不思議で面白い異国の文化を伝えたい♪ ティラキタさんちの不思議で面白い商品10選



■不思議で面白いインドとアジアを伝えたい
私達は「不思議で面白いインドとアジアを伝えたい」というのがモットーのお店です。

・売れる商品をできるだけ追わない
・知らない文化を紹介する
・特別なものだけを紹介する

こんな3つのキーワードを大切にしながらお店を23年続けています。

ほとんどのお店や会社は、「売れる商品を売る」というのが言うまでもなく当たり前のことになっています。「お客様が受け入れてくれる商品を売る」って言うまでもなく当然のことと思います。

そうすると、日本には日本人が好きなキレイな商品だけになっちゃう…そんな気がするんです。

ティラキタ店長が20代の初めの頃、日本に息苦しさを感じて旅に出てとても救われたのだから。日本とは違う文化を紹介するお店があってもいいじゃないかって思うんですよね。

違う文化があるインドや東南アジア諸国とお付き合いしているのに、日本のお客様に合わせた商品だけを持ってくれば良いのかしら? いや、そうじゃない!!! もっと多様な文化が日本には必要なんだ!!

という事で、今回は、「不思議で面白いインドとアジアを伝えたい」私達がセレクトしてきた、世界でも希少な、見たこともない商品たちを紹介してみます。

■No.1 大腿骨の骨とカパーラ


不思議で面白い商品の筆頭と言ったら、やっぱりこちらの大腿骨の骨の笛だと思います。
大腿骨の骨の笛を売っているお店は、日本ではティラキタだけ!!

大腿骨の骨の笛こちらはネパール、カトマンズに住む亡命チベット人から譲って貰ったもの。ティラキタ買付班、見たことのない商品を発見するのが本当に大好きなので、この大腿骨の骨を発見したときは大興奮でした。

この大腿骨の骨の笛、ずっと探していたんですよ。見つけられて嬉しいです!! これなんですけど、その昔は人間の大腿骨で作られていたって、本で読んだ事があるんです

たしかに、チベット仏教ってば、そう言う文化だよなぁ…。鳥葬もあるし、髑髏杯もあるし。大腿骨の骨の笛があってもおかしくはないよね。



それと同じ、生と死を考えるチベット仏教のアイテムとして髑髏盃があります。こちらも本物は死んだ人間の髑髏で作られ、現世がうつろいやすく、儚いものである事を知覚するための重要アイテム。

チベット仏教が言うまでもなく、死は生の一部であり、死を認識することがより良い生につながると思います。メメント・モリなのであります。

■No.2 インディゴケーキ


昔ながらのロマンあふれるモノたちが大好きなティラキタ買付班が気に入っているのは、こちらのインディゴケーキです。ケーキという名前がついていますが、食べ物のケーキではなく、こちらは染色するための藍=インディゴのブロック=ケーキなのです。

インディゴケーキとは、人類が何千年も使ってきた、伝統的な自然染料です。インド藍を農園で栽培し、発酵させ、固形にして、長期保存可能で誰でも簡単に使えるようにしたブロック状の自然藍です。

古来から、インディゴ染色の最も古い中心地はインドでした。インディゴと言う名前の中にインドの名前が含まれています。その昔、インドで作られたインディゴブロックは、駱駝や馬の背中に乗せられて、はるかヨーロッパへと、隊商を組んで輸出されていました。
荷物が到着するまでにきっと、何年もかかったことでしょう。
雨の日も、風の日もあったことでしょう。
照りつける灼熱の日もあったことでしょう。
隊商の積荷は、過酷な長旅に耐えるものでなくてはいけませんでした。

古代のインド人たちは、自分たちの畑で作った藍を加工し、固形のブロック状にすることで、持ち運びに優れ、長旅に耐える素晴らしい商品に仕立て上げました。

しかし、1900年代に安くて簡単な合成藍が出現してからと言うもの、インディゴケーキはインドの一部地域でしか作られなくなっています。インディゴケーキは人類の染色遺産とも言うべきモノなのです。

■No.3 カシミールの重厚な精細彫金 サモワール


アフガニスタンにほど近い、ハンディクラクトの聖地カシミールで使われているサモワールと呼ばれる茶道具です。ティラキタ買付班、最初にこれを見たときには「なんだこれ?」と使い方がわかりませんでした。ただ、見た瞬間に彫金の美しさ、モノとしての優美さにヤラれてしまったのですが。

これはね、サモワールと言って、寒い冬でも温かいお茶を飲むための道具だよ

すごい綺麗な作りだね。彫金も美しいし、形もかわいいし

中がパイプみたいになっているでしょ? この中に火がついた炭をいれておくと、温かいお茶がずっと楽しめるんだよ

なるほど! 今は電気だけど、電気がない時代はこれを使っていたんだね

そう。ここカシミールではこのサモワールは今も現役だよ。電気よりも便利だよ

寒冷地ならではの生活の知恵サモワール。なるほどなぁ…と思う現役の民具なのでした。

■No.4 ネパール独特の水瓶 ガルチャ


これもまた、ティラキタじゃなければ仕入れないだろうなぁ…と思う一品です。ネパール以外の他の国では見かけない形をした水瓶で、ガルチャと呼ばれているそうです。

ネパールに買い付けに行ったティラキタ買付班を一番最初に迎えてくれたのは、トリブバン国際空港で使われているガルチャでした。

これ!! すごい素敵な形していますね!! 是非欲しいです!!

