超びっくり!! 魅惑の国バングラディッシュ!!
先週の金曜日にバングラデッシュから帰国してきました。インドパパ、インドやネパールには何回も行っていますが、バングラデッシュは初めてです。元々、バングラデッシュはインド領の一部だったので、バングラデッシュもインドもそんなに変わらないだろう…と思いながら行ったのですが、分離独立してからの40年の歳月は長く、インドとは全く違う方向に進化していました。
ここ最近インド本国は経済成長やグローバル化のあおりを受け、おしゃれなショッピングモールが色々な所にできたり、道路がキレイになったりと、だんだんと僕達の様な旅行者が「こうあって欲しい」インドではなくなってきていたのですが、バングラデッシュは旅行者が喜ぶ昔のインドそのまま!!
旅行者と見れば声をかけてくる人たち。
写真を撮ってくれとせがまれ、写真を撮っただけで大喜び。
後ろをついて歩いてくる子どもたち。
バングラデッシュは旅行者ずれしていない、純粋で、素朴で、素敵な人達が住む国でした。写真とともに、バングラデッシュがどういう所だか、紹介してみましょう。
空港に降り立つと、すぐに目に入ってきたのがこの看板。書いてあるのは「これからの国へようこそ」 バングラデッシュの伝統的なリクシャアート風のビビッドな筆致で描かれています。イスラム教の人、ヒンドゥー教の人が仲良く働いているデザインは、この国が目指す方向を明確に示しています。
実はバングラデッシュ。知られざることですが隣の大国インドを抜いて、中国に次ぐ世界の衣料品輸出のNo.2の地位を誇っています。つい先日、ユニクロがバングラデッシュに進出するニュースがありましたが、既に北欧系のH&Mなどのいわゆるファストファッションの多くがここ、バングラデッシュで生産され、欧米に輸出されています。
日本ではユニクロのバングラデッシュ進出がとても珍しい事という扱いでしたが、実は、ユニクロの進出は遅すぎるくらいで良い工場や技術者は既に北欧系に取られ、結構苦労しているというのが実情のようです。何はともあれ、バングラデッシュはこれから、衣料品の輸出で発展してして行くと言うのがよく判りますね。
そして荷物を取りに行くと…空港の色々な所に無造作に荷物が放り投げられていました。
「なんだこりゃ?」
「持ち主はどこにいるんだろう…」
通常、きちんと管理されているはずの空港がこんな状態…なんとなく、バングラデッシュの状態が見えてきます。
街に出ていくと、街の色々な所で渋滞が起こっていました。自転車にお客さんを載せるサイクルリクシャに、オートリクシャ、歩行者にオンボロバス、それになぜか牛も混じっています。クラクションは、「プープー」、「ピーピー」、「プップー」、「ジリンジリン」、「モーモー」と至るところで吹き鳴らされ、目だけではなく、耳も大変騒がしい!!
僕達が知っている渋滞のように整然とした状態ではなく、ちょっとでも隙間があったら我先に入り込み、リクシャのタイヤをまたぐようにして歩行者が通り、その中で牛がのそのそと歩いていて、バスの出口からは突然人が乗り降りをはじめる…もう、完全にカオスな状態です。
バングラデッシュの首都、ダッカの旧市街です。あふれるほどの人、人、人…リクシャ、リクシャ、リクシャ…道端では商売をしている人たちが勝手に店をひろげ、道はゴミだらけ、空気は激しく埃っぽく、大変な状態です。「チャイ、チャイ、チャイ…」、「ジリジリジリ」と言う街のノイズも合わさっています。
これを混沌と言わずして何を混沌というのか
インドで失われた強烈な南インドがまだバングラデッシュには残っていました。
ショドル・ガットと呼ばれる船着場に行ってみました。バングラデッシュは雨季になると毎年国土の3分の1が水の下に沈む洪水で有名な国。国土の多くが水に沈んでしまうから、バングラデッシュの主な交通手段は船です。もちろんバスや電車もありますが、きちんとした橋がかかっていなかったり、架かっていたとしても数が少なかったりして、時間がかかることが多いのです。
そして船着場もまた人…人…人…人…人…人…人…
もう、人だらけ!!!
