした。



写真だけ見ると、完全に空爆直後の街ですが、どうやら道を拡張して新しく街を作り直してるところなんだそうです。これだけの大きな工事だと、完全に通行止めにして一気に工事を進めた方がいいと思うのですが、生活しながら工事を進めてるので、街は埃っぽくなり、全然進まない感じです。

■ホテルはオーバーブッキング
そして、この顛末は「予約した部屋に泊まれない!? インドでブッキングサイトが信用できない問題について」にも書いたのですが、ティラキタ買付班、結局、予約したホテルには泊まれず、何件か探して、フロントのインテリアがイイ感じのホテルにチェックイン♪♪♪



街もホテルも色々あったけど、トラブルに巻き込まれる度に、あぁインドだなと思いますぅぅぅぅ…


百戦錬磨のティラキタ買付班もちょとへこたれ気味です。

■街はごみごみ大渋滞
さて、気を取り直して、マーケットに行ってみます!!

マーケットの中はサイクルリクシャーと、電気リキシャと、人と、違法に改造されたバイクと、牛車が全て混じり合って完全にぐちゃぐちゃの状態になっていました。あまりにも混沌としすぎていて、歩くのもままならない感じです。



でも足元には、素敵な金属の釘が転がっていたりして、金属工芸の町に来たんだな!と俄然、気分が盛り上がります。

混沌としか言いようのない、ごちゃごちゃ通りには、やってきた目的であるインド食器や、金属の工芸品たちが並んでいました。モラダバードには、バルタンマーケット=いわゆる食器マーケットというのが存在しまして、それを見るのも目的の一つでした。



ちなみにインドの旧市街地って、なんだか雰囲気のある感じです。どこの街に行っても、街の作り自体はムガル帝国時代から変わらないんだろうなぁ…と思われる、雰囲気がありまくる街並みが続きます。



素敵な風合いの銅食器屋さんに聞いてみると、ちょっと遠くの町からわざわざ買いに来るお客さんが多いとのことでした。



■モラダバードでビリヤニ
モラダバードはムガール帝国時代から続くムスリムの街です。なので街のいたるところでムスリムの香りがします。街に何軒かあるビリヤニ屋さんの一つを訪問しました。ビリヤニって、今でこそインド全土で食べられていますが。もともとムスリム系の料理だと思うんですよね。

ちなみにインドでビリヤニ屋さんを発見するのはとっても簡単です。ビリヤニ屋さんの前には、丸い大きな鍋があって、その中にビリヤニが入っているのです。

ちょっと中を開けて見せてよと言うと、匂いを嗅ぐこともできますよ。匂いを嗅がせてもらってから決めようといつも思うのですが、あまりにも芳醇なスパイスの匂いにやられ、あっという間にお店に入ってしまうのが難点ですけどね。



モラダバードのビリヤニは、自分たちが知っているカレーとバスマティライスを層にして炊くタイプのビリヤニではなく、茶色のグレービーソースがない、ホワイトタイプでした。グレービーソースがなくて、さっぱりした感じで非常に良かったのですが。ビリヤニにも色々な種類があるんだな、ビリヤニはこれだ!って決めると間違いの元なんだなと改めて思った次第です。



■食器を作っている工房を発見
インドの旧市街の奥の方に入っていくのは、まるで迷宮を探検しているみたいで面白いものです。

モラダバードで路地の奥に入って行ったら、ステンレス食器工房に行き当たりました。ここの工房ではステンレス食器を作っていて、製品をきれいにパッキングしてる所だそうです。



にこやかに手を振ってくれているこの人たちがパッキングしていて。



その横ではボールにハンドルをリベットでつけて鍋にしてる人がいました。ボールにセンターポンチで穴を開け、そこにリベットを入れてコンコンと叩くと、あら不思議!! もうハンドルがついた鍋の出来上がり!! こんな簡単でいいのか〜〜。



■街のいたるところに工房が
街をウロウロして、出会った人に

モラダバードに工房を見に来たんだよ。どこか知っている所を案内して欲しいな

と言うとみんな喜んで工房に案内してくれます。インド人ってみんなオープンと言うか、壁がぜんぜんないんですよね。インド人のそう言うところ、とても大好きです♪♪

モラダバードでは、街の様々なところで、トンテンカンテンと槌の音が聞こえます。噂に聞いたとおり、モラダバードは確かに金属工芸の街なのでした。



家の中に入れば、手動プレス機で金属をプレスしている人がいて。ガスでハンダ付けをする人もいたり。まるでナウシカに出てきた工房都市のようでした。



ここの町では一つの仕事が入ると各家で分散して作るのだそうで。みんながみんな何かしらの仕事をしているのだそうですよ。








ナウシカは中央アジアをモチーフとしている場所もあるし、きっとペジテってこんな所だったんだろうなぁ

と思うモラダバード訪問でした。
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