一つ一つが全部手作り! 聖都バラナシ近郊の布工房を訪問する

■インドでは何でも手作り♪
ここ最近、AIの発展が凄いですよね。パソコンで出来ることだったら何でもやってくれちゃう様になっています。文章を書くのも、音楽を作るのも、プログラムを組み立てるのも、全部AIです。そして上手!!

このブログは頑張って毎回手で書いているんだけど
実際問題、AIの方が上手に書いたりするんだよなぁ…
本当に頭を使わなくなっていくから、これから人間はどんどんアホになっていくんじゃなかろうか



つい先日、バンスリ奏者の寺原太郎さんが仰られていた事が印象的でした。

AIが知的な行動を全部やってくれて、人間に残されたのは皿洗いだけになりますね。逆だったら良かったのに


このままでは世界が面白くなくなってしまう気がしてなりません…

AIとロボット、自動化。それと資本主義って本当に相性がいいよなぁ。これからは、今まで以上に大企業とデータに管理されるようになるんだろうか

せめて我々は、手作りのものを頑張って紹介していこう!!


そんな思いを持ってインドに行くと、インド人たちが、街中で何でも手でモノを作っていたりして、なんだかホッとします。こちらは先日インスタにアップした動画なのですが、インドのおじさんたちが手でノートを作っているところです。

よく見ていただくと分かるのですが、ノートを作るのに大の男が3人がかりです。しかも1人はみているだけです。

■今回の話の舞台は聖都バラナシです
さて、今回の話の舞台はヒンドゥー教の聖都バラナシです。
地図で言うと、この場所ですね。


ティラキタ的にはバラナシは思い出の多い街です。

バラナシでシタールを勉強していたことがあるんだよ。思い出の土地でもあり、ティラキタ発祥の地でもあるんだ


25年前、まだ何者でもなかった頃。クミコハウスで沈没をして、毎日をゆっくり過ごしていましたっけ。今にも崩れそうな建物が並ぶ小道を散歩するのが大好きでした。ちなみにこちらは2001年のバラナシです。


25年後の同じ場所がこちらです。
落ち着いた聖地だったバラナシが、一大宗教エレクトリカルパレードに進化していました。

ただでさえ多かった観光客の数はとんでもない事になっています。
ゴドーリヤーの交差点は人だらけで歩けなくなり、クミコハウスがなくなり、きれいなブティックホテルになっていました。


そしてあろうことか、バラナシにロープウェイが通る事になるんだそうですよ!
数年後に、こちらのゴンドラがバラナシの街の上を通るとのこと。
悠久の大陸インドもまた、変わり続けているのでした。



■手描き布の制作工程

今日はうちの布工房を紹介するよ

バラナシの市街から車で20分くらい行った所の布の工房を訪問しました。この工房では手描き布、ウッドブロック布、スクリーンプリントと様々な技法を使って布を作り続けているのだとのことです。

バラナシってば、私たちのイメージではガンジス河のヒンドゥー教の大聖地ですよね。でも、実は、人口の3割はイスラム教徒です。そして今回紹介する手作り布や、ガラス製品、金属製品など、多くのものは実はイスラム教徒の作品だったりします。この工房もイスラム教徒の工房でした。

左の男性が案内してくれたアシーシュさん。そして右の男性が工場長さんです。


まずは、手描き布の制作工程を見せてもらいました。部屋の中に入ってみると、大きな部屋の中で筆を持った男性がひとりで働いています。


え? 彼が、ここで布を作っているの?

そうだよ。これはブラシペインティングと言って、職人さんが布に絵を描いていく方法なんだ

私たちが話している間、黙々と布に絵を描き続ける職人さん。

単純だけど、根気がいるねぇ…
時が溶けそうな仕事だな

■ウッドブロック布の制作工程
次に案内してもらったのはウッドブロック布の制作工程です。

ウッドブロック布はジャイプルが有名ですが、ジャイプル以外にもインドの様々な所で作られています。今回紹介するバラナシもそうですし、グジャラート州のアジュラクプール、マディヤ・プラデーシュ州のバグなど、様々な産地があります。

ウッドブロックプリントとは、模様を彫った木版で布地にプリントしていく技法です。


こちらがウッドブロックです。インドの花模様が彫刻されています。


それを延々と押し続けます。

インスタに、ウッドブロック布の印刷工程をアップしてみました。


一枚印刷が終わると、天井に張られている紐に布を引っ掛けて干します。


印刷された布をよく見てみると、一つ一つの印刷は完璧ではありません。でも、手作りならではの味わいがとてもかわいいなと思うのです。


■サリーを作っている所
次に案内してくれたのはサリーを作っている所です。インドのサリーは、全長5から6mほど。サリーに印刷しようと思ったらそれだけの長さの布を広げられる場所が必要です。

部屋の中に入ってみると…。画家のアトリエみたいな光景が出現しました。
絵の具が飛び散っていて、なんだかアーティスティックですね。
毎日頑張って色を作ったり、合わせたりしているうちにこうなったのでしょう。



ここの部屋でも基本的にやることは同じで、まずは長いテーブルの上に布を張ります。
先程はコットンの生成り布でしたが、今回はカラフルなサリーです。



僕の目には完成品のサリーに見えるけど
何でも装飾したがるインドに方々にとっては、まだまだなんだね


テーブルにピンで布を張って…


大きなスクリーンで印刷します。サリーに印刷するところの動画が撮れなかったので、これは同じ工房内のスクリーンプリントの様子です。


そして、印刷し終わったら天井の鉄線に布をかけます。

インドの方々、全部手作りで布を作っているですよね
この現代において、本当に貴重だなぁ…

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インド雑貨・アジアン雑貨・民族楽器- ティラキタのブログです。僕たちが大好きな面白インド&アジアを楽しく紹介しています

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