[吉報]観光ビザも！　商用ビザも！　インドのビザが空港で貰えるようになる！

■悪夢のインドVISA

当店のブログに書かれたコメントがすべてを物語っています。

「インドなんて誰が行くかクソボケ」
この一言は、インドだけでなく、インド大好きな僕らにとっても悲しい書き込みです。
インドって本当に面白い国なのに！　素敵な国なのに！

でもね…クソボケって思う気持ち、本当によく判ります。正直、インドのVISA、難しすぎるんですよ。
僕らインド好きも、毎回、同じ目にあってます。

VISAのルールは毎年のように変わるし、申請書は英語だし、オンラインのシステムには問題あるし、ツーリストでも、ビジネスでも、VISAをちゃんと取ろうと思ったら数ヶ月前から動かないと駄目だし。

どうにかならないのかなぁ…やっぱりそれを含めてインドなのかなぁ…と諦めていました。

■マイ・フレンド ジャパニ！！

と思っていたのですが、風向きが変わったのは2016年1月に安倍首相がインドを訪問してからの事。日本とインドの間には中国がありますし、お互い困った隣人を抱えている者同士。中国が脅威になりつつある今、インドと日本が仲良くしない理由はどこにもありません。

日本の新幹線がインドに走り、原発も輸出することに決まり、その流れで、ビザも日本人にだけ特別に簡素化されることになりました！！

以下のツイートはモディ首相の公式アカウント。3月1日から商用のビザ・オン・アライバルが開始されると書いてあります。

India will extend 'visa on arrival' to Japanese citizens including for business purpose from 1st March 2016: PM @narendramodi

— PMO India (@PMOIndia) 2015年12月12日

■過去のVISA ON ARRIVALよりも手続きが簡素化される

この空港でVISAがもらえるビザ・オン・アライバル。実は以前もありました。ビザ・オン・アライバルは日本を含む11ヶ国向けに実施されていたのですが、2014年11月に廃止され、現在は先に電子申告を済ませておくe-touristビザのみになっています。

廃止された以前のビザ・オン・アライバルでは書かなければいけないフォームが長過ぎたり、現金でのみの支払いだったりといろいろな問題点があり、その結果、空港のブースには長蛇の列が出来ていたのだそう。飛行機で8時間かけて到着したら、また1時間も2時間も空港でVISAのために待たされるという疲労に追い打ちをかけるような事態が発生していました。

また、以前は観光客専用のビザだったため、インドの空港で間違って「仕事で来た」と口走ろうものなら強制送還されるという、とんでもない罠も仕掛けられいました。

インドまで来たのに強制送還されるなんて、信じられないよね！
本当に勘弁して欲しいよ！
実際に目の前で帰された人、見た事ありますし…

インドの新聞TIMES OF INDIAの記事によれば、今回のビザ・オン・アライバルでは、観光ビザと商用ビザの両方に適用が拡大され、申告用紙が簡略化されるとともに、機内で申告用紙が配られて事前に記入が可能になり、また支払いもクレジットカード決済が出来るようになるなど、様々な改善が図られるんだそう。

悪夢のインドVISA、これで悪夢に終止符が打たれるといいのですが…正直、インドの事だけに油断できません。4月にまたインドに行ってきますので、その時に実際の様子を見てきたいと思っています。

簡略化されたインドのビザですが、それでもまだ注意点がありそうです。
まだ詳細は不明ですが、

　・1年に2回しか入国できない
　・一回の滞在は30日まで
　・ビザの延長はできない

という制限はきっと残りますので、30日以上滞在したい人はやっぱり通常の観光VISAを取得したほうが良いでしょう。

■現地のSIMカードが貰える？

THE ECONOMIC TIMESによると、インドのe-touristビザを取得した人に対し、インド政府がSIMカードの発給を検討している模様です。

「インドに入国したらすぐに現地のSIMで携帯が使える！」

今までは街の携帯屋さんに行ってSIMを買って、開通まで24時間ほど待たなければいけませんでした。
観光客にとってはいい事づくめで、便利で夢の様な話ですが…

インド政府は観光客キットを開発しているらしく、その中にはSIMカード、地図、ガイドブック、観光地の情報が入ったCD、現地の習慣に即したやってはいけない事のガイドラインなどが含まれているそうです。

この観光キットが本当に配られるようになるかどうかは未だ未知数ですが、インドが本気で観光に対して取り組んでいるのがよく伝わって来る話ですね。