ラオス美人が麗しい! 古き良きアジアが楽しめるルアンパバーン

コンクリートジャングルのバンコクは疲れたよ…という事で、ティラキタ買い付け班、今回は足を伸ばしてラオスにやってきました。
バイバイ・バンコク!! また2週間後ね!!


ラオスは直行便が飛んでないので日本からはちょっと遠い国ですが、バンコクまで行ってさえいればラオスはすぐ近く。バンコクからバスで国境のノンカーイまで8時間ほどですし、飛行機だったら、1時間と1万円でラオスの内陸までひとっ飛びできます。


蒸し暑いバンコクを離れたと思ったら間もなくして、飛行機は高度を下げ始め、山あいを下降し始めました。窓から見えるのは険しい山々と鬱蒼とした緑のみ。町並みはどこにも見えてきません。東京やバンコクに降りる時の感じとは全く違います。


徐々に降りてきて、メコン河が見えてきましたが、やはり大きな街はどこにも見当たりません。小さな集落がポツポツとあるだけです。


出発から1時間半後。ルアンパバーン空港に到着しました。ルアンパバーン空港は山の中の本当に小さな空港でした。空港の外側にビルは一軒も見当たりませんし、滑走路も小さくて、ジェット機がようやっと離発着できる位の滑走路しかありませんでした。


入国審査を抜けて、SIMカードを買って、1台しかないatmでお金をおろして、町中に入ります。空港はきっと日本かどこかが援助して建てたのでしょう。ピカピカでとっても綺麗でした。


初めての国や、初めての街はいつもドキドキするもの。

タクシーの車窓から食い入る様に外を眺めます。タクシーの車窓から見えたのは、瀟洒で美しいアジアの田舎の地方都市の姿でした。


ルアンパバーンには近代的なビルは一つもなく、フランス占領時代のフレンチコロニアルテイストの建物がならんでいます。


町のほとりに茶色い色をしたメコン河が流れ、ゆったりした時が流れていました。ルアンパバーンは、時間がただひたすらにゆっくりと流れる、古き良きアジアそのまんまの素敵な所でした。


町中のタクシーはカラフルなラオススタイルのトゥクトゥクで、このトゥクトゥクも30km位のゆっくりとした速度で走っていて、決して急ぐ様子がありません。


ルアンパバーンは、時間がただひたすらにゆっくりと流れる、古き良きアジアそのまんまの素敵な所でした。

東南アジア諸国への旅行と言うと、どうしてもシンガポールやバンコク、台北など、都市部にばかり行ってしまいがちですが、やっぱり田舎はいいものです。



■素朴なラオス料理が溢れるほど!!

ルアンパバーンの宿に荷物を置き、早速、ナイトマーケットに出かけます。
ナイトマーケットの細い路地ではラオス料理が満載!!



魚も、肉も、鶏も、アヒルも、とにかく色々な物が炭火で焼かれています。


ラオス料理の竹の筒で蒸したご飯や、ラオス版のサラダであるラープなどもよりどりみどり。


中国、タイ、ベトナム、そしてヨーロッパからの旅行者がいっぱいいて、楽しく料理を選んでいます。
看板はどうも自動翻訳されたらしく、日本語がちょっと変ですけどね。


■素敵な布が買い放題のナイトマーケット

腹を美味しいラオス料理で満たしたあと、布マーケットに出かけます。布マーケットはルアンパバーンの目抜き通りにありました。


素敵な藍染めの布を発見しました


全部、手織りだそうです。お値段は1枚6000円ほど。

ラオスの布ってば高い!!!!

説明によれば、一枚作るのに15日間はかかるから、1枚6000円以上は欲しいのだそう。確かに、6000円を15日で割ると、1日あたり400円。一日8時間働くとして、時給50円です。

ごめんなさい、僕たちが間違っていました。ぜんぜん高くありません!!
でも、一枚の布が6000円って…日本に持ち帰ってもティラキタでは売れる値段にはならないかな………呉服屋さんだったら売れそうですけどね。


マーケットはどこまでも続きます。


素敵なモン族のポーチや


針山でしょうか。バッジでしょうか。小さく小さく作ってあります


モン族のヘアバンドやリサイクルのビニール袋を使ったポーチもありました。


カラフルな傘も全部手作り。


多くの人たちが、自分で作った布を売っています。白地のものはコットン布。こちらも3000円ほどしました。

言っちゃいけない事なのかもしれませんが、正直、ニトリやイケアの布の方が安い気がします。もちろんラオスは全部手作り、ニトリやイケアは機械で大量生産ですけどね。比べちゃいけないんですけどね。



よくこんなに作ったね!! と作った人を褒めちぎりたくなるゾウのぬいぐるみ。ラオス特産の布を使っていてカラフルでキュートですね。



■見たことない食べ物が色々売ってる朝のマーケット

ルアンパバーンの朝のマーケットに遊びに行ってみました。地べたにビニールシートを敷いてその前で座っているだけと言う、素朴なマーケットです。僕達はこんな素朴なマーケットが大好きです。

ティラキタ買い付け班は、今までにいろいろな世界を見てきましたが、高速道路とスーパーマーケットの世界が、僕たちが生きている21世紀の世界の姿でした。ブラジルに行っても、コロンビアに行っても、どこに行っても高速道路とスーパーマーケットだらけでした。

だからこそ、こう言うローカルマーケットが心から愛おしいと感じるのです。人の息遣いがあり、生活が見える。地元のおばちゃんが自宅でできたものを売っている。ティラキタ買い付け班は、こんな素朴なアジアを求めて旅をしているのだと思います。


日本では見かけないバナナの花バナナハートに、まん丸いナス、レモングラス、ライム、ディルなどの野菜が並んでいます。


大きなパパイヤに、小さなバナナ。この小さなバナナ、甘みが強くて美味しいんですよね。あ、うさぎも売っています。どうか、うさぎは食用じゃありませんように…きっと食用なんでしょうけどね…


紫色をした変なじゃがいもっぽいもの。全く見たことがない食べ物です。一体、これは何でしょう??


