インドで携帯を買うには – 進化するインドの携帯事情
1990年代に日本でPHSが流行り、携帯電話をみんなが持ちはじめたとき、インドではまだ携帯は陰も形もありませんでした。電話は高く、なかなかつながらず、道を歩いて上を見れば切れてこんがらがっている電線が電柱で渦になっていました。1990年代のインドで電話は信頼できないものでした。それでも電話がないと困ってしまうので、インド人も僕達もSTD,ISD,PCOと書いてある電話屋さんに行っては電話をかけていたものでした。
電話やさんの機械はもちろん開けて改造することが可能なので、ちょっとしか話していないのにやたら高く請求されることもしばしばで、貧乏旅行車の間では
「あそこの電話屋は一分5ルピーだ。ボラれた」
「いや、あそこの電話屋の機械はちょっと早回しなんだぜ」
「日本までかけたら300ルピーも請求されたんですけど」
「一分電話をかけたら、電話屋の時計は一分半進んでた」
なんて言う話ばかりで、電話の機械は信用のならないヤツと言う印象が定着していたのです。
2000年代に入り、インドを訪れてみると、ちょっとリッチそうなビジネスパースンや、上流階級の人達が携帯を持つようになっていました。でも、その携帯は日本のそれに比べると大変おおきく、まるで見せびらかすのに持っているかのようでした。ビジネスパースンたちは、リクシャにふんぞり返り、これみよがしに携帯を使う、そんな感じでした。もちろん僕達旅行者が携帯を買って利用するなんて夢の夢。
2005年くらいになると爆発的に携帯を持つ人が増え、ほぼ誰でも携帯を持つようになっていました。そもそもインドでは、電話を申し込むと開通まで半年待ちとかが普通だったのです。半年待っても来ないときは、持てるだけのコネを使って、なんとか開通させたものでした。でも、携帯であれば即日開通。皆が飛びつかないわけがありません。
そして今、インドは携帯だらけ。誰でも、本当に誰でも、携帯を持っています。凄い安い携帯から、はやりのスマートフォンまで、なんでもあります。
そしてインドパパ。こないだのインド買い付けの時に、携帯を購入してみました! 今は、旅行者でも携帯が購入できるんです。
インドは今、テロが多発し、テロに怯えていますので、携帯を購入するときもしっかりした身分証明が必要です。とは言っても僕達外国人はパスポートのコピーと、ホテルの名刺だけでOK。デリーのメインバザールなど、外国人の多いところの携帯やさんに聞けば、なんでも親切に教えてくれます。
インドでは日本のようにキャリアが固定されているわけではありません。携帯は携帯で購入し、後で好きな通信会社のSIMカードを購入する仕組みです。ですので、どの携帯を買ってもいいのです。iPhoneはほとんど見かけませんでしたが、NOKIAの携帯と、サムソンの携帯はどこででも簡単に手に入ります。
値段はなんと! 950ルピーですから、1800円から! 激安です。でも、激安の端末は安っぽいリモコンに通話機能が付いただけのもので、液晶も緑っぽく、超小さいのです。インドパパ、「さすがにこれは…」 と言って、次に安いものを出してもらいました。お値段は1200ルピー、2400円です。1200ルピーの携帯はけっこうまとも。初期のPHSみたいなシンプルな携帯ですが、旅行中に使うのであれば全く問題ありません。
次はSIMカードです。SIMカードにはデポジットが必要です。確か、100ルピーから200ルピー程度。そして、そこに通話料を入れてもらいます。100ルピーの通話料を入れると、入るのは何故か95ルピー程度。インドパパ、このへんの仕組みがさっぱり判らず…携帯屋の店員にボラれてしまった感じが抜け切れませんでした。
料金を払うとすぐに使えます。日本にも、もちろんかけることができます。ああ便利! インドでも携帯のない生活には戻ることができなくなってしまいました。
キャリアに飽きたら、選べる会社はいっぱいあります。ボーダフォンにエアテル、タタ・ドコモにイデアなど…携帯を買うとずっと同じ会社とおつきあいしなければいけない日本とは大違い。本当に便利です。