そして、多くの人が「ハロー!」、「ホワット・イズ・ユーアー・ネーム?」、「ホエア・ドゥー・ユー・カム」と声をかけてきます。だから、2分に1回は誰かと話をしているような…そんな状態でした。
船着場を対岸から見たところ。見たわす限りの船…船…船…船…船…船…
「ウォーリーを探せ」みたいな状態になっています。
世界の中で一番、船が密集している場所だといっても過言ではありません。
そしてここでも写真を撮っていると…「ワン・ピクチャー!!」と言って、色々な人が写真を撮られにやってきます。
この国は全く旅人を一人にさせてくれません。
街中で「写真を撮るよ」って言ったらあっという間に集まってきた子どもたち…
どこでも、こんな状態です。
バングラデッシュは僕達が知っている「快適な旅行」とは全く対極にある国です。
バングラデッシュは埃っぽいし、人は声をかけてくるし、一人にしてくれないし、渋滞だらけだし…
でも、ここにはこれから成長するエネルギーと、濃い人のつながりと、僕たちが経済成長していく中で失ってしまったものがたっぷりと詰まっていました。
今のバングラデッシュは「懐かしい80-90年代のインド」や「昭和20年代の日本」といった感じです。インドに何回も行ったけど、もうインドは面白くないとか、もっと刺激のある旅をしたいという人には超おすすめ!!
え? インドパパはもう一度いきたいかって?
もちろんです! 何回でも行きたい!!
バングラデッシュは超楽しくって。まだ見ぬ刺激がいっぱいで。しかも、みんな好奇心たっぷりで優しい。
ぜひあなたも、素敵な国バングラデッシュに旅行してみてください。
きっと、大量のビックリ!!が待っていますよ。
ここ最近インド本国は経済成長やグローバル化のあおりを受け、おしゃれなショッピングモールが色々な所にできたり、道路がキレイになったりと、だんだんと僕達の様な旅行者が「こうあって欲しい」インドではなくなってきていたのですが、バングラデッシュは旅行者が喜ぶ昔のインドそのまま!!
旅行者と見れば声をかけてくる人たち。
写真を撮ってくれとせがまれ、写真を撮っただけで大喜び。
後ろをついて歩いてくる子どもたち。
バングラデッシュは旅行者ずれしていない、純粋で、素朴で、素敵な人達が住む国でした。写真とともに、バングラデッシュがどういう所だか、紹介してみましょう。
空港に降り立つと、すぐに目に入ってきたのがこの看板。書いてあるのは「これからの国へようこそ」 バングラデッシュの伝統的なリクシャアート風のビビッドな筆致で描かれています。イスラム教の人、ヒンドゥー教の人が仲良く働いているデザインは、この国が目指す方向を明確に示しています。
実はバングラデッシュ。知られざることですが隣の大国インドを抜いて、中国に次ぐ世界の衣料品輸出のNo.2の地位を誇っています。つい先日、ユニクロがバングラデッシュに進出するニュースがありましたが、既に北欧系のH&Mなどのいわゆるファストファッションの多くがここ、バングラデッシュで生産され、欧米に輸出されています。
日本ではユニクロのバングラデッシュ進出がとても珍しい事という扱いでしたが、実は、ユニクロの進出は遅すぎるくらいで良い工場や技術者は既に北欧系に取られ、結構苦労しているというのが実情のようです。何はともあれ、バングラデッシュはこれから、衣料品の輸出で発展してして行くと言うのがよく判りますね。
そして荷物を取りに行くと…空港の色々な所に無造作に荷物が放り投げられていました。
「なんだこりゃ?」
「持ち主はどこにいるんだろう…」
通常、きちんと管理されているはずの空港がこんな状態…なんとなく、バングラデッシュの状態が見えてきます。
街に出ていくと、街の色々な所で渋滞が起こっていました。自転車にお客さんを載せるサイクルリクシャに、オートリクシャ、歩行者にオンボロバス、それになぜか牛も混じっています。クラクションは、「プープー」、「ピーピー」、「プップー」、「ジリンジリン」、「モーモー」と至るところで吹き鳴らされ、目だけではなく、耳も大変騒がしい!!
