いちいちなんでも素敵なモロッコに買い付けにやってきました
■素敵王国モロッコ
2018年7月。ティラキタ買い付け班、素敵なイスラム圏の雑貨を求めてモロッコにやってきました!!!現在ティラキタでは、インド、ネパール、タイ、ベトナム、インドネシアなどの国々とお付き合いしていますが、2001年の開店から18年間、アジアとインド圏の雑貨ばかりを紹介し続けてきたので、たまには素敵なイスラム圏の雑貨を紹介したいなと思ったのです。
モロッコに降り立ってみて、出迎えてくれたのが、空港の素敵なデザインの建物でした。波打ち、幾何学模様にくり抜かれた金色のプレートが日光よけとして施されたマラケシュ空港。イスラームならではの幾何学的な素晴らしいデザインがお迎えしてくれました。
空港からリヤドと呼ばれるホテルへ向かいました。今回、泊まったのは一泊2000円位のホテルですが、2000円台の安ホテルでも、こんな素敵な表札を使用していました。
手作りの味といい、素敵な色合いといい、読めないアラビア文字といい、アラビアンナイトの世界にやってきたかのような気分になります。こんな世界がティラキタ買い付け班は大好きです。
ホテルの扉にも彫刻がきれいに入っていました。宿泊費が2000円台の格安ホテルでこの装飾ですから、もっと高いところに泊まったら、どんな素敵が待ち受けているのか…想像もつきません。
街に出てみると、雑貨天国が広がっていました。日本でも人気のバブーシュがたくさん!!!!
邪視を避ける意味合いがあるというファティーマの手も、色々とよりどりみどり。
素敵な手書きのタイルたちもたくさん!!!!
モロッコ人が好むミントティーグラスもとっても可愛くて綺麗!!!
金属のランプシェードは魔法かよ!!!っていう位の美麗さ加減です。
旧市街の中を歩けば、素敵なディスプレイがあちこちに。
贅を尽くし、デコレーションをし尽くした店舗もあちらこちらに。
夕飯を食べに入ったお店の内装も半端ない幾何学具合。
モロッコ、すべてが素敵で、デザイン好き、雑貨好きにはたまりません。
リサーチしてて、ハァハァしてしまう毎日です。
■素敵なんだが、値段は全然素敵じゃない
しかし…僕たちは観光で来ている訳ではありません。僕たちのミッションは、「素敵な雑貨たちを、日本のみんなの手に入る値段でゲットしてくること」です。
素敵なものを、お客様が無理のない金額で購入していただけるようにすることこそ、私達の一番の仕事です。
しかし…モロッコ商人と、モロッコの物価は最高に手強いのでした。
例えばこちらの素敵なバブーシュの値段を聞いてみました。
モロッコ人商人の最初の言い値は、なんと3000円(250DH)!!!!!
おいおいおい、ちょっと待て。
バブーシュ、日本で売っているよりも高いんだけど!!
最高に素敵な、こちらのランプシェードの値段を聞いてみると…
なんと、55000円(5000DH)でした。
これにエアカーゴ代と、輸入通関手数料と、日本の消費税&関税と、お客様への送料が入ったら、日本についた時点でお値段が10万円になりそうです。
うーーーん。高すぎる!!!!
こんな素敵なミントティーグラスもありましたが、値段を聞いてみると、グラス一つに付き230円(20DH)。これにエアカーゴ代と、食器の検査費用と、輸入通関手数料と、日本の消費税&関税と、お客様への送料が入ったら、日本についた時点でお値段は500円です。
うーん。。やっぱり高すぎる!!!!!!
モロッコ、とっても可愛いものいっぱいあるのになぁ…
いくらなんでも高すぎるなぁ…
これじゃ、お店で紹介できないなぁ…しょぼん…
余談ですが、日本を出る前にモロッコ雑貨屋さんがどれだけあるのか、リサーチしていたんですよね。そしたら、日本にモロッコ雑貨屋さんは、数えるほどしかありませんでした。そして、インド雑貨を見慣れた目には、扱っている商品のお値段が、どれも、そこまでお安いわけではありません。
どうしてなんだろうな…
なにか理由があるのかな…
と思いながらモロッコにやってきたんですが、要は、モロッコ雑貨は高すぎるんでした。
素敵だからと言って、いくらでもお金を出せるわけではありませんものね。
これから、まだまだモロッコの調査旅行は続きますが、モロッコと取引できる様になるかかどうかは正直、不透明、と言った所です。モロッコ人と、とても仲良くなって、リーズナブルなお値段で、いろいろ買えるようになったら良いのかなとは思いますが…道のりはとても長そうです。
いろいろ努力して、お客様に素敵な雑貨を紹介したいと願ってはいますが、どうなるかなぁ…