ベトナムの若い子たちにとって、カフェは居間。プライベート空間と公共空間をつなぐ不思議な存在
先日、スリランカからのトランジットで、2-3日、ホーチミンに寄ってみました。ベトナムはカフェ文化が盛んで、街の中のいろいろな所にカフェがあります。
おしゃれなカフェがあったり、路上に小さな椅子を出してお茶を楽しむ姿があったり。カフェはベトナム人の生活にしっかりと根付いていて、生活の中の一コマになっています。
こちらはティラキタ買い付け班がベトナムで一番おしゃれなカフェ!と思っているCONG CAFE。
こちらはハノイの旧市街の中のおしゃれカフェ。
こちらはホイアンのおしゃれカフェ。
ベトナムでは、どこに行ってもおしゃれカフェがあり、みんながそこでくつろぐ姿があります。
■カフェの中でくつろぐ ベトナム人の若者たち
夜も更けた23時に、てくてくと散歩をしていたのですが、カフェに人の姿があったので、「なんでこんな時間にカフェに人が居るの?」と不思議に思って寄ってみたのです。真夜中にもかかわらず、ホーチミンの中心部のカフェは、どこもベトナム人の若者でいっぱいでした。ベトナム人の生活に根付いたカフェ文化ですが、夜中にカフェを訪問してみると、そこにはベトナム人たちのカフェの別の楽しみ方が存在していました
びっくりしたのは、カフェの中に犬を連れて楽器を持ってゆっくりしてる女の子がいたり
お店の中で人形に色を塗って工作をしてる人たちがいたり。
一緒に映画を鑑賞していたり、パソコンで何かを楽しんでる姿があったり。何をするというわけでもなく、ただ居る、いるという感じの人も多くて。もうなんか、カフェは完全に居間になっていました。
カフェに行くのがあまりにも日常化して、だんだんとカフェというものが、公共の居間空間としてのカフェに進化したのだな、と感じられました。
■エッグコーヒーにソルトコーヒー
ここ最近ベトナムで流行っているコーヒーが、エッグコーヒーとソルトコーヒーなんだそうですよ。実際に頼んでみると、ソルトコーヒーはいつもの濃いベトナムコーヒーの上に、白いあわあわが乗っかったコーヒー。エッグコーヒーはいつもの濃いベトナムコーヒーの上に、カスタードクリームの様なものが乗ったコーヒーでした。
もともと、他のベトナム系のブログ記事で、新しいコーヒーが流行ってると聞いていたので、今回の訪問で一度は飲んでみたいと思っていたんですよね。
実際に飲んでみると、ソルトコーヒーは割としょっぱくて、塩分濃度が高い感じ。一杯のコーヒーに、塩が3-4g入っていると言う話も納得のしょっぱさです。
エッグコーヒーの方はと言うと。甘いカスタードクリームと、濃いベトナムコーヒーの相性が悪いわけはなく、普通にとても美味しいコーヒーでした。
日本でカフェと言うと、大手の独壇場になりつつありますが。ベトナムのカフェはまだまだ個人店や中小企業が頑張っていて、個性が豊かでとっても面白いですよ。
ベトナムに行ったらぜひ!
カフェを堪能してみてくださいな。