デリーっ子のストリートフード プリとバトゥーラのこと
今回は、デリーのストリートフードの話です。
安くて手軽で、そして美味しい!!
みんな大好き!! ストリートフード!!
色々なストリートフードがありますが、デリーのストリートフードの中でも一番人気は、プリやバトゥーラと呼ばれる揚げ物です。「どうなってるの?」って言いたくなるほどのこの人ごみが、バトゥーラに豆のカレーをセットにした、チョラ・バトゥーラの人気店での様子です。
このお店が位置している場所の通路の広さは2mくらいしかありません。そこにコンロと、テーブル、大きなお鍋にガスボンベを持ち込んで商売をしています。
市場の中ですから、人はひっきりなしに通ります。頭の上に大きな荷物を載せた人もしばしば通ります。なんなら、荷物を積んだサイクルリクシャも通ります。場所は違いますが、こんな感じです。ここに人気店が出現するイメージ。
雑踏の中で揚げ物もします。人に当たってひっくり返ったらどうするんだろ。そういう事考えないのかな…。ずっと大丈夫だったから、今日も大丈夫なのかな…。
その横で生地も作っています。
そもそも通行するのが難しいところなのに。そこで揚げ物のお店を開いて、人気店になり、多くの人が押し寄せて…インド人たちが押し合い、へし合いして名物のチョラ・バトゥーラを食べています。きっとここでしか食べられない特別の味がするのでしょうねぇ。
■デリー庶民の味プリ
ティラキタ買付け班、インドの首都デリーの街中で大量にプリを作ってる現場に遭遇しました。どうやらイベント用のケータリングの現場の模様です。プリというのは チャパティを油で揚げたもので、 インドの庶民にとても親しまれている食べ物で、インドの食卓で日々、食されています。
デリーでは、生地を揚げた料理がことのほか好まれていて、大きなプリとひよこ豆のカレーを一緒に食べるチョラバトゥーラという料理がデリーっ子のストリートフードとして特に有名ですね。
バトゥーラとプリは、中身がちょっと違うのですが、ほぼ似たようなもの。プリは割とシンプルな印象で、バトゥーラの方はふわふわしてます。なんか工程が違うのかな。
こちらがプリ。ターリーの上に乗っているので他の料理もありますが、真ん中の揚げ物がプリです。
そしてこちらがバトゥーラです。まず、プリよりもバトゥーラのほうが大きいですね。そして食感もよりソフトです。
■イベントではアループリ
毎日の味のプリですが、イベントフードとしては、ポテトのカレーと一緒に食べられるアループリが割と一般的です。アループリは日本で言うと、おにぎり位のポジションなのかな。様々なイベント時に、無料で提供され、多くの人々が群がっているのを、よく目にします。なんでも知りたいティラキタ買付け班、その裏側のキッチンがどうなっているのか、潜入してみました。
場所はデリー旧市街の一角。どれくらい昔からあるのかわからない、ドーム型の通路の中で、アループリが作られていました。普段は通路になっている所を占領して、臨時のキッチンが作られています。
中に入ると、男たち8人が、黙々とプリを作っています。2-300人分ぐらいの料理になるんじゃないかな?と思う程、物凄い勢いで作っています。
作業は手分けして行われており、生地からボールを作る班、ボールを丸く伸ばす班、そして最後に油で揚げる人に分かれ、流れ作業で作られていました。
生地は小麦粉から作られていますが、生地は、既に準備されている模様でした。
生地を棒状に伸ばして、それをプチプチと手でちぎって小さなボールにします。
ボールにした生地を、チャクラベルナと言う、綿棒と板で平たく円形に伸ばしていきます。
伸ばした先から油へゴー!!
大きなお鍋の表面がプリーだらけになる程、どんどん入れて、揚げていきます。 よく見ると、火力は最大火力! 火が上がったりしないのかしら…と思いますが、この火力、なんだか潔いですね。
そしてあっという間にプリーのできあがり〜〜♪♪♪♪ 出来上がったプリは、ダンボールに入れるんだwww 雑だなぁ…www
揚げたてのプリーは、本当に簡単な料理だけど、美味しい料理です。日本でも割と簡単に作れますので、ぜひお試しください。日本のカレーとも合うと思いますよ♪♪♪