インド全国にある南インドレスラン サガール・ラトナ(Sagar Ratna)



■インドを知った顔ができる(かも)
今回は前回の続きとして、インドの南インドレストランチェーンを紹介します。

ちょっと前に紹介した北インドレストランチェーンのハルディラム、前回の南インドレストランのサラバナ・バワン、そして今回紹介するサガール・ラトナを抑えたら、結構なインド通のフリができちゃいます。

「ねえ、バラナシの外れにサガール・ラトナがあるんだって」とか
「シンガポールに行ったらサラバナね」とか。
実は3店しか知らないのに、超知った顔ができてしまいます。

インド料理はとっても奥が深いですが、まずは庶民的なチェーン店で大体の味を抑えつつ、その次はインド版食べログであるZOMATOなどで検索して地域の名店を探すのが、ここ最近のインドレストラン攻略法。

インドのチェーン店は、日本のファミレスなどと違って、結構な分量の料理を店内で作っているので、チェーン店だとしても美味しいのですが、実際問題、チェーン店って街のおじさんが頑張って経営している食堂よりも一味落ちると思うんですよね。でも、そのかわりに清潔だし、一定の味が保証されていて、当たり外れがないし。

実際問題、僕らもよく行きます。
わりかし美味しいんですよ。しかも清潔で下痢しないし!!!
インドで下痢しないモノを食べられると言うのはとっても安心です。
インドでチェーン店巡りってアリな選択だと思います。



■簡単な軽食として南インド料理が大人気
実は南インド料理は南インドだけでなく、インド全域で食べられます。南インド料理にはドーサやイドゥリー、ウタッパムなど、軽食やスナックとして食べられる料理が多いと言うのがその理由で、高速道路沿いのドライブインでは必ずと言っていい程、ドーサが食べられます。

スナック的な南インド料理は、軽く軽食を食べたいと言うインド人に大人気。南インド料理は北インドでも、パンジャブでも、グジャラートでも、ベンガルでも、そしてネパールでも、どこに行っても見かけます。

特に人気なのが、ドーサと呼ばれるパリパリの皮がクリスピーで美味しい一品です。
これは山の様になっている、マウンテン・ドーサという見た目にも楽しい一皿。



ドーサにも色々な種類があり、非常に大きなペーパードーサや、中にカレー味のじゃがいもが入ったマサラドーサ、プレーン・ドーサ、ペーパー・プレーン・ドーサ、オニオン・プレーン・ドーサ、サダドーサ、マイソールドーサなどなど、軽く50を超えるバリエーションがあります。ただ残念なことに、50のバリエーションがあったとしても、どれを食べても似た味でたいして代わり映えしないのですが………

こちらの写真はペーパードーサ。非常に大きくて食べ応えがありました。


食後には南インド式のコーヒーも美味しいです。



■サガール・ラトナ(Sagar Ratna)とは
今回紹介するサガール・ラトナ(Sagar Ratna)は1986年に創業したインド全国規模のレストランチェーンです。主に南インド料理を出しますが、南インド専門というわけではなく、北インド料理も出しています。



サガール・ラトナは1986年12月4日に、デリーのディフェンスコロニーにて40席のみの小さなレストランとして創業し、適切な料金、清潔で美味しい食べ物、よりよいサービスなどを追求した結果、現在ではインド全土45都市にチェーン展開し、シンガポールにも出店する人気のレストランチェーンとなったのだそう。(source:franchiseindia.com)

「適切な料金、清潔で美味しい食べ物、よりよいサービス」なんて当然じゃないか!と僕達日本人は思いますが、インドではそれすらできてないお店があまりにも多いですし、様々な理由からその基本を守ることが結構難しいので、その3点をきちんと守っていればまずは大丈夫なのでしょう。

前回紹介したサラバナ・バワンも1981年に創業しているのですが、ちょうど、創業後、会社が大きくなるタイミングでインドの経済自由化に当たっていると言うのが大きくなった一つの理由であろうと思います。

インドの経済自由化は1991年からなのですが、その前のインドは旧ソビエトもびっくりする位の社会主義&官僚主義国家でした。昔のインドは何をするのにも許可が必要で、1990年台の初めに今では世界でも最大手のIT企業の一つとなったリアイアンスの社長がコンピューターを輸入しようとした所、一台のコンピュータの輸入に1年かかったという逸話が残されています。

徐々に社会が変化していく中で、チャンスと胃袋を掴み、サガール・ラトナもサラバナ・バワンも大きくなって来たのでしょうね。

■デリーのコンノートプレイス店に行ってみた
ある日の昼、お腹が減ったティラキタ買い付け班、デリーのコンノートプレイス店に行ってみました。場所はコンノートプレイスの北側にあり、バックパッカーの聖地メインバザールから歩いて10分くらいです。



外観はこんな感じで結構オシャレ。シックな濃い緑色の縁取りに、赤とオレンジのコントラストがピッタリとマッチしています。インド人ってば色やデザインのセンス良いよなぁ…といつも思うんですよね。


中に入ってみたら…座る所がないほどの混雑ぶり! 昼食時だというのもあるのだとは思いますが、やっぱり人気のレストランなのですね。


メニューを見てみます。ウプマ・コンボが99ルピー、南インドターリーが200ルピーと、安くはありませんが、そんなに高くもない手頃なお値段です。写真が綺麗で、こんな素敵な料理が出てくるのかとワクワクしてきます。


メニューの他のページも大変おしゃれでした。プリヨガレ・ライスが150ルピー、ビシブル・バートも150ルピー。どれも手頃なお値段でどれを頼もうか迷います。


タマリンドが入った酸味のあるスープ、ラッサムを頼んでみました。コップに入ってやってきたのですが、なかなかのお味。


メニューですごく素敵に写っていたドーサを頼んでみました。
メニューの写真がこちらで…


実際に来たものがこちら。う???ん。写真とはだいぶ違うような…おかしいな…


多分、今のは気のせいだったのでしょう。 何かの間違いに違いありません。気を取り直して、今度は、一番写真写りの良い料理をオーダーしてみました。インド版蒸しパンのイドリーを南インド味のスープのサンバルに入れたものです。イドリーはシンプルな味で朝ごはんにピッタリな一品ですが、サンバルに入れてスパイシーにしたものも美味しそうです。

メニューの写真がこちらで…



そして実際に来たものがこちら。




え!! これって同じモノ?
幾らなんでも、写真と違いすぎるヨ!!!

どこをどう見ても、同じ部分が見当たりません…
メニューと実際の商品が違うという話はどこにでもありますが、これは大分レベルが高いですね

実際のお味の方はというと、それなりに美味しいのですが、やっぱり一番人気のサラバナ・バワンと比べるとちょっと落ちるかなぁ…と個人的には思いました。インド人に聞くと、「サラバナよりサガール・ラトナの方が好き!」って言う人も居ますので、人それぞれだと思います。

■他にもいろいろな料理が
サガール・ラトナのHPには他にも様々な料理が掲載されていました
写真では大変美味しそうなんですが、実際はどんな料理がやってくるのでしょうか?

次回行った際にはまた別の料理を頼んでレポートしてみたいと思います!!








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