タイの変なお寺に行ってきました! Part4 – Wat Saen Suk
さて、今回ティラキタ一行が向かったのはバンコク近郊にある地獄寺の一つ、ワット センスク(Wat Saen Suk)。バンコクから約100Km、タクシーを2時間も飛ばせばたどり着く、地獄寺初心者にも行きやすいスポットです。
地獄寺に行くのに、今回初めてGoogle Mapを使ったのですが…正直便利すぎでした。タクシー運転手まで「次はどっちに行けばいいんだ?」と聞く始末で、いろいろな人に聞かなくっても、迷わなくってもいいのはホントに楽チン! でも、人との交流と言う旅の醍醐味が一つへって、寂しくもありますが…。
これが、ワット・センスクの表玄関。ワット・センスクはバンコクからの日帰りビーチとして有名なバンセン・ビーチ(BANGSAEN BEACH)のすぐ脇にあるお寺で、門構えからもどことなく街外れのリゾート感が漂ってきます。
入り口にはブッダに乳粥を献上するスジャータの像などがあったりしますが、地獄を見たい僕たちにはあまり用事がありません。
タイの王様ラマ5世に仏教を教えるソムデジ・プラブッダの像もあったりしますが…やっぱりあまり用事がないので、素通りです。
善良そうな像たちを抜けて境内の中へと入っていくと、ありました!! 地獄です!! 中華風の地獄の番人が待っています!! ここにはどんな地獄が待っているんでしょう…ドキドキします!!
出ました!! いました!! 前回訪問したワット・パイロンウアにもいた大きな幽霊2体が立っていて、その前では地獄のかまゆでパーティーが繰り広げられています。地獄の住人たちは総勢50体位。こっちで突き刺され、あっちで茹でられ、びっくりしている鳥人間も! これは凄い!!
地獄の釜に近づいてハイチーズ!! あれ? みんなびっくりしすぎですよ! あ、落ちそうになっている人もいますよ!
一緒に行ったティラキタ店員のナオちゃん、「この大きな幽霊、誰かに似ていると思ったら、アンガールズにそっくり!! 見れば見るほどそっくり!!」って大騒ぎしてました。確かに言われれば似てる気が…
鳥人間もいます。人の料理したご飯を盗んだものは地獄に落とされ、鳥人間になるのだそう。 | これは豚人間。汚職をした人間は地獄に落とされ、豚人間になるのだそう。 |
犬人間。人を騙し、傷つけたものは地獄に落とされ、犬人間になるのだそうです。 | ねずみ人間。人のものを壊したものは地獄に落とされ、ねずみ人間になるのだそうです。 |
牛人間。中毒性のあるドラッグを売りつけたものは地獄に落とされ、牛人間になるのだそう。 | 魚人間。水にすむ動物を盗んだものは地獄に落とされ、魚人間になるのだそうです。 |
トゲトゲの木です。これも以前行ったワット・パイロンウアにありましたっけ。こちらのほうが小さいですが、精巧に出来ていて痛そうです。ちなみにトゲトゲの木は浮気をした男女に科せられる刑のようです。ああ、だから裸なんですね。
盗みを働いたものへの刑。手を切り離されてしまいます。ちょっきん。
目の玉は飛び出ているし、舌は垂れ下がっているし……いかにも大変そうですが、慈悲の心を持たず、施しもせず、5つの善行を一切行わなかったものがこうなるのだそう。悪いことをしていなくても、善行をしないと地獄行きなんて…なんかひどすぎの気がします。
ドラッグを常用したものの成れの果てだそう。なんか、これはわかる気がします。
親や教師を傷つけ、お酒を飲んだ罪だそうです。お酒を飲んだだけで地獄行きとは…幾らなんでも厳しすぎだと思います。
他にもいろいろな裁きを受けている人々がいましたが…どうやら、インドパパ、どう考えても地獄行きは間違いない模様です。てか、天国にいける条件があまりに厳しすぎる!!! 絶対にムリ!!
そして地獄に送られた半動物人間たちは最後にこんな裁きを受けることになるのだとか…………なんだか、地獄って責めのバリエーションが豊かで楽しそうですね。地獄行き決定のインドパパ、だんだんとマゾな気分になってきました。
これは中絶をした人への刑。下腹部に大きな棒を…あああ、痛そう!! これはムリ!! | これは父親のように善良な夫を殺した人の刑。槍で突き刺されています |
この、ワット・センスク。数ある地獄寺の中では中くらいのインパクトではありますが、バンコクからのアクセスの良さは抜群。また、地獄寺にしては珍しく、英語の説明が付いているので分り易いのもポイントです。地獄寺に行きたいけど、他の街に行くには日程がないし…という人にはお勧めのスポットですよ。