え?? これ? まぁ、確かに変わった形をしているけど…そんなに欲しいかな?

いやいや! 見れば見るほど素敵な形をしているし。これはウチで紹介するべきアイテムです!!

と、担当者の熱意に押され、輸入を決定。ちゃんと調べてみたら、神像に水を捧げる儀式に用いられたり、結婚式などの場面で使用されたりするなど、単なる水差しの枠を大きくこえ、ネパールの生活・文化文脈と切って離すことのできない心の原風景といって差し支えない特別なアイテムなのだそうです。

買付担当、良い識別眼してるなぁ…

■No.5 先が割れすぎなネパールのスプーン


ネパールのお祭りに呼ばれた時に使われていたのがこちらの「先が割れすぎなネパールのスプーン」です。その昔、日本でも給食の時に先割れスプーンが使われていましたが、こちらはもっと先が割れている「先が割れすぎなスプーン」です。

ネパールではスプーンやフォークを何本も出すと大変なので、フォークを兼ねたこうした便利スプーンが使われるのだそうですよ。これもまた、日本では一切見かけないアイテムですよね。

チウラ(干し米)や肉料理、野菜、豆等々が提供されるネパールのカジャ(おやつごはん)が一枚のお皿に提供されるネパールのスタイルでは、切ったり刺したりすくったりできるこのスプーンは確かにとっても便利なのでした。

■No.6 インドの神聖な相撲「クシュティ」に使われるふんどし


これもまた、ティラキタにしかない! ティラキタでしかあり得ない商品です。インドが大好きすぎるティラキタスタッフがまた変なものを仕入れてきました。インドのふんどしです。

そもそも、インドに相撲なんてあったんだwww

あるみたいですよ。インドはカバディだけじゃないんですよ



ちなみに…ティラキタスタッフの中で、この商品のコメント欄が一時話題になりました。

クシュティのコメント欄、一度見に行ったほうが良いですよ。大変なことになってますから



実際に行ってみると…タシカニ…。

■No.7 旧約聖書に書かれている香り べデリウム香


ティラキタは、昔ながらの人類の文化遺産が大好きです。

こちらは旧約聖書に書かれているお香です。普通私達が見かけるお香はお香のパウダーを練り物状にし、竹ひごに塗りつけたスティック香ですが、これはお香の成分そのままのまさに「お香の原型」とも言うべきものです。

この樹脂は、チベットなどでハーブやお香に使われるものとして有名なのだそうですが、焚いてみると、これはもう、本当にお香の原型そのまま。お寺の匂いでもあり、なんだか懐かしい香りでもあり。

日本で販売されている一般のお香のようにいい香りはしませんが、これが、伝統的な人類の香りなのだなと納得させられる香りでもあります。このお香を焚いて、はるか古代に思いを馳せるのはとても贅沢なひとときだなぁ…と感じます。

■No.8 昔ながらのヨガの体位ポスター


こちらのヨガの体位ポスターは、Delhi-6と呼ばれるデリーの旧市街で、推定50年は販売され続けている歴史的商品です。インドってイラストがとても可愛い国です。特別上手、というわけではないと思うのですが、インドならではの味わいがあるんですよね。新しく作ろうと思っても、作れない独特なテイストが漂っています。

昔からインドに通っているティラキタ買付班としては、物凄いインドらしさを感じてしまいます。インドが1990年代に改革開放路線になってから、この様な古き良きインドのテイストはちょっとづつ消えてしまっています。

このポスター、こんな感じのデリーの下町に、ポスター屋さんがありまして。そこからやってくるんです。全く商売っ気のないお店なんですよ。


■No.9 更紗模様の手彫りアルミ製 モロカントレイ


こちらのモロカントレイは、中央アジアやイスラム圏、そして遊牧民の方々の伝統が生んだ秀逸な形のテーブルです。

中央アジアやイスラム圏の方々は椅子ではなく、床に座って食事をしたり、お茶を飲んだりする習慣があるのですが、床に座った際に使いやすいようにと作られたローテーブル。天板が取り外せ、持ち運びしやすい独特の形は、遊牧民の方々の生活の中から進化してきた形です。

遊牧民の方々は砂漠の中にカーペットを敷いて、このテーブルを取り出し、みんなで食事したのでしょうか。シルクロード横断の長い旅路の中で、駱駝に背負わられる生活道具として持っていたのでしょうか。

モノを目の前にしてじっくりと眺めていると、心は遥か彼方の砂漠の中へと旅立ってしまうような気がします。

■No.10 古代戦士のアンティ-ク風南京錠


インドってば、不思議な金属アイテムが豊富なお土地柄です。こちらの古代戦士のアンティ-ク風南京錠もその一つ。インドで買い付けしている時に見つけたのですが、「この素敵な鍵は何!?」と凄くビックリして、すぐに入荷してきたティラキタ買い付け班、お気に入りの逸品なのです。

正直、気に入ってるから売りたくないなぁ…



という事で、不思議で面白い異国の文化を伝えたい♪ ティラキタのマニアック商品10選、選び終わりました。正直、まだまだおもしろい商品は多く、あれも紹介したい、これも紹介したい!って思いましたが、それはまたの機会に!

そしてこれからも、ここに紹介する以上の不思議な商品を探して出してきますね!
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