出汁の味のスパイスカレーが旨い! 魚をたっぷり使ったスリランカカレーについて



■スリランカは美味しい♪
「スリランカの食事って、南インドと同じ様な感じなのかな?」
と思いながら初訪問したのですが、

待っていたのは魚の旨味がたっぷり入ったライスアンドカレーでした。
「インドとはぜんぜん違う!! そして美味しい!!」とびっくり!!

今回は、出汁味がしてスパイスの香るスリランカの料理をレポートしてみたいと思います。

こちらが代表的なスリランカの食事、ライス&カレーです。バナナの葉っぱの上に、ご飯をどっさりと載せて、メインとなるカレーをかけ、後は色々な付け合せを入れて、一皿が出来上がります。





■魚! 魚!! 魚!!!
スリランカのカレーと言えば出汁の味。そして魚の味なので、まずはスリランカ人がどれだけ魚を愛しているか、魚に溢れているかを紹介したいと思います。

こちらはスリランカの国際空港からほど近い街ネゴンボの魚市場。とっても活気があるだけでなく、大きな魚が並んでいます。




フレッシュなカツオがたくさん。ん? マグロかな? カツオかな? どっちだろ


市場の至る所で大きな魚が売られています。シイラかな?


たくさんの種類の魚が売られていて、どの魚も大きいのが印象的でした。



■世界最大の干物工場
そして、ネゴンボ魚市場を出ると、そこには世界最大だと思われる干物の製造所がありました。とにかく見渡す限り、干物、干物、干物、干物、干物、干物、干物…。



延々と干物、干物、干物、干物…!!!!!



右を向いても干物!!
左を向いても干物!!!




凄え!! そして、スリランカ人ってこんなにお魚を食べるんですねぇ。私達もお魚が好きですが、スリランカ人たちの魚好きは、負けてない気がしました。



■乾物屋さんを訪問
次は、ちょっと内陸に行ったキャンディと言う街の乾物屋さんを訪問してみました。スリランカの市場には必ず何軒も乾物屋さんがあり、色々な種類の干物が売られています。



干物と言っても、日本のように焼いて食べる感じではなく、もっとカチカチに乾燥している感じでした。南国の暑い気候でも腐らない保存食として作られている伝統食と言う感じです。



スリランカには日本の鰹節のような、モルジブフィッシュという乾物もあります。実際に手に取ってみましたが、まんま、鰹節でした。日本の鰹節よりは見た目が悪いですが、味も香りもそのままでした。



■やっぱり 手で食べる
そして、スリランカ人の食べるところを見てみると…やっぱりインドと同じ様に手で食べていました。

「手で食べたほうが断然美味しいよね!」とのことですよ。



■持ち帰りが可能である
どのレストランでも基本的に「持ち帰りが可能である」のは嬉しかったです。持ち帰り用のパーセルが必ず用意してあって、頼むと、その中に入れて持ち帰らせてくれます。

レストランでアルコールが出てくる国ではないので、「飲みながら食べたい」となると、持ち帰ってホテルでってなってしまいますからね。持ち帰りできるのは本当にありがたかったです。



■レストランには料理が入ったクレイポットが置いてある
ライス&カレーを出してくれるレストランを探すのはとっても簡単♪
素焼きのクレーポットが並んでいるお店を探せばいいのです。



このクレーポットの中には、チキンカレー、ビーフカレー、フォッシュカレー、ココナッツサンボルなど、作り置きしてある色々な料理が入っています。料理の名前が分からなくても、これと、これと、これが欲しいと指で挿せばOKでした!!!



出会った中で一番美味しかったのはマンゴーのカレーかなぁ。
青いマンゴーの酸味とスパイスが混じり合った絶妙なお味をしていましたよ。

■魚の旨みのスリランカ
インドとスリランカって、本当に近いんですよね。南インドのラーメシュワラムからは、スリランカが見えるといいますし、地図を見てみると、「昔はひと続きの大陸だったのかなぁ…」と思わざるを得ない地形をしています。

その地理的条件から、スリランカとインドの関係は深く、遥か紀元前から交流があったり、仏教やアーユルヴェーダが伝来したりと、両国は文化的にも密接な関係にあります。

日本やベトナム、タイが醤油・魚醤文化圏だとすると、インド、ネパール、パキスタン、スリランカはスパイス文化圏です。インドとパキスタンは元々同じ国だったので料理はたいへん似ていますし、ネパールもインドと地続きなので、やっぱり似ています。

訪問するまでは、インドに近いので、インド料理に似たものが出てくるのかな?と思っていたんですが。
全く異なっていて、スリランカにはスリランカの独自の食文化が存在していました。

コリアンダーやクミン、チリなどのスパイスを多用することはインドと同じなのですが、スリランカでは、そこに魚や肉の旨味をプラスしてくるんです。スリランカカレーは、ダシの味と、スパイスの味が高次元で出会う素晴らしさがありました。

スパイスの味わいに、魚の旨味って、日本人的には最強!!!

チキンやビーフ、そして豚などが普通に食べられているのもインドと違うところ。



海老もふんだんに使われていました。



これは美味しいよねぇ…もっと研究したいよねぇ…
といいながらの帰国になりました。

これから、無事にスリランカとお仕事が始まれば、何回も訪問できるのですが。
スリランカとお仕事、始められるといいな♪
■気に入ったらシェアしよう!

Comments are closed.

インド雑貨・アジアン雑貨・民族楽器- ティラキタのブログです。僕たちが大好きな面白インド&アジアを楽しく紹介しています

BLOG内から検索

今日の新入荷商品

今日のセールをピックアップ


今日人気の記事

人気の記事-全期間