ヘナペーストの作り方とメヘンディの描き方
ヘンナ(ヘナ)はインドや中近東で、マニキュアやヘナタトゥーなどの染料として古来から使用されてきたハーブです。ヘナに含有されている成分の中で、実際に染まるのはローソンという赤色からオレンジ色の色素で、そのローソンがタンパク質に絡み付く習性を持っているために、人間の頭髪や皮膚に色が付くのだそう。古くから、アラブ馬のたてがみを染めたり、切り傷・潰瘍・炎症などに使用されたり、マニキュアや眉墨代わりに用いられてきました。
このページでは、当店で扱っているヘナのパウダーを用い、手にデザインを書くメヘンディ用のヘナペーストを作ってみます。
1.ヘナペーストの原材料を用意します。
メヘンディ用ヘナパウダー 980円 |
水でヘナを溶くよりは、紅茶やコーヒーなど、カフェインが含まれている物で溶くのがベスト。カフェインとローソンが結合し、よりよい色が出ます。レモン汁を同時にいれるとさらに発色が良くなります。また、ヘナのペーストにお砂糖をいれると、ペーストに粘りが出て大変描きやすくなりますのでお勧めです。
出来上がったペーストにいい香りをつけると、更に素敵ですね。色々な香りを試し、一番好きな香りを見つけましょう。また、インド古来からのハーブ、アムラやシカカイ、ミックスハーブなどを10%程度いれても良いと思います。
2.ヘナペーストを作ります
ヘナペーストに入れる水分はコーヒーか紅茶を4、レモン汁を2、お砂糖を1の比率で混ぜたものを使用します。コーヒーは大さじ2杯、レモン汁が大さじ1杯、お砂糖が大さじ半分位で一回分にちょうどいい量になると思います。作った水分をヘナパウダーに混ぜていきます。ヘナペーストの硬さはマヨネーズくらいの硬さがベスト。硬すぎると描きづらいですし、水っぽすぎると描いている途中で垂れてきますので、適度な硬さで作ってください。ヘナパウダーがダマにならないようによく混ぜてください。
その後、冷暗所(10度から20度位の場所)に2日間保存して寝かしておきます。日が当たると劣化しますので、日の当たらないところで寝かしてください。
3.コーンに入れます
2日間寝かしたらヘナペーストが出来上がっています。使う数時間前にお好みでアロマオイルを入れてもいいですね。ペーストで上手に描くために、使いやすい先が鋭いコーンを作りましょう。コーンは身近にある透明のビニールで良いのですが、薄すぎるとへにゃっとして書きづらいですし、厚すぎてもまた良くないので、ちょっと厚手の手頃な透明ビニールを探してみてください。お花をラッピングする時に使うアルミのペーパーなども使えます。
コーンができたら、その中にヘナペーストを入れ、おしりを輪ゴムで縛って完成です。先っぽをチョンと切ればすぐに使えます。
4.色の出方について
ティラキタではインド風に描いていますが、あなたのイマジネーションと腕次第! 自由にイメージし、素敵なデザインを描きましょう。描いたヘナは最低でも数時間、できたら一日くらい肌に乗せておくといい結果が得られます。乾いたヘナはポロポロと落ちてしまいますので、粘着包帯などで上から貼って保護します。ヘナの色は描いたあと、2日くらいかけて徐々に徐々に濃くなっていき、そして1週間ほどで消えていきます。ヘナは肌のたんぱく質に絡みついているのでお風呂に入っても大丈夫です。でも、あまりこするとすぐに落ちてしまいますので、やさしく洗ってください。
[…] プの搾り出しのようにビニールで細いコーンを作ったりすると使いやすいかと思います。 詳しい使い方は当店のブログ、 ヘナペーストの作り方とメヘンディの描き方 をご覧ください。 […]