予約サイトがアテにならないインドで 問題なく自由旅行するには



■インドでは予約サイトがアテにならない

本当にインドではホテルサイトが使えないよなぁ…

と、ここ最近、しみじみと感じています。

詳しい話は予約した部屋に泊まれない!? インドでブッキングサイトが信用できない問題についてを読んでいただくといいのですが、この話だけでなく、とにかくここ最近のインドでは予約サイトがアテにならないのです。

インド歴が長い友人に聞いてみても、

ここ最近、泊まれないことが多いのよ。昨年1年で5回も門前払いされたよ。ホテルのサブブランドの中でもOYOが一番タチが悪い。他のホテルでもFabとか、Spot Onとかあるけど、チェーンの冠がついているホテルは怪しいと思ったほうがいいよ

とのことで、正直、困った問題です。

予約サイトが使えないわけではありません。一応使えるには使えるんです。でも、インド人の習性として、「目の前の予約を取ってしまう」傾向があるんですよね。実際に夜中の12時に行ってみると、「お前の部屋はない」と言われます。

夜中の12時に街に放り出されても困るよ
しかし、どうやったら、インドで安心して宿を予約できるのだろうか…


と悩んでいたのですが、インドならではの解決方法がありましたので紹介したいと思います。

■インド亜大陸はWhatsApp社会
日本ではLINEが共通のコミュニケーションツールとして使われていますが、インドで使われているのはWhatsAppです。このWhatsApp、LINEがと比較してもいろいろな機能が優れていて、インド亜大陸のコミュニケーションツールのデファクトスタンダードとして不動の地位を確立しています。

WhatsAppのポイントとして

 ・相手の電話番号を知っていたら連絡ができる
 ・とにかく動作が軽い
 ・インド人だったら100%インストールしている
 ・細かいところまでよく考えられていて使いやすい
 ・なので、インド人は常にWhatsAppを見ている

という所があるのですが、ということは。

そうだ! 予約サイトで見たらWhatsAppで連絡すればいいのだ!!

という結論に達しました。

そして実際にやってみた所…今までの所、泊まれなかったことはありません。WhatsAppでダイレクトにメッセージを入れて、「あ、来るんだな」という事をちゃんと相手に理解させることが重要でした。

■手強いのはoyoやファブなどのチェーン系
予約を取る時に手強いのは、チェーン系のホテルです。チェーンと言っても、中小のホテルを、その名前で束ねているだけなので、基本的には個別のホテルなのですが、予約だけはそのチェーンの名前で一括管理しているのです。

 ・OYO
 ・Fab
 ・Spot On

この名前が頭についていたら要注意です。

何が手強いと言うと、予約を絶対に確定させるために、先に銀行送金しろと言ってくるのです。

そもそも俺達、外人だし。インドの国内で送金なんてできないよ


そして、あろうことか、銀行口座に先に送金しないと、予約が自動的にキャンセルされる仕組みになっています。ホテルサイトではブッキングが完了しているのに、前入金がないからと強制的にキャンセルされます。向こうから機械的に送られてくる文面にリンクがあるはずなのですが、システムでURLが削除され、そもそもどこに入金していいかわからない場合もあります。

その場合、WhatsAppで連絡しておいても、突然キャンセルされ、それがオーバーブッキングの言い訳になる場合がありますので、そもそも、チェーン系のホテルの予約は取らないのが安全策です。

■評価8以上のホテルに泊まれ
以前、同じような問題があった時に、ブッキングサイトのコールセンターの人から言われたのは、

必ず評価8以上のとこに泊まりなさい。
評価8以下のホテルは、地元向けの宿だから外人にはおすすめしませんよ


という話でした。確かにそれはその通りで、評価8以上の宿は、割とまともに対応してくれます。とは言うものの、ちとお高いですが…

■WhatsAppの使い方
LINEと違って、WhatsAppでは相手の電話番号さえわかればメッセージを送ることができて、とても便利です。なので変なメッセージがちょいちょい来るのですけれども。それを含めてもやっぱり便利です。

ホテルの電話番号をWhatsAppに入れて、メッセージを送れば、そのままメッセージが届きます。電話番号の入れ方は下の写真をご覧ください。



今日来るから必ず部屋取っといてとメッセージを入れます!
とにかく簡単な英語でいいので、メッセージを入れます。



これでバッチリ!!
返事が来ればもう大丈夫です♪

■宿には早く着きましょう
まあそういうわけで。ちょっと手こずるインドの宿なんですが。インドって本当に不思議なルールがあって。電話よりも、Eメールよりも、実際に顔を合わせると、全てが解決するんです。

彼らはとにかく、実際に会った時のコミュニケーションを重視していて、メールや電話はあまり信用してないような気がします。

例えば会社訪問をする時も、日本だったら最初にアポを取ってスケジュールを決めて実際に会いますが。インドだと、そもそもEメールが届かない場合もあって。何も決めず、会社に突撃した方が有効だったりする場合もあります。

結構な大手企業ですらそうなんです。
だからホテルもそういうことで。

あんまり遅くに行くと他のお客さんを入れられちゃうから、できるだけ早めにつきましょうね♪♪♪

■ホテルはホテルでも
話はちょっと変わりますが、インドではレストランのことをホテルって言うんです。東北インドから、南インドまで、どこでもその表記を見たので、割と全インドで一般的な表現だと思います。

このインドで「ホテル」という言葉が独特な意味を持ち、宿泊施設ではなく、しばしば「レストラン」を指す慣習は、植民地時代にさかのぼるそうです。当時、インドの飲食店は「ホテル」という英語の言葉を使用して、旅行者や地元の人々に食事や飲み物を提供する場所であることを示すようになりました。英国文化の影響により、西洋風のダイニングや宿泊施設のスタイルが広がり、「ホテル」は宿泊施設がなくとも、食事を提供する場としての意味が含まれるようになったのだとか。

すいません。ホテルどこですか?

って聞くと、レストランを指し示されたりします。面白いですよねぇ。

ケララ州コチにて


ケララ州コッタカルにて


アルナーチャル・プラデーシュ州にて


ヒマーチャル・プラデーシュ州カルパにて
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