【訃報】インド音楽の生きる伝説ラヴィ・シャンカール逝く

2012年12月13日 面白インドニュース

あのビートルズにインド音楽を教え、私達が住む西洋世界にインドの魔法を伝えてきた伝説的巨匠ラヴィ・シャンカールが昨日、2012年12月11日に亡くなりました。一般的な訃報はきっと他のサイトでも書かれていると思いますので、私なりのラヴィ・シャンカールの話を書いてみようと思います。

22歳の時に行ったユーラシア横断の途中でシタールとインド音楽に出会ったのですが、恥ずかしながらその時まで、インド音楽については何も知りませんでした。

インドのバラナシで初めて聞いたシタールに衝撃を受け、シタールの先生を探し、すぐに習い始めたのです。もちろんシタールの事など、何も知りませんので、なんでも先生に聞くしかありません。

「シタールのCDはどれを聞けばいいんですか?」と聞いた所、
ラヴィ・シャンカールニキル・バネルジーブダディトヤ・ムカジーだ」

その答えを基に、聴き始めたのですが…音楽的な広がり、豊かな音楽性、ジャンルを超える才能において、ラヴィ・シャンカールは他の2人を圧倒的に引き離していました。手に取るどのCDもテーマがしっかりしていて、何回も聞くに耐えるものばかり。

定番のインド古典は華があり、キラキラしていました。実験的なものとして始めた西洋クラシック音楽とインド古典のミックスはあたかもそれが既に完成されているものであるかのような完成度でした。一音を聞くだけで彼の演奏だとわかる個性。超絶技巧とブレない音楽性。手に取るどのアルバムも、最高傑作。ボクは自然とラヴィ・シャンカールばかり聞くようになっていました。

それから15年ちかい日々が流れ…僕はシタール弾きになるのを諦め、ティラキタをやり、DANCE OF SHIVAをやっています。 ラヴィ・シャンカールの音楽がなかったらティラキタもDANCE OF SHIVAもなかったかもしれません。
心からご冥福をお祈りします。

ぜひ多くの方にラヴィ・シャンカールの音楽を聞いて頂きたいので、彼のCDをお安くしておきました。

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