こころが変われば、世界が変わる。瞑想とおしゃれが同居する街ポンディシェリー



今回はインドの中の異国、ポンディシェリーを紹介します。

インドの中でも紹介したくなる土地って、結構限られているのですが。
ポンディシェリーは本当に素敵で特別な場所でした。

「ぜひ、みんなにここを訪問してほしい!!」と言う気持ちを込めて、インドイチおしゃれでスピリチュアルな街ポンディシェリーを紹介します!!

■ポンディシェリーってどこにあるの?
ポンディシェリーは南インドの大都市チェンナイにほど近い場所にあるミドルサイズの都市です。わかりやすい様に、地図に印をつけておきました♪♪♪ 緯度的にはバンコクと同じくらいですので、あの感じの熱帯の暑さの町と考えてもらえば大丈夫です。



■かつてフランスの植民地だったポンディシェリー
インドがその昔は英国の植民地であったという話は有名ですが。ポンディシェリーは、フランスの小さな植民地だった場所です。フランスのエッセンスとインドの素敵がミックスした街はとってもお洒落でした♪



壁の色が黄色でとってもお洒落♪


お店のしつらえもインドとは思えないし…


ホテルのエントランスも、とてもかわいかったりします。


■スピリチュアルの聖地としてのポンディシェリー
そんな歴史を持つポンディシェリーですが、ポンディシェリーは、世界全土から様々な人々が集まってくる、スピリチュアルの聖地としての側面もあります。

側面というか、今ではそっちの方の色が強いのかな。

ポンディシェリーの街に流れる空気はとても独特でした。みんなが優しく、そして紳士的で、インドではない感じでした。心静かに日々を楽しんでいる人達が住んでいる街だなという印象を受けたのです。インド人は押しの強い人ばかりと言うイメージですが、この街には当てはまりません。

ポンディシェリー観光局のオフィシャル壁画として描かれているこちらこそが、ポンディシェリーの事をよく言い当てている気がするので、まずはこの絵を紹介したいと思います。

あなたのこころが変われば、世界が変わる(When something changes inside you...Things change around you!)」




そしてその横には瞑想の効果を描いた壁画がありました。瞑想すると、悩みやおそれ、怒りがなくなり、鬱にも一定の効果があると言われますが、それをポンディシェリー観光局がオフィシャルの絵として発表しています。



■オーロビンドと瞑想を避けて通れないポンディシェリー
ポンディシェリーをこの様な個性的な街にしたのは、インド人思想家・宗教家のシュリ・オーロビンドと、その精神的なパートナであるフランス人女性ミラ・アルファサ(Mirra Alfassa)の存在によるものです。

世界中の人々が、民族・国籍・思想信条を乗り越えて調和することを目指す都市オーロビルを建設したのですが、その根底には深い瞑想がありました。瞑想し、自分の心の中を見つめ、仲間とともに建設したのがオーロビルです。



ここからはこのブログを書いているティラキタ店長の個人的な思いが強く出る話ではありますが。
せっかくのタイミングなので、瞑想について思うところを書いてみたいと思います。

今、私たちは物質世界に生きていますが、あまりにも物質主義、そして資本主義でありすぎて、自分たちのこころについては無頓着なんだなって思うんです。



この世界では、いっぱいお金を稼ぐことが評価の対象なのであって。
稼げない人は人間ではない扱いをされるときもしばしば。

この世のすべてが金、カネ、カネ…
欲、欲、欲…

でも、人間ってお金だけのために生きている生き物ではないですよね。
私たちは、肉体を持ってこの世にやってきてはいますが、毎日幸せに生きることもまた、とても重要だと思うのです。

でも、こころって複雑にできていて、なかなか幸せになることができません。すぐに昔の辛いことを思い出しちゃったり。将来のことが不安になっちゃったりします。

瞑想とは、思うようにならない自分のこころに向き合う時間であり。
こころを上手に見つめるテクニックだと思うのです。

瞑想とは宗教ではなく、自分自身のこころを観察して、こころの仕組みを知ること。
すなわち、こころのトレーニングなのでした。

一度瞑想のメリットに気がつくと、こころがどの様な仕組みでできているかが理解でき、毎日を素敵な気持ちで過ごすことができるようになるのですよ。



現代ではこころをトレーニングする前に、鬱の人に「鬱だから薬を出しましょう」といって、強制的にぼんやりさせちゃってる。人々が本当の自分に気づけないような社会の仕組みになっているような気がします。

だからこそ、この時代に、瞑想がとても重要だと思うのです。
実際に実践してみて実感したのですが、瞑想って、とっても素敵な習慣でした。

誰からも押し付けられず、強制もされず。
ただ、自分自身のこころを観察する時間。

そんな素敵な瞑想のことを、このポンディシェリーでは、公的な機関が壁画にしていて。
内面の変化、そして瞑想の効果を壁画にして人々を啓蒙していて。

「ああ、ここはしあわせを願う人達の街なのだ」
壁画を見て、しみじみと深く感じたのです。

■瞑想の聖地オーロビンド アシュラム訪問
話がずれましたので、ポンディシェリーに戻りましょう。ポンディシェリーの街中には、オーロビルの精神的支柱でもあるオーロビンドアシュラムがあります。オーロビンドアシュラムは、シュリ・オーロビンドとマザーが弔われている場所でもあり、また、瞑想の聖地でもあります。



こちらがオーロビンドアシュラムの入り口。瞑想の聖地だけに、絶対的な静寂を求められます。アシュラムの中に入る時は、スマホの電源を落としているのを何回も確認され、もちろん会話は厳禁です。普段はおしゃべりが大好きなインド人たちが、全員黙りながらしずしずと、アシュラムの中に入っていきます。



アシュラムの中は、大勢の人がいるのに、しんと静まり返っていました。

動的瞑想とでも言うのでしょうか。
人々は動いているのに一言も発さず。
そこ、ここで座って瞑想をしている人も多く。

アシュラムの中には白い大理石でできた、オーロビンドとマザーのお墓があり、多くの人たちが額を擦り付けるようにしてお参りしていました。

■Auroshikaもこの街にあります
ティラキタでも長年取り扱いさせて頂いている、オーロビンドアシュラムのお香、オーロシカ。オーロシカの本拠地だけあって、素敵なショールームがありました♪♪♪



これもまたフランスの影響なのかな…。上手にデザインされている店内でした♪



■内部に入るとやっぱりインド
旧フランス領だったエリアから、ちょっと中に入っていくと、どんどんインド色が強くなり、そしていつも通りのインドがやってきます。でも、やっぱり、他の街よりもちょっと素敵な気がします。



インドスタイルのオールドファッションカフェ。


置かれているサイクルリクシャもカラフル。


市場には壁画をバックに営業する人たちがいました。


こっちのおっちゃんと壁画の組み合わせもめっちゃかっこいい!


いつものインドなのにどことなく、垢抜けている気がします。


オーロビンドの著作を販売している本屋さんの前にはいつものように犬が寝ていて。


ポンディシェリーは大きすぎず、小さすぎず。
インド過ぎず、西洋世界過ぎず。

とってもいいバランスの素敵な街。

インド、どこに行ったらいい?と聞かれたときに、オススメの候補に入る、とても素敵な所でしたよ。時間があったらぜひ行ってみてくださいね。

ちなみにこちらはポンディシェリー市内にあるスピリチュアル フォトショップ。スピの聖地だからって、なんでもスピリチュアルってつければいいってもんじゃないと思うなぁ………

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