かつてのアヘンの街にある 世界最高峰の木彫の館を訪問する♪


■チェンマイ再訪

チェンマイ、23年前に行ったんだけど、それっきりだなぁ…

と思いつつ、久しぶりにチェンマイにやってきました。

チェンマイはタイの北の方の町です。1296年に建設され、1558年までラーンナー王朝という独立国の首都だった場所ですので、チェンマイの旧市街には、今も文化と宗教の中心地だった時代の遺物である城壁や掘の跡が残されています。ちなみに地図ではここです。



タイの古都で、適度に田舎で、山に囲まれていて、山岳民族が住んでいて、象さんがいたり、旅行者に優しかったりするチェンマイは、タイの中でも人気の滞在先の一つです。

この辺りはゴールデントライアングルとも呼ばれ、かつてはアヘンが大量に栽培されていたらしいですが、その姿も今は昔。小さいながらも国際空港を持ち、日本人の方々はもちろん、欧米の方々も、好んで長期滞在する国際色豊かな町になっています。

高層ビルが立ち並ぶ超スーパーメガシティのバンコクからやってくると、背の高いビルはここにはなく、交通量も少なく、とにかくホッとします。

ここでリタイア人生を送りたい人たちの気持ちがわかるなぁ



■チェンマイの周りには工芸村がいろいろ
観光客にとってのチェンマイの魅力といえば、山岳民族ツアーや、首長族の村のツアー、そしてエレファントライドとかですね。やってみると、どれも結構楽しいものです。

そういえば、ここ最近、ゾウさんの背中には乗れなくなっちゃったそうなんですよ。昔は象さんの背中に荷台をつけて、観光客を3人とか4人とか乗せて、のしのしと歩いてくれましたが、禁止されたとのこと。動物保護なのでしょうが、そんな所にも時代の流れがあるのだなとびっくりしました。

そして、ハンドメイド好きにとってのチェンマイは、チェンマイの周りに散らばる各工芸都市を訪問する旅であったりします。鶏の陶器で有名なランパーン、傘で有名なボーサン、三角枕で有名な町もあったと思います。そして今回訪問したのが、木彫りで有名なバーン・タワイです。

■バーン・タワイのいろんな店を訪問
バンタワイには多くの木彫り工房があり、表通りにお店を出していて、ゆっくりと見ることができます。基本的なテイストはタイの木彫りですが、それぞれのお店ごとに個性があって、見て歩くのは楽しいものです。

とにかく金色!!のお店があったり。




これはきっと仏教用品だな♪
タイは仏教国だもんな


金色+小さな鏡をポチポチとつけた装飾品を作ってる工房があったり。お客さんが来ない間、お姉さんたちが、一個一個、鏡をくっつけていました。

一般の方をターゲットにした手に取りやすいモチーフのお店があったり。


鶏さんに


カエルさん


アジアン猫ちゃんとか


時々アジア雑貨屋さんで売っている木彫りの椅子たちはここから来てるのか。これ見たことあるぞ?♪♪


タイならではのお供え置き。ここからタイ全国に発送されるのでしょう


タイならではのワイ人形もありました


バーン・タワイの道路沿いは、歩きやすいように寒冷紗で覆われていて、歩く人に優しい作りになっています


僕らの訪問したのはシーズンオフのしかも日曜日だったので、誰もいなかったのですが、きっとオンシーズンそしてウィークデーになれば多くの人たちが訪れるのでしょう。

落ち着いた風合いで手に取りやすいアジアン家具とかもあったり、ここはここで楽しいところです。

■凄まじいクオリティの木彫工房
そんな木彫の町バーン・タワイを歩いていると…なんだか目の前にものすごいクオリティの木彫たちが現れたのです。

その姿はまさしく天空の城ラピュタ!!!!



やべーーー ラピュタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


木彫りたちが、熱帯の植物に囲まれて置かれていました。


しかもティラキタ買付班が大好きな、ヒンドゥの神々がたくさん!! そしてその1個1個の彫り込みのクオリティがすごいこと…。


多くの木彫りたちは屋根のないところに置かれていて自然に劣化していっているのですが、それがまた良い味を出しています。


1個1個の木彫りは安いもので500バーツ(2300円)から。でも、気になった木彫りの値段を聞いてみたら35万バーツ(130万円程度)と言われたので、高いものは100万バーツ(450万円)ぐらいするかもしれません。全く値段は書いていず、客の雰囲気を見て、時価で売られる感じです。



この工房、基本的には撮影禁止で、撮影が可能なのは入り口だけでした。そして入り口だけでもこの画です。


中に入ったら…これ、なんで写真撮らせてくれないんだよ!! お金だったら(ちょっとは)払うよ!!って言いたくなる凄まじさでした!!

推定1万柱以上の木彫の神々が所狭しと置かれ、その一つ一つが見たことのないクオリティに到達していて、場が持つエネルギーと言うか、気が全く他の場所とは違うのを感じます。

木彫りは1個作るのですら途方もない時間が注ぎ込まれていると思うのですが、それが1万柱以上もある、とんでもない空間でした。


ティラキタ買い付け班、いろんなところで木彫りを見てきましたが、ここがクオリティにおいても、数においても、世界観においても、ほぼ間違いなく世界で一番の木彫工房だと思います。



木彫り好き、アンティーク好き、そしてアジアのインテリア好きだったらマストスポットかもです。

全部1点物だし、正直高いですけどね
もはやアジア値段ではありませんでしたケド…


場所はこちら。Baan Tipmanee Teak Carvingという工房です。

■チェンマイといえばカオソーイらしい
そしてここ最近のチェンマイといえばカオソーイらしいです。

カオソーイとはココナッツ風味のカレーヌードルなのですが、そこまで辛くなく、ちょっと甘めのココナッツ味で、カレー味がついていて、とにかく美味しいです♪♪

ということで、ご近所のお店でカオソーイ食べて♪



ごちそうさまでした♪♪♪

しかし木彫りの町凄かった~~~~~!!

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