自由の暴走特急 – タイの痛バス!

痛車って言う言葉があるのを知っていますか? イタシャって読むんですけれども、日本のオタク文化の流行の最先端で、車全体にアニメのキャラクターをプリントした車のことを言います。

痛車って言う名前のとおり、車全体にアニメのキャラクターがペイントされた姿はだいぶ痛い感じ。「これ、普通に街で乗ったら恥ずかしいよね」、って言うのが痛車を見たインドパパの感想なのですが、ペイントしている人にとっては「目立ってカッコイイ」と言う感覚なのだと思います。

こんなの、日本だけの文化だよな。日本って、島国だし、文化が突出した形で発展しやすいものな。なんて思っていたのですが…………タイに行ってびっくり! 驚愕! タイには日本よりも更に進んだ痛車文化がありました!!

タイにあったのは痛車ならぬ、痛バス。モノの本によると、「タイではバスを汚れから保護するために伝統的に花や鳥などのペイントをしている。近年ではアニメのキャラクターなどもペイントされることがある」と説明があったのですが…タイの痛バス界、自由な暴走特急のようになって大変なことになっていました!

面白いものが大好きなインドパパが痛車を撮りまくってきましたので、早速見てみましょう



日本のパチンコ屋さん風の痛バス。前面にはイーグル、大量のホーンにライト、でかでかと描かれたアニメの女の子。どう考えてもこれには乗りたくないでしょ!! って思うんですけど、普通のタイ人が普通に乗っています。

日本人だったら「私たちはこんなのに乗りたくないわ!」とかあっという間に抗議されると思うんですよね。タイではそんな事ないのでしょうか? 乗れればデザインなんて何でもいいのでしょうか?



タイでは清掃車も可愛くペイント。6匹並んだ熱帯魚が街にホンワカした雰囲気を与えてくれますね。日本でもこうしたらいいのに! って思っちゃいます。




これは結構ありですね。フェニックスにド派手なカラーリング。アリだと思います。




これは、なんか、格闘ゲームのキャラクターでしょうか? マッチョな男性、剣を持った男性などが描かれています。タイ人さんたち、やっぱり普通にバスに乗っています。




著作権にうるさいディ○ニー社に訴えられそうなバスを発見! これはファインディン○・ニモ? いや、違いますよ!きっと。 だって、デッサンが狂ってるもん! ただのカクレクマノミだと思います。




これも、格闘ゲームのキャラクター風。窓が空いているところを見ると、エアコンが付いていないようです。ねえ、バスの持ち主の人、綺麗に塗る前にエアコンを直すとか、やることがあるような気がするんですが…





ミシュランマンがタイでは人気の模様。バスの前面に鈴なりになっています




格闘ゲームか、アニメのキャラクター風。ミシュランマンは2体くっついています。キャラクターは韓国のものみたいですね。デッサンがゆがんでいるのはバスの縦幅に合わせたからでしょうか?




だんだん派手なのになってきました。前面に5つ並んだミシュランマン、マヤの遺跡を思わせる模様に超かわいい女の子のミックスがカオス! いや、女の子は可愛くっていいんですけど、これに乗りたいかと聞かれたら…



これは凄い! いやーー、見た瞬間びっくりしました! なんでしょう、このライトの数!

しかも、街宣車よろしく音楽付きでやって来ます! ものすごい前衛芸術ですね? 正直、狂ってるとしか思えません。しかも、前だけでは飽きたらず、横にもかわいい女の子が描いてあります。タイ痛バス界の最高傑作!




最後になりますが、一応、タイでも普通のバスは走っているんですよ。公共のバスや大手バス会社のバスはこんな感じです。バスの8から9割くらいはこんなバス。あとの1から2割が痛バスなんですよ。

しかし、魅惑の自由王国タイランド! こないだの「タイの変なお寺に行ってきました!」の記事もそうですが、自由とは、自分のやりたいことを制限しないで突っ走れるって事なんですね! そんなタイが大好きです!!
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4 Comments + Add Comment

  • インドの痛バス、イケてます。
    極彩色。サイケ。ポップ。走るタイガーパームガーデン。
    バスの花やしき。
    これに乗ったら誰でも現生ご利益が受けられますね。

  • 痛バスは通勤用と通学用です。
    (バスの前にNikonとかFujikuraとか会社名が入っているでしょ)
    観光客の人が乗ることはまずないと思います。

  • タイのローカル観光バスは、この痛バスが基本です。
    ツートンカラーとかのは路線及び長距離路線バス

    社員旅行をバスで移動することが基本ですが、どういったデザインのバスにのれるかは重要なポイント
    だから各社ともより派手に着飾ります。

    まあ外身より、車内で繰り広げられる大音量カラオケ大会のほうが大変ですが。。。

  • 確かにタイのローカルバスを見ていると、この痛バスばかりですよね。「どういったデザインのバスにのれるかは重要なポイント」って言うことは、これ、乗る人も喜んでいるんですね!! それはびっくりです。日本人だったらできるだけ地味なのを選びそうですが…やっぱり国民性が違いますよね。

    カラオケ大会も大変そうです。お疲れ様です!!

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