そうそう、一つだけ。携帯のSIMカード、一ヶ月使っていないと自動的に期限切れになってしまうようですよ。
電話やさんの機械はもちろん開けて改造することが可能なので、ちょっとしか話していないのにやたら高く請求されることもしばしばで、貧乏旅行車の間では
「あそこの電話屋は一分5ルピーだ。ボラれた」
「いや、あそこの電話屋の機械はちょっと早回しなんだぜ」
「日本までかけたら300ルピーも請求されたんですけど」
「一分電話をかけたら、電話屋の時計は一分半進んでた」
なんて言う話ばかりで、電話の機械は信用のならないヤツと言う印象が定着していたのです。
2000年代に入り、インドを訪れてみると、ちょっとリッチそうなビジネスパースンや、上流階級の人達が携帯を持つようになっていました。でも、その携帯は日本のそれに比べると大変おおきく、まるで見せびらかすのに持っているかのようでした。ビジネスパースンたちは、リクシャにふんぞり返り、これみよがしに携帯を使う、そんな感じでした。もちろん僕達旅行者が携帯を買って利用するなんて夢の夢。
2005年くらいになると爆発的に携帯を持つ人が増え、ほぼ誰でも携帯を持つようになっていました。そもそもインドでは、電話を申し込むと開通まで半年待ちとかが普通だったのです。半年待っても来ないときは、持てるだけのコネを使って、なんとか開通させたものでした。でも、携帯であれば即日開通。皆が飛びつかないわけがありません。
そして今、インドは携帯だらけ。誰でも、本当に誰でも、携帯を持っています。凄い安い携帯から、はやりのスマートフォンまで、なんでもあります。
そしてインドパパ。こないだのインド買い付けの時に、携帯を購入してみました! 今は、旅行者でも携帯が購入できるんです。
インドは今、テロが多発し、テロに怯えていますので、携帯を購入するときもしっかりした身分証明が必要です。とは言っても僕達外国人はパスポートのコピーと、ホテルの名刺だけでOK。デリーのメインバザールなど、外国人の多いところの携帯やさんに聞けば、なんでも親切に教えてくれます。
インドでは日本のようにキャリアが固定されているわけではありません。携帯は携帯で購入し、後で好きな通信会社のSIMカードを購入する仕組みです。ですので、どの携帯を買ってもいいのです。iPhoneはほとんど見かけませんでしたが、NOKIAの携帯と、サムソンの携帯はどこででも簡単に手に入ります。
値段はなんと! 950ルピーですから、1800円から! 激安です。でも、激安の端末は安っぽいリモコンに通話機能が付いただけのもので、液晶も緑っぽく、超小さいのです。インドパパ、「さすがにこれは…」 と言って、次に安いものを出してもらいました。お値段は1200ルピー、2400円です。1200ルピーの携帯はけっこうまとも。初期のPHSみたいなシンプルな携帯ですが、旅行中に使うのであれば全く問題ありません。
次はSIMカードです。SIMカードにはデポジットが必要です。確か、100ルピーから200ルピー程度。そして、そこに通話料を入れてもらいます。100ルピーの通話料を入れると、入るのは何故か95ルピー程度。インドパパ、このへんの仕組みがさっぱり判らず…携帯屋の店員にボラれてしまった感じが抜け切れませんでした。
料金を払うとすぐに使えます。日本にも、もちろんかけることができます。ああ便利! インドでも携帯のない生活には戻ることができなくなってしまいました。
キャリアに飽きたら、選べる会社はいっぱいあります。ボーダフォンにエアテル、タタ・ドコモにイデアなど…携帯を買うとずっと同じ会社とおつきあいしなければいけない日本とは大違い。本当に便利です。
そうそう、一つだけ。携帯のSIMカード、一ヶ月使っていないと自動的に期限切れになってしまうようですよ。
>100ルピーの通話料を入れると、入るのは何故か95ルピー程度。
これはたぶんTAXを差し引かれているからだと思われます。
ちなみに、その携帯に日本のSIMを挿したら日本でも普通に電話として使えるんでしょうか?