【ティラキタ駱駝通信 5月19日号】テーマパーク、カニャークマリ
こんにちは!! 今週は当店のイベント
DANCE
OF SHIVAです。 ティラキタでCDを扱わせてもらっているアーティストさんをメインに、その他にも色々なアーティストさんが勢ぞろい。南伊豆に「日本のインド」、「ここではないどこか」が出現します。 今年はインド大使館の後援も頂き、また晴れもほぼ確定し、素晴らしいイベントになる予感たっぷりです。当日こられる方、事故のないように、ゆっくりおいでください。 さて、今週はインドからSinXさんのカーニャクマリのレポートが届いています。 もちろん、新入荷も続々入荷しています。 ■テーマパーク、カニャークマリ
カニャークマリは言わずと知れたインド最南端の岬だ。巨大なインド亜大陸が終わり、ベンガル湾、アラビア海、インド洋の三つの海が出会う場所でもある。パールバティの化身である処女神クマリが祭られており、それが名前の由来となっている。インドで唯一、海から昇る朝日と海に沈む夕日を一日に両方見られる場所として有名で、古くから巡礼地として大勢巡礼者が訪れている。古代ローマ時代の文献にも聖地として名前が登場しているほどである。 もちろん今も巡礼者の数は多く、それにもっとカジュアルな観光客も大勢ここを訪れるようになっているため、シーズンにはかなり混雑する。外国人の観光客もいるけれど、やっぱりここの主役は何と言ってもフルパワーなインド人達だ。朝日と共に沐浴と称して泳ぎ始め、かんかん照りの日中から夕暮れまで子供も大人も一緒にずっと遊んでいる。「危険!」の看板もほぼ効き目がない。おっちゃんもにいちゃんもおばあちゃんもみんな子供のような目をして本気で波と戯れて遊んでいるのだ。 そんなインド人観光客達を相手にするカニャークマリの土産物街もまたハンパではない。江ノ島と浅草の仲見世通りを一緒にしたようなカオスとエネルギーがそこには満ち満ちている。ベタな貝殻細工のランプシェードや置物を売る店が並び、スパイスやサリーなどのお店も軒を連ねる。 だが、今カニャークマリで一番アツいのは低額価格統一ショップ(以下100均)である。土産物街の半分はこれなんじゃないかと思うほどの店舗数だ。3軒並んで100均とか全然普通である。価格設定は店によって違うが「全品5Rs!!」か「全品20Rs!!」の2パターンがメインで、それ以外に少し高額商品を置いてある店もある。インドの他の場所では一度も見たことのなかった100均、それがなぜこの最南端の岬にだけこんなにたくさんあるのかまったくもって謎だ。 インド人にとってはそれは見たこともないエンターテインメントとなっているようで、彼らの食いつきっぷりは生半可ではない。もちろん100均なのでカニャークマリ名物が買える訳ではない。品揃えは日本の100均の劣化版のようなものだが、日用品があれこれと揃い、プラスチック製のおもちゃが並んでいたりする。それを買い物カゴに詰めて大量に買う。 実に5Rs均一の店で300Rs分買っている人までいた。ここでいったい60個分も何を買ったのか、ぱんぱんの袋を抱えて笑顔で帰っていく。他の店では大きめだけれどどう見ても安っぽいぬいぐるみを「これは大きいから特別価格で500Rsなんだ。」と言われて真顔で悩んでいるお父さんもいた。悩むこともないほど高過ぎる気がするのだが、インド人は不思議だ。 夕日の後にはどこでも見たことのないキャラクターの着ぐるみが登場して愛想を振りまく。家族もカップルも若いにーちゃんのグループも大喜びでカメラや携帯で記念撮影大会が始まる。着ぐるみも愛嬌たっぷりにポーズを取って見せる。 でも、きっとそれがカニャークマリの熱度なのだ。同じ聖地でも、生と死が隣り合ったシリアスなヴァラナシと比べ、陸と海がせめぎあうこのインドの果ての風景は、自然のエネルギーと生き生きした南国の濃密な空気に満ちている。そこで人々はまるで遊園地に来ているかのように子供にかえって楽しむのだ。
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インド人は昔から鏡がついているものが大好きです。インドの砂漠地帯ラジャスタン州の宮殿に行くと、全部鏡張りの部屋があったりします。また衣類に鏡を縫い付けてデコレーションしたり、ベッドカバーに縫い付けてデコレーションしたりします。 インドの原色バリバリの衣類に鏡が付くと、濃い赤や青の色の中に光がキラキラと瞬いてそれは本当にキレイなのですね。一面の砂漠の中で映える鮮やかな衣装。まさにアラビアンナイトの世界です。このように、インドではテキスタイルと鏡は切っても切れない縁があります。 そんなインドの伝統を継承した手鏡がこちら。鏡をコットンで柔らかく、可愛くデコレーションした大変インドらしい一品です。カバンの中に入れていても邪魔にならないサイズですので、いつも持ち運ぶことができ、大変便利です。
インドの古いコインを使用して作られたトライバルなデザインのネックレス。汚れたコインと馴染んだ素材が、作成されてから経った時間と、長く愛され使用されてきた年月を感じさせます。使用されているコインは主に1970年代のインドのコイン。もう、インドでも使われていない貴重なコインをふんだんに使用しています
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