カオサン IS FREEDOM!! 時代とともに変わりゆくカオサン
■Zip Air めっちゃオススメです!
ティラキタ買付班、久しぶりにタイに行ってきました!今回はZip Airという新しい航空会社で行ったのですが…
まずカウンターでお味噌を持っていないかの確認がありまして。
これを見て、そう言えば、インドではココナッツを持っていないかもチェックがあったっけなぁ…と思いだしたりしました。この空港の荷物チェックもお国柄がありますね。
そしてZip Airは格安航空会社ということであんまり期待していなかったんですが。
乗ってみたらすごくイイ!!
機材は新しい787で新しいし。
シートピッチは広いし、食べ物も飲み物も持ち込みオッケー♪
機内Wi-Fiが無料で、電源もあって素晴らしい!
流石にYoutubeは難しいけど、読み物系のサイトだったら問題ない速度でした。
これだったらフライト辛くないな〜♪♪
機内でGoogleDriveに繋いで仕事もできちゃう♪♪♪♪
現在地も自分のスマホで確認できます。
万が一ハイジャックがあったら、ライブ中継できますね!
そして現在、タイに入るには、ワクチンを規定回数接種していないといけず、英文のワクチン証明書が必要なのですが、そのチェックがめっちゃザルでびっくりしました。
飛行機を降りてきた人、何人かが声をかけられていて。「何で呼ばれているのかな?」と思って寄っていったら、そこがワクチン接種証明書のチェックのカウンターでした。これ、気が付かなかったら、ノーチェックですり抜けていましたよ。とは言うものの、登場時に航空会社のチェックがありますので、持っていない人は飛行機に乗れないのですが。
■カオサン is freedom
そんなこんなで飛行機を降りて、タクシーに乗って、カオサンに向かったところ…一歩、カオサンに入るとそこは爆音が支配するクラブストリートでした!!!
4つ打ちの重低音が色々な建物から聞こえ。
世界中の色々な人々が集まって遊んでて。
お祭り騒ぎを遥かに超えるお祭り騒ぎがそこにはありました!!!
あまりの賑やかさに圧倒されたティラキタ買い付け班、到着した一晩目は、カオサンの1/3しか進めない始末…
カオサンのフリーダムさ加減に、ただただ圧倒されまくり。
道に向けてスピーカーを出してるクラブが何店舗もあって。音は外にダダ漏れ状態。
たくさんのクラブが競い合うように爆音を出してるので、音が混じり合って、もはや訳が分からない状態になってて。人混みと爆音、そして熱帯のだるい暑さが合わさって、感覚がおかしくなり、カオサンロード自体が、うねっているような感覚にも陥ってきました。
この国には騒音条例というのがないのか?
いや、どう考えてもおかしいよ!!
タイ人、脳みそ溶けてるのかな…??
しばらくカオサンを訪問していない間に、カオサンは、世界でも類を見ないフリーダムストリートに変貌していました。いろんな国、いろんな場所を見てきたティラキタ買い付け班の目からから見ても、世界でナンバーワンクラスのフリーダムが出現していました!!
道には屋台がずらりと並び。昆虫やら、ビールやら、食べ物やら、ありとあらゆるものが売られていて。色々全てが完全にフリーダム!!
こんな場所が国の中にあったら、若い子達は大変だなぁ…
遊びすぎちゃうよなぁって、おじさんはいらぬ心配をしちゃったりします。
■コロナ前はバックパッカーの聖地だった
ティラキタ買い付け班が旅を始めた1995年ぐらいは、バックパッカーの向けのホテルが集まるエリアでしたっけ。これは2001年頃にお世話になっていたカオサントラベラーズロッジ。世界各国から旅人が集まり、バンコクで動けなくなって沈没していく人も多くいましたっけ。宿の中に大量の漫画本があって、友達がいて、滞在費は安くて、日本食もあるとなれば、他の場所に行く理由がなくなりますよね。
貧乏旅行はカオサンから始まる。というのがバックパッカーの合言葉でした。
カオサンに行ってそこからインドネパールへと旅立っていったものでした。
2000年頃は、まだまだカオサンはおとなしい時期でした。
旅行者向けのホテルやお土産店が並び、爆音を出してるお店はまだ存在していませんでした。
まぁ、人は今のようにたくさんいましたけど。
その後、時代を経るにつれて、徐々に徐々にバックパッカー向けのホテルはカオサンの周辺地域に移りましたが。
世界を旅するイスラエル人のために、シルバージュエリーを買い付けするお店が何店舗もあったり。
お土産屋さんやマッサージ屋さんが並んでいたり。
その頃のカオサンは旅人のための場所であったように思います。
■カオサン事情に詳しい人によると
ティラキタ買付班もそんなに頻繁にタイに来てるわけではないし、カオサンに毎度毎度足を運ぶわけでもないので、そこまできちんと定点観測をしてるわけではないのですが。どうしてカオサンはこんなフリーダムストリートになっちゃったんでしょう?どのようにしてカオサンが今の形になったのか、カオサンの変遷に詳しい人に聞いてみました。
その人によれば、カオサンと言う名前は、カオ=お米と言う名前がついているとおり、その昔は王宮の横にあるお米屋さんストリートだったのだそうですよ。
1990年代はバックパッカーの聖地でしたが、2000年代中盤にカオサンを取り締まってるマフィア(警察)がもっとショバ代が欲しいということで、自分たちの仲間で屋台を出すようになったのが、カオサン変貌の始まりだったのだと言います。
ショバ代を巻き上げるにしても、お店はちゃんと土地を借りて営業しているので、なかなかショバ代を取れないと言う理由から、屋台を増やすようにしていったのだそう。
また、タイはもともとお酒に厳しい国なので、10時までしかお酒を出すことができなかったのですが。それでは商売になりません。でも取り仕切るマフィアは警官なので、色々な法規を無視して、問題なくお酒が出せるようにしたのだとか。
そのうち徐々に徐々に警察とその取り巻きの人たちが、カオサンの土地を買い占めるようになり、爆音が出しまくれる今の無法地帯カオサンが出来上がったのだというのです。
今でも本来であればお酒は12時までしか出せませんが、12時に一旦、片付けるふりをしてまたお酒を出すのだとか…
■柔軟な国タイ
タイって世界の中でも割と特別な雰囲気な国です。長年見ていて思うのは、この国は本当に柔軟な国だよなと思うんです。
国の人口構成が若いからというのもあるのかもしれませんが。
結構するっと社会のルールが変わってしまったりして。
昨日まで違法だったことが、いきなり合法化されたりしたり。
カオサンが、そしてタイ自体が、とてもフリーダムで柔軟な国だなという印象を受けるのです。
カオサン IS FREEDOM!!
THAILAND IS FREEDOM!!