インド人の発想が自由すぎる!! インド人の毒牙にかかった青いネコがヤバイ!

■独自進化させたキャラたちが大流行してた!!
ティラキタではいつも、インドが冬の時期に買い付けに行きます。10月から3月までの乾季は買い付けに行ける時期、4月から9月までの酷暑期とモンスーン期は行けない時期です。酷暑期とモンスーン期のインドはあまりにも過酷で仕事にならないどころか、命の木権まで感じます。なので、インドへの買い付けはいつも年に一回、冬の時期にまとめて3週間くらい行ってきます。

今年の買い付けは2月に行ってきました。一年に一回なので、インド入国後はいつも驚きの連続です。ここ数年は経済発展の著しいインドならではの発見が多いのですが…今回はちょっと違いました。僕らが子供の頃から親しんでいるあのネコ。みんなが大好きなあの青いネコのインド版異常進化系のドリムーンやドリエモン、ドリマン等々が大増殖してたんです!!

「あ! またいた!!」 「こっちのは紫だよ!」 「カバンになってる!!」

僕らの良く知っているドラ○もんは、インド人のクリエイティビティの毒牙にかかって完全に別のものに大進化を遂げていました!!
ティラキタ買い付け班による、インドでのあのネコの大進化を総力レポートします!!


頭をクリップで掴まれているかわいそうな青いネコです。お腹にはDOREMON(ドレモン)と書いてあり、別物だということを頑張ってアピールしています。この青ネコ、なんか足が長いですね?

上の写真のがDOREMON(ドレモン)だったのですが、こっちはDOREMAN(ドレマン)。OがAに変わっただけ。微妙???に名前を変えて、やっぱり別物だということを全力でアピールしています。全体的に雑な作りです。

青いネコが色とおおまかなディティールはそのままに、バックパックになっていました!!! インド人様!! これは新しいヨ!! 流石だね!!

こっちは紫に形を変えています。これはこれでオシャレかも…と思ってしまいます。

「だいぶ違うな」としか言いようのないアレンジが施された青いネコのバッグ。名前は「DORAEM-ON(ドラエモーン)

あははははwwww ギリギリすぎる。口の横からぴょっと突き出ている舌がキュートです。

インドでは毎年3月に春を祝う色の祭りホーリーがあるのですが、こちらはそのホーリーの際に使用される水鉄砲です。お腹の文字を良くみると、DORIMOON(ドリムーン)と書かれていて、やっぱり別物だということを全力でアピールしています!!! 平べったい顔にシールを貼っただけというチープさがインドらしいです。

これもホーリーの時に使う水鉄砲。水タンクが大きくて結構強力な感じですが…名前はDORE-MON No.150000。ドレ-モン!!! 15万番! インド人様たちは別の、似たような名前を付ければパチモノじゃないって思っているんでしょうか? ヤツらはグレーすぎる確信犯だと思います…

目が釣り上がってます!! いたずらっ子な雰囲気満点の青いネコです。お腹の部分はちょっとサイケデリック。 やっぱりこれもホーリーの時に使う水鉄砲です

これも水鉄砲。グリップの部分が青いネコになっていました。この青いネコは目が丸く、口も「フォォー」って言っていそうな丸い口をしています。

大分工作精度の低いネコ。明らかにヒゲはマジックで描いてありますね。適当な描きっぷりが流石です。

これは違うだろ!! これば完全に別物だよね!!?? 見た瞬間にティラキタ買い付けスタッフが爆笑した秀逸な逸品です。目も上下しているし、口の形もおかしいし、お腹は黄色だし… これを作るインド人たちのあまりの自由さにびっくり!!!

これも違うよね!!! これは青いネコではなくって、おとぼけくまちゃんだよ。クマと青いネコの完全MIXっぷりが光っている逸品!!!

さっきのに比べると大分マシな感じが漂うDORIMOON。ドリムーン!! ドリムーンはお腹の部分が赤いんだって!! これでインドの子どもたち、満足するのかなぁ…「ママ、これは別物だよ!!」って言わないのかなぁ

赤くなりました!! しかも、売り物なのに売る前から口のシールが剥がれてます…。 目のシールの貼り方も凄い雑です…。

黄色くなりました!! 

