指紋認証付きの最新スマホが19000円ポッキリ! 台湾の小米に行ってきた
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■迷子になる自由を失ったボクたち
数ヶ月に一度、海外に買付けに出かける僕らのような仕事をしている人種にとって、SIMフリー携帯ほど有難いものはありません。飛行機を降りて現地の空港でSIMカードを購入してプスッと挿せば、日本と同じ様に電話が使えてしまうSIMフリー携帯は海外旅行の必需品。SIMフリー携帯は「なきゃ話にならないよ!」と言う必須アイテムです。
知らない国の知らない街でも、SIMフリー携帯さえあればGoogleMapは使えるし、LINEは入るし、ホテルはすぐ予約できるし。Google翻訳で困ったときも安心です。どこに行くにもSIMフリー携帯さえあれば、全く心配なく旅行ができます。
SIMフリー携帯があれば、入り組んだ旧市街で迷子になることがなくなります。
宿を一軒一軒訪ねて廻らなくてもよくなります。
行く前にGoogleストリートビューで下調べも出来るようになります。
逆に言うと、SIMフリー携帯を持つことで「迷子になる自由」、「ホテルを実際に見てから選ぶ自由」、「初めての街でびっくりする自由」を失っているのですが、じゃあ携帯が無い方が良いかというと、やっぱりあったほうがいい。
自由と便利さは相反する場合がありますね。人間とはワガママなものです。
■小米と言う新興メーカー
ここ最近、DocomoやSoftbankの様な正式なキャリアでも、お願いすればSIMロックを外してくれるようになりましたので、以前のようにSIMフリー携帯を探して海外旅行をすると言う必要性はなくなりました。4-5年前にSIMフリーのiPhoneを求めてシンガポールのムスタファ・センターまでわざわざ行ったりしていたことを考えると隔世の感があります。とは言うものの。正直、日本のスマホは高いです。今まで使っていたGoogleのNexus5の電池がだいぶヘタってきたので新しい携帯を探した所…欲しいスペックの携帯は4万円から6万円もします。
色々ネット上を探した所、十分なスペックで安い携帯は小米(シャオミ)が出しているとの情報をゲット。しかも最新型のRed Mi noteが1万9千円!!! 他のスマホの半額以下じゃん!! 台湾に行って、携帯を買って帰ってきてお釣りが来る金額です。
小米(シャオミ)はまったく日本で知名度がないので調べてみると…小米は雷軍(Lei Jun)が6年前の2010年に創業。2011年にAndroidベースのスマートフォンMI-One(小米手機)を発売。翌年の2012年にはMI-2(小米手機2)を発売。年間で1機種のみ発売し、大量生産することでハイエンドながら価格を抑えている。その評判が微博などネットの口コミで広がり、若者を中心に支持を得て、中国市場のみでの販売ながら創業から数年で世界的な大手メーカーとなった。
との事。中国メーカーの携帯を買うのはちょっとだけ気が引けるのですが、iPhoneも製造元を辿れば中国製なのでここは気にしないことにすることにしましょう。
■小米の台北ショップに行ってみた
小米の台北ショップは台北の中心部にあります。台北駅から直接行ける地下鉄の路線はないものの、一回乗り換えするだけで所要時間は20分位でしょうか。台北の地下鉄は東京の地下鉄よりも路線がシンプルでわかりやすいです。簡単ですよ。駅を降りると小米の台北ショップはすぐ左手にありました。こちらのビルの2Fです。
テクテクと階段を上がって小米ショップに入っていきます。世界的な大手メーカーの台北ショールームという割にはそこまで大きくはありません。中に入ってみたところです。中国メーカーと言う先入観を覆す、普通でオシャレな感じです。
■2016年7月の小米のラインナップは
小米ショップにはそんなに多くの商品が並んでいるわけではありません。スマホが2?3モデル、あとちょっと便利なガジェットが数種類位なのですが、そのどれもがキラー商品ばかり。例えば…これは小蟻智慧攝影機と呼ばれる監視カメラ。お値段は999台湾ドル=3000円程度なのですが、ネットに繋がってスマホで24時間監視可能、動体検知機能付き、赤外線ナイトビジョン機能付きと、とても3000円のカメラではありません。日本のメーカーが出しているネットワークカメラであれば安くても15000円はするので同じお値段で5台は買えてしまいます。
こちらは小蟻運動相機と呼ばれるアクションカメラ。お値段は2595台湾ドル=7500円とおもちゃ並の価格ですが、1600万ピクセル、ハイビジョンを60FPSで撮影可能、オプションの防水ケースをつけると水深40mまでと全くおもちゃとは思えない可愛くないスペックです。
■小米で購入したものは…
結局、11999元=3万6千円のMi5と、6499台湾ドル=1万9千円の小米Note3とどっちにしようか散々悩んだ挙句、1万9千円の小米Note3を購入。使ってみた感想は…電池が4000mAHと通常のスマホの倍入っているので電池の持ちは今まで使っていたNexus5と比べると異常とも言えるほど。使わなければ、丸2日間電池が持つのはいい感じです。でも電池が倍入っているってことは重いんですよね。小米Note3は180gでNexus5は130gとカタログ上ではあまり違いがないようですが、50gの違いは想像以上にずっしりと手首に来ます。
1万9千円のスマホということで実際の使い勝手はどうかな…と心配していたのですが、全ての動作がスルスルと動き、動作には全く不満はありません。指紋認証はついてるし、ディスプレイはハイレゾだし、SIMは2枚入るし、テザリングはできるし、当然SIMフリーだし…。カメラ機能にも全く不満はありません。足りないのはおサイフケータイ機能くらいでしょうか。
1万9千円でほぼ全部入り!!!
恐るべし小米…………これじゃ他のメーカー死んじゃうよ…
もう一つついで買いしてしまったのが、上でも軽く紹介したGoProの廉価版ともいうべき小蟻運動相機。アクションカメラ欲しかったんですよね。欲しかったんです。でも買ってみたら…あまり使わないヨ! 全然使わないヨ! ってことが判明。人によるとは思うのですが、アクションカメラはボクには不必要な物だったんだな…………安いからって余計な買い物しちゃった。
買ったからって言うことで、早速台北の街を撮影しながら散歩してみました。
■小米ショップへの行き方
台北小米之家住所:台北市松江路273號2樓
最寄り駅:行天宮駅(3番出口出た横の建物の2F)
営業時間:11:00 ? 19:00