もうボラれない! インドが初めての人でも適正価格でオートリクシャに乗る方法。
■インドには定価がない
日本人が初めてインドに行った時、どうも勝手が違うのが、インドには定価がないと言うことではないでしょうか。日本ってすべてのものに値段がついていて、人によって値段が変わるなんてことはありませんよね。でも、インドでは、人によって値段が違うものがたくさんあります。
例えば、街のお店でTシャツを買うとしましょう。最初、店主が言ってくる値段が250ルピーだとしても、ある人はそれを100ルピーで買い、また別の人は150ルピーで買ったりしています。
また今回の話題であるオートリクシャにしても。まず、ヤツらは現地人か、外国人かを見極めます。外国人だったら、それがベテラン旅行者か、初心者かもあっという間に見極めます。そして、最初の言い値を言ってくるのです。
毎日使っている現地人だったら50ルピーと言うのに、僕ら外国人に対しては、3倍の150ルピーと言ってくるのは当たり前のこと。別に騙しているわけではなく、それが彼らの文化なのです。
とは言うものの。
誰だって、3倍もの値段を払いたくはありませんよね。
ちゃんと現地人と同じ、適正値段で乗りたいと思います。
■OLA CABを使おう!!
インドの初めての街でも、いつでも、どこでも適正な値段でタクシーに乗りたい時は、OLA CABと言うアプリを使います。このOLA CAB。タクシーサービスのUBERと同じ種類のサービスなのですが、インドではUBERよりも便利で、UBERよりも価格が安いと言うウワサです。ティラキタ買い付け班の肌感覚でも、インドのUBERはちょっと高い気がします。
OLA CABではオートリクシャ、バイク、軽自動車、セダンなど、予算に応じて色々な車種を選べます。酷暑期にオートリクシャ乗るのは大変ですもんね。
■しかし…OLA CABがあっても全く無意味
さて、OLA CABを実際に使おうとすると、様々な問題が出てきます。OLA CABを使ってタクシーに乗るには、現地の電話番号が欲しいので、インドのSIMカードを入手しておく必要があります。国際ローミングのSIMカードでは使えません。諸外国では楽になったSIMカードの入手ですが、インドではいまだに一苦労します。
そして、実際にOLA CABでブッキングするとします。
ブッキングするのはアプリだから簡単なんですが…ポチポチで終わるんですが…
タクシーが近くにやってくると、「お前はどこにいる? どんな服を着ている?」と直接電話をかけてきます。しかもヒンディー語で!!!!
ヒンディー語で電話かけてこられてもムリなんですけど!!!
何言ってるか全然わからないんですけど!!
電話口で怒鳴っているみたいだし…(泣)
タクシードライバーの中は、言葉が通じないと知ると「チッ」とか言って電話を切り、どっかに行ってしまう人もいます。OLA CABがあっても、アプリをインストールしても、僕らには、全く無意味なのでした。
■ちょっと使い方を変えてみる
スマホがあっても、アプリがあっても。これでは全く使えません。困った…
この困った状況を解決する、ティラキタ買い付け班おすすめの方法があります。この方法であれば、ヒンディー語が喋れなくても、現地の電話番号がなくても、最安値でオートリクシャに乗ることができます!!
その方法とは…実は、話はとても簡単なのですが…
「OLA CABのアプリを見せながら、目の前のオートリクシャと交渉する」のです!
僕たち旅行者は、電話が繋がらず、ヒンディー語がしゃべれないから、実際にはOLA CABを正規の方法では使えないんですが、ここからここに行くのはこの値段だよって、目の前のオートリクシャに見せることはできますよね。
アプリには適正な値段が出ているので、その金額を基に交渉するのです。
百戦錬磨のオートリクシャドライバーのこと、もちろん色々な言い訳を言ってきます。
「今は渋滞中だから、その値段では行かない」
「そのアプリはニセモノだ」
「その値段の倍だったら行ってもいい」
「お前のスマホが壊れていて、間違った値段を表示している」
「OLA CABの値段とオートリクシャの値段は違う」
でも、ティラキタ買い付け班の経験によれば、それは全部、高い値段を取りたいだけの口実でした。
何台かのオートリクシャにOLA CABを見せながら交渉すれば、すぐに希望通りの値段で乗れると思います。そしてまた、地図で行き先を示しているので、遠回りされることも、別の場所に連れて行かれることもありませんでした。
種明かしをしてみるととっても簡単。
そしていつでもどこでも使える方法です。
これからインドに行かれる方も、今、訪問中の方も。
ぜひ一度お試しください。
きっとお役に立つと思います。