僕達が知っている渋滞のように整然とした状態ではなく、ちょっとでも隙間があったら我先に入り込み、リクシャのタイヤをまたぐようにして歩行者が通り、その中で牛がのそのそと歩いていて、バスの出口からは突然人が乗り降りをはじめる…もう、完全にカオスな状態です。
バングラデッシュの首都、ダッカの旧市街です。あふれるほどの人、人、人…リクシャ、リクシャ、リクシャ…道端では商売をしている人たちが勝手に店をひろげ、道はゴミだらけ、空気は激しく埃っぽく、大変な状態です。「チャイ、チャイ、チャイ…」、「ジリジリジリ」と言う街のノイズも合わさっています。
これを混沌と言わずして何を混沌というのか
インドで失われた強烈な南インドがまだバングラデッシュには残っていました。
ショドル・ガットと呼ばれる船着場に行ってみました。バングラデッシュは雨季になると毎年国土の3分の1が水の下に沈む洪水で有名な国。国土の多くが水に沈んでしまうから、バングラデッシュの主な交通手段は船です。もちろんバスや電車もありますが、きちんとした橋がかかっていなかったり、架かっていたとしても数が少なかったりして、時間がかかることが多いのです。
そして船着場もまた人…人…人…人…人…人…人…
もう、人だらけ!!!
そして、多くの人が「ハロー!」、「ホワット・イズ・ユーアー・ネーム?」、「ホエア・ドゥー・ユー・カム」と声をかけてきます。だから、2分に1回は誰かと話をしているような…そんな状態でした。
船着場を対岸から見たところ。見たわす限りの船…船…船…船…船…船…
「ウォーリーを探せ」みたいな状態になっています。
世界の中で一番、船が密集している場所だといっても過言ではありません。
そしてここでも写真を撮っていると…「ワン・ピクチャー!!」と言って、色々な人が写真を撮られにやってきます。
この国は全く旅人を一人にさせてくれません。
街中で「写真を撮るよ」って言ったらあっという間に集まってきた子どもたち…
どこでも、こんな状態です。
バングラデッシュは僕達が知っている「快適な旅行」とは全く対極にある国です。
バングラデッシュは埃っぽいし、人は声をかけてくるし、一人にしてくれないし、渋滞だらけだし…
でも、ここにはこれから成長するエネルギーと、濃い人のつながりと、僕たちが経済成長していく中で失ってしまったものがたっぷりと詰まっていました。
今のバングラデッシュは「懐かしい80-90年代のインド」や「昭和20年代の日本」といった感じです。インドに何回も行ったけど、もうインドは面白くないとか、もっと刺激のある旅をしたいという人には超おすすめ!!
え? インドパパはもう一度いきたいかって?
もちろんです! 何回でも行きたい!!
バングラデッシュは超楽しくって。まだ見ぬ刺激がいっぱいで。しかも、みんな好奇心たっぷりで優しい。
ぜひあなたも、素敵な国バングラデッシュに旅行してみてください。
きっと、大量のビックリ!!が待っていますよ。
ほんとうにバングラデシュはいい国ですね。
1週間ほどの滞在でしたが、私ももう一度行きたいと思っています。
バングラデシュは最高の場所でした。主人の仕事の関係で行かせていただきましたが、今度は自分でバングラデシュの人が作っているものを見たいと思い知り合いに頼んでいます。
今年、仕事で初めてバングラデッシュ出張(8月と11月)に行きました。全く同感の感じです。
イドー祭りの後?・・・かなぁ?道端で牛の解体を見ました。血だらけの地べたで解体をしていました。牛一匹でしたが、泥がついていても平然として解体作業をしていました。少し驚きました。ただ人々はおとなしく優しさが感じられました。
後、お聞きしたいのですが、牛を荒縄で縛っていますが、稲作が発達している関係で荒縄が使われているのでしょうか?又、荒縄は手軽に手に入るのでしょうか?
教えて下さい。