買い付けに行って来ました!!
ティラキタ恒例、春の買い付けに行って来ました。今回の買い付けはネパールとインド。ティラキタの商品にネパールの商品がぐんと増えそうな雰囲気です。
「え?何でネパール? ティラキタはインド雑貨屋さんじゃないの?」という方も居ると思いますのでちょっと解説しましょう。
実は、ネパールとインドは政治的にも、地理的にも凄く近い間柄。インド人がネパールに行く時も、ネパール人がインドに行く時もパスポートなしでOK。そして働くのもほとんど問題ないそうなのです。
言われてみれば、確かにボリウッドにはネパールの女優さんマニシャー・コイララさんが居ますし、当店のタブラを作ってくれているタブラ工房はインドにありますが、その職人さんはネパール人だったりします。また、ネパールからインドに物を輸出する時はネパールに港がないので、一度インドのカルカッタまで送って船に乗せるそう。
また、ネパールとインドは古来よりプージャロード(巡礼の道)で結ばれており、多くのインド人が巡礼のためにネパールを訪れると聞きます。
物流はもとより、宗教的にも関係の深い両国、不思議雑貨を紹介するのが大好きなティラキタと今まで関係がなかった方が謎といえば謎。
インドパパがネパールに行くのは8年ぶり。でも、ネパールの街は時が止まったようであまり大きく変わっていませんでした。一番最初にネパールに行ったとき、空港から市内までずっと停電していて。灯明の明かりだけで商売をしていたりする人々と、ひどく昔からずっとそこにあるような建物を見て「なんてマジカルな所に来てしまったんだろう…」と思ったものですが、その第一印象は今でもあまり変わりませんでした。インドが経済発展に浮かれていて、小さな街でも郊外に綺麗なショッピングセンターが建ってきているのを見ると、とても大きな違いです。
ネパール在住の人が「海があるとないというのは本当に大きな違いなんですよ」と言っていましたが、それも本当に納得です。
ネパールでは工場めぐりが主な仕事でした。きちんとした縫製をしてくれる工場、言ったとおりのデザインに仕上げてくれる工場を探して毎日あっちに行ったり、こっちに行ったり。ある工場は数人だけでやっていたり、ある工場は20人くらいでやっていたりとさまざまで。そんな中できちんとした仕事が出来る工場を見分けていくのが一番重要なんですね。
「ネパールの街中でも色々手に入るでしょ?」って言われる事も多いのですが、やはり、街中で手に入るものはツーリスト向け。縫製がイマイチだったり、色落ちが激しかったりと日本で売るには向きません。きちんとしたクオリティのものはやはりきちんとした手続きを踏まないとやってこないのですね。
結局、カラフルな衣料品や、帽子、アクセサリー、マウスパッド等々…ついつい買い付けすぎてしまって。今度ネパールから来る便は2トン以上になると言われてしまいました。ちょっと買い付けすぎ…かも??
なので、今年の夏は本当にいっぱい夏物衣料品が紹介できると思います。
ぜひぜひ楽しみにしていてください!!