3000年前から変わらぬインド コナーラクの太陽寺院と石像を作る人々を訪問する

■3000年前から変わらぬインドを訪問する
ティラキタ買付班、今回はインドの東にて、3000年前から変わらぬインドを見つけてきました。今回訪問したのは、地図ではここの地域です。コルカタからほど近いオディシャ州です。
ここ最近、経済成長が著しく、日本の企業の海外展開先として脚光を浴びるインドですが、広くて複雑なインドのこと、まだまだインドには昔のままのインドが残っています。

■まずは世界遺産を見に行くぞ!
僕、インドの建築が好きなんだよ
え? 建築ですか? 建築の何が面白いんですか? そんな面白そうな気はしませんけど??
いやいやいやいや。建築こそ人類のものづくりの集大成!! その中でもインドの建築は見るべきものが多いんだよ
そうなんですか?
こないだはねコナーラクにある太陽寺院を見に行ったんだけど…これが全部人の手だけで作られているとか!! 本当に信じられないよ

コナーラクの太陽寺院は、インド東部オディシャ州コナーラクにある、太陽神スーリヤを祀ったヒンドゥー寺院です。13世紀に東ガンガ朝の王ナラシンハデーヴァ1世によって建てられたとされ、巨大な石造建築で知られていて。インドにある世界遺産の一つです。一言でいうと、太陽神の力と宇宙の秩序を、巨大な石の戦車として表現したインド中世建築の名作です。
この建築の最大の特徴は、寺院全体が太陽神の戦車をかたどっていることなんだそうな
建物の側面に大きな車輪が彫られ、7頭の馬が太陽の戦車を引く姿を表していて。また、この車輪は時間や宇宙の運行をも象徴しているんだって
有名な遺跡ですので、インド各地からの観光客がたくさんいました。
DIYで家を作ったから、ちょっとだけわかるけど。建築って、凄く難しいよ。難しいからこそ面白いし、素晴らしい建築には、各時代の天才が関わってるって思うんだ
ちなみにこちらがDIYでつくったおうちです。日本とインドの美を融合させて作りました。
民泊として貸し出しもしております。

そして、話は太陽寺院に戻って。こちらがインド紙幣の5Rsの裏面に印刷されている太陽神の戦車の車輪。精緻な石彫りが詳細に刻まれており、機械も何もない古代の人々がこれをどうやって作ったのであろうか?と唸る素晴らしい建築です。

古来の人々の奔放な性を表すかのような、ちょっとエロチックな石彫りもあります。
古代の人々にとっては子孫繁栄、五穀豊穣こそが大切だったのでしょうね。そして子孫繁栄に繋がる、おおらかな性もまた、聖なるものとして、寺院に描かれるべきモチーフとして選ばれたのでしょう。

凄いな〜。古来の人、こんなのどうやって手で作るんだろう。そして、ここでは石が重要な建築材料として使われて。
建物や神様像が作られてきたんだね!
■石像の工房が現存するインド
太陽寺院を見終わったある日、伝統工芸品を探して、こんな感じの道をどんどん進んでいました。
おや、石像工房があるぞ
ちょっと寄ってみよう
道の左右に石造工房がポツポツとあります。大きなガネーシャやサラスバティ、クリシュナなどが道の左右に立ち、客を待っていまっした。
太陽寺院があるオディシャ州は、どうも古来からだけではなく現在もオディシャは石像で有名な土地であるようです。

どんな風にして作られてるんだろう?

なんと! そこでは太陽寺院が作られたその時のまま、ハンマーとノミだけで石造を作ってる人たちがいるではありませんか!!

紀元前から同じ事をしている人がいる!!!
インド凄え!!
まさに太陽寺院を作っている光景が目の前に展開され、タイムスリップしたかのような感覚を味わいます。ここは現代のはずなのに、目の前の光景はずっと変わらぬインドです。
インドの炎天下の中、のみとハンマーだけで、カツカツコツコツと根気よく石造を作り続ける人々がいました。

見ているとお客さんが来たということでちょっとだけサービスなのか。茶色の炭で跡をつけそこを彫り始めてくれました。

1回ハンマーを打ち下ろすたびに削れ落ちる岩の量はごくわずか。ちょっとずつちょっとずつ、一擲一擲毎に岩は形を変えていきます。

石が足りない所はちょっと継いで作るようでした。

いやいやこれは大変だわ。インドの人たちずっとこれをやり続けてきたのか…
そして、こうやって太陽寺院を作ったのか
インドの暑い熱帯の太陽のもと。人々がコツコツと岩に神の姿を刻み続けるその姿は、石造りの宗教国インドそのものを表しているのかもしれないなと思う訪問でした。








