これはヒドい!! 出っ歯になってますよ。デッパ!! 
見れば見るほど、嬉しくなるどころか、イヤな気分にしかなりません
これはある意味、傑作!!

これは…もう、ヒドイを通り越してバケモノみたいです…。どこをどうしたらこんなヒドくなるのでしょうか。

冒頭に出てきたDOREMON、ドレモン2体。左のドレモンの鼻は売れる前から壊れてる様子です。

ここからは小さなおもちゃ編。リュックに、水鉄砲に、おもちゃに。インドの青いネコは色々なモノに形を変えています。これは、ブルブル震えるおもちゃ。

そう言えば、昔、日本にもこんな猿のおもちゃありましたね。延々とポンポコ太鼓を叩く青いネコ。

青いネコ、クオリティを悪くして大量増殖中…ぜんまい仕掛けのおもちゃになってしまいました。

青いネコ、目をつぶらにして緑色になっていました。これはこれでアリ?
せっかく体が緑なんだから、腕も緑にすればいいのにネ。

彼ら、英語だったら読めるので、DOREMOON(ドレムーン)とか、DORIEMON(ドリエモン)とか名前を変えていますが、やっぱ日本語は読めないのね。ちゃんと書いてあるよ! これは明らかにアウトだね! 首輪は緑だし、目は大きいし…。しかもなぜか円盤に載ってるヨ。

売る前から口が割れています。うーーーん。

電柱に描かれた青いネコ。白目になって、失神間近な感じです。インド人が道端に落書きしたくなるほど、インドでは大人気です。インドパパのムンバイの友人の子供も大好きだって言っていましたっけ。

ROBO DOREAMAN=ロボ・ドレアマン!!
インド人様! 天才だね! 勝手にアレンジしてロボット版作っちゃったヨ!!

Tシャツ版 2枚目。デッサンは大分いい! 頑張ってる! でも、この色合いはヒドいね…
Let,s flyもコンマとアポストロフィーが間違ってていい感じです

これはジャイプールで見つけたベッドカバーなんのですが…
色の配色がぜんぜん違うヨ! しずちゃんの顔色が悪すぎ!!
のび太の手の配色も凄い!!

目が真っ赤になっちゃってました。これ、怖いよね。夢に出てきそうだよね。

スーツケースなのですが、飛行機に乗って荷物を受け取る時に、このスーツケースが出てきたら興奮しそうです!!
これがアリかナシかと言ったらナシ! なんだけど、ちょっと欲しいかも!!
■インチキキャラクターになっているのはネコだけじゃなかった。
今回のインド買い付けでは圧倒的に青いネコの生息比率が高かったのですが、青いネコだけではなく、米国生まれの赤いネズミもインド人のクリエイティビティの餌食になっていました。インド人様の手にかかると、アメリカ生まれのネズミもこんな形にアレンジされてしまいます。2匹になって手を繋いで…。元になっているキャラクターとは似ても似つかないモノになっています。

アレンジされまくりのキャラクターたちが集まったバッグコーナー。緑の電気ネズミ、色がおかしいアメリカ生まれのネズミ2匹、あまりのカオスっぷりに脱帽です。
■どこに生息しているの?
さて、ここまで見てきた青いネコ達。主に下町の市場の中によく生息しています。私達が見たのはデリーの下町の市場が多かったのですが、ムンバイのマーケットでもちょこちょこ見かけました。友人の話によると、コルカタでもよく見かけるそうですので、インドに行かれた方はきっと目にできる事と思います。インド人のクリエイティビティが爆発した青いネコ。ただ単純なコピーだけじゃなく、独創性を加え、別のものに進化させているのが面白いですね!!!

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1 Comment + Add Comment

  • ROBO DREAMANって、そもそもドラ〇もんはロボットなのに…。
    デザインの質が高いだけにイカしてます、インド人様。

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