取りたてのタマリンドが売られていました。日本では瓶詰めになっているタマリンドしか手に入りませんが、きっと生のタマリンドは味がぜんぜん違うのでしょう。


毛が生えてるよ…生臭いよ…なんだかムリな感じの食べ物が出現しました…
水牛の皮を剥いで、乾燥させたものとのこと。油で揚げると美味しく食べられるのだそうですよ。
見た事ないものが大好きなティラキタ買い付け班、大概のものは見たり食べたりしてきましたが、これは初めてです。


カニちゃんが綺麗に竹で編まれて、持ち運びしやすいようになっていました。

動くカニをこんな風に上手に縛るって、もの凄いテクニックですよね。100年前の日本人であれば、これを作れる人も居たと思うのですが、今の日本にこれを作れる人がいるとは思えません。

日本では失われた技なのだろうな…と思います。



■対岸に渡るとそこには観光化されてないローカルラオスが


メコン河を渡って、対岸に行くことにしました。船着き場にオンボロのはしけがいましたので、乗ってみます。


運転手のおじさんがお金を集めにやってきました。乗船賃は5000キップ(50円)。


自分たちで作ったんだよね感が出まくっている操縦席。自動車の座席にハンドル。ハンドルからは1970年代の自動車から持ってきたんじゃないかというアンティーク感が出ています。 その先にはチェーンが巻かれていて、操縦できるようになっています。


対岸に着いたら、そこにはリアル・ド田舎、ラオスが広がっていました。さっきまで紹介していたルアンパバーンは世界遺産の街ですから、ローカル感あふれると言っても、やっぱり観光地。対岸にはしけで渡るだけで、リアルなラオスが顔を出してきました。

道は未舗装で、トタン板で作った家が並んでいました。


オレンジ色の袈裟を着た若い僧侶たちがてくてくと歩いていきます。


道はずっと未舗装のまま。


更に奥に行くと、なんとも言えない素敵な田舎の風景が広がっていました。10分位歩いた所に、小さなお店がありました。木の家にちょこんと作られた、可愛らしいお店です。


お店で売られているものはこれだけ。パンに、たばこに、スナックに、洗剤。生活必需品しかありません。アリが来ないようにするためなのか、多くのものがビニールに入れて釣ってあるのが面白いですね。


店のおばちゃんが優しく歓迎してくれました。


お店の横には機織り機が当然のように置かれ、織りかけの布が巻かれています。さっきまで織っていて、ちょっと席を外した雰囲気があります。布を織るということが生活の一部になっているのでしょう。

100年前の日本はこんな感じだったのでしょうか。毎日スマホを見て、パソコンの前に座っている僕らの生活と。自然のサイクルに身を任せて生活する彼らの生活と。

見た目は明らかに僕らのほうが豊かですけど、どっちが本当の意味で豊かなのかなぁ…と考えてしまいます。



■色々な観光地の中でもオススメ


ルアンパバーンはちょっと旅慣れた人か、世界遺産を廻っている人か、東南アジアに詳しい人しか行かない場所だと思います。

ルアンパバーンも有名な世界遺産ですが、アンコールワットの方が全然有名ですしね。みんなそっちに行っちゃいますもんね。

ティラキタ買い付け班の今までの経験から言うと…ルアンパバーンはアジアの観光地の中でも相当オススメの部類に入ります。



ポイントを挙げればきりがないのですが

 .優しいラオス人たち
 .旅行者で溢れているけどそこまでスレてない
 .僕から旅に求めているローカル感がある
 .見どころが徒歩圏内に集まってる
 .ローカルの食堂も、旅人向けのキレイな食堂も選びたい放題
 .宿がいちいち素敵

そしてお姉さんもカワイイ!!!




ルアンパバーン、どこそれ?って言う人が大半だと思いますけど。
ぜひ騙されたと思って一度足を向けてみてください。

そこには100年前の日本の姿が広がっていますよ?!!!

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2 Comments + Add Comment

  • 生のタマリンドはタイでも食べますよ、少しべたついていて酸っぱい味です。

  • なんて魅力的な!
    高いけど布地がとても素晴らしいですね。。。
    食べ物もきれいだし、とても丁寧な暮らしぶりの国という印象を受けました。
    20年くらい前に友人がルアンパバーンにいったときの話聞を聞いたとき、タイよりちょっと田舎、っていう程度の印象でしたが、あれからこんなに年月たっているのにまだこんなにのどかで素朴とは。
    最後の写真のお姉さんの服が素敵すぎ。お祭りの衣装でしょうか?欲しい。。。
    近いうち行ってみます!

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