世界最大のシヴァ像を見に行って来ました!
「あれ、なんですか?」と、ティラキタスタッフが指さした先を見ると、丘の上になにか大きなものがそそり立っています。

先週このメルマガで紹介した筋田さんが経営される銀杏旅館に宿泊していた時のことです。銀杏旅館はネパールの首都カトマンドゥの外れにあり、カトマンドゥの中心部から車で小一時間くらい。市街地を抜け、日本の援助で作られた高速道路を抜け、田舎の風景が広がるともうすぐ。途中から幹線を抜け、山の中に入り、タイヤがパンクしそうな山道を登って10分くらいした丘の上に立っています。
朝早く起きて遠くを見ると、丘の上の銀杏旅館からはぼんやりとヒマラヤが見え、近くの緑の丘が見え、昨日走ってきた幹線が見えます。そして、ティラキタスタッフの指の先には何は大きな像と思われるものが建っていました。
「あれなんですか?」と筋田さんに聞くと、
「あれは、世界で一番大きなシヴァ像ですよ」
「え? 世界一のシヴァ像なんですか?」
「そうです。これを見に、遠くインドからもヒンドゥ教徒がお参りに来たりするんですよ」
という事で、珍しいものが大好きなティラキタスタッフ、早速、見に行って来ました!!
銀杏旅館から一度幹線道路に降りて、また坂を登ります。坂の途中はザ・ローカル・ネパール。カトマンズの真ん中ではあまり見ることが出来ないネパールの人たちの生活が広がっていました。
庭一面に唐辛子を広げ、乾燥させている所です。唐辛子に含まれている辛味成分のカプサイシンが飛散し、喉にくっつくのでさすがのネパール人もマスク姿です。近くににじり寄って写真を撮ったインドパパは、空気が辛くてむせてしまいました。

しばらく行くとネパール語の看板が出てきました。僕達に読める英語の表記は一切ありません。インドから来る巡礼者も、ネパールから来る巡礼者もこれを読めるのでしょうから問題ないのでしょう。むしろ、これが読める人たちが対象であって、読めず、ヒンドゥー教をたいして信じていない僕たちはあまりお呼びではないのかもしれません。でも、気にせずに進むことにします。

これが入り口。世界最大のシヴァ像の入り口にしてはだいぶしょぼいような気がしますが、ここはネパール。そんなものなのでしょう。あとで判ったことですが、この入口は裏口で、もっと綺麗でピカピカ、しっかりした入り口は反対側だったそうです。世界最大のシヴァの高さは143フィート=43m程もあるのだとか。

そしてこれが世界最大級のシヴァ。ドドン!と山の上にそびえ立っていました。
「え? 中には入れないの?」
「カラフルじゃないよ」
「世界最大にしてはたいして大きくないね」
「ハリボテみたい」
とティラキタスタッフの評価はなんだかイマイチです。
だって、たったの43mですからね。牛久大仏の120mに比べると3分の1な訳です。お台場にあったガンダムが18mですから、それよりは大きいのですが、こっちには蒸気を吹くとかのサービスはありません。

観光地にかならずある門前町もこんな感じ…木で作られた小さなで店がポツンと数軒あるだけでした。そりゃ、ガイドブックにも載ってないよなぁ…となんだか納得。

帰り道をテクテク歩いていると…見たこともないものが木の上で干されていました。「これ何?」と聞くと、木の実をペースト状にして乾燥させて作るローカルフードとのこと。「どうやって食べるの?」と聞くと、一軒のお店に案内してくれて指さされたのがこちらのやたら赤いジャムみたいな食べ物です。

食べてみると甘酸っぱく、なんとも得ない素朴な風味が口の中に広がります。ちょっとした渋みと、硬めのコンニャクみたいな食感、そして酸っぱさが相まった、不思議な一品でした。

その味はさっき見たシヴァの感想と一緒。
山の国ネパールの素朴な味わいがジンと心のなかに染み渡ってくるのでした。

先週このメルマガで紹介した筋田さんが経営される銀杏旅館に宿泊していた時のことです。銀杏旅館はネパールの首都カトマンドゥの外れにあり、カトマンドゥの中心部から車で小一時間くらい。市街地を抜け、日本の援助で作られた高速道路を抜け、田舎の風景が広がるともうすぐ。途中から幹線を抜け、山の中に入り、タイヤがパンクしそうな山道を登って10分くらいした丘の上に立っています。
朝早く起きて遠くを見ると、丘の上の銀杏旅館からはぼんやりとヒマラヤが見え、近くの緑の丘が見え、昨日走ってきた幹線が見えます。そして、ティラキタスタッフの指の先には何は大きな像と思われるものが建っていました。
「あれなんですか?」と筋田さんに聞くと、
「あれは、世界で一番大きなシヴァ像ですよ」
「え? 世界一のシヴァ像なんですか?」
「そうです。これを見に、遠くインドからもヒンドゥ教徒がお参りに来たりするんですよ」
という事で、珍しいものが大好きなティラキタスタッフ、早速、見に行って来ました!!
銀杏旅館から一度幹線道路に降りて、また坂を登ります。坂の途中はザ・ローカル・ネパール。カトマンズの真ん中ではあまり見ることが出来ないネパールの人たちの生活が広がっていました。
庭一面に唐辛子を広げ、乾燥させている所です。唐辛子に含まれている辛味成分のカプサイシンが飛散し、喉にくっつくのでさすがのネパール人もマスク姿です。近くににじり寄って写真を撮ったインドパパは、空気が辛くてむせてしまいました。

しばらく行くとネパール語の看板が出てきました。僕達に読める英語の表記は一切ありません。インドから来る巡礼者も、ネパールから来る巡礼者もこれを読めるのでしょうから問題ないのでしょう。むしろ、これが読める人たちが対象であって、読めず、ヒンドゥー教をたいして信じていない僕たちはあまりお呼びではないのかもしれません。でも、気にせずに進むことにします。

これが入り口。世界最大のシヴァ像の入り口にしてはだいぶしょぼいような気がしますが、ここはネパール。そんなものなのでしょう。あとで判ったことですが、この入口は裏口で、もっと綺麗でピカピカ、しっかりした入り口は反対側だったそうです。世界最大のシヴァの高さは143フィート=43m程もあるのだとか。

そしてこれが世界最大級のシヴァ。ドドン!と山の上にそびえ立っていました。
「え? 中には入れないの?」
「カラフルじゃないよ」
「世界最大にしてはたいして大きくないね」
「ハリボテみたい」
とティラキタスタッフの評価はなんだかイマイチです。
だって、たったの43mですからね。牛久大仏の120mに比べると3分の1な訳です。お台場にあったガンダムが18mですから、それよりは大きいのですが、こっちには蒸気を吹くとかのサービスはありません。

観光地にかならずある門前町もこんな感じ…木で作られた小さなで店がポツンと数軒あるだけでした。そりゃ、ガイドブックにも載ってないよなぁ…となんだか納得。

帰り道をテクテク歩いていると…見たこともないものが木の上で干されていました。「これ何?」と聞くと、木の実をペースト状にして乾燥させて作るローカルフードとのこと。「どうやって食べるの?」と聞くと、一軒のお店に案内してくれて指さされたのがこちらのやたら赤いジャムみたいな食べ物です。

食べてみると甘酸っぱく、なんとも得ない素朴な風味が口の中に広がります。ちょっとした渋みと、硬めのコンニャクみたいな食感、そして酸っぱさが相まった、不思議な一品でした。

その味はさっき見たシヴァの感想と一緒。
山の国ネパールの素朴な味わいがジンと心のなかに染み渡ってくるのでした。