インドのモザイクランプ工場に行ってきました!!



今回入荷した素敵なインドのモザイクランプ。カラフルなモザイクから漏れる光がとっても素敵で、お部屋の中を一気にアラビアンナイトな雰囲気にしてくれる一品です。インド人の手作りだから作りはちょっと雑だけど、それを補って余りあるほどの雰囲気に心がときめいてしまいます。

以前から「このランプ、欲しいなぁ…」とずっと思っていたのですが、どこで入荷できるか知りませんでした。でも、何年もインドのあちこちを探し歩いて、やっとこ発見!! 大変長い事探していたので、発見したときは大喜びして、ぴょんぴょん跳ねてしまったのは言うまでもありません。

今回は幸運にもきちんとした工場と関係が出来たので、お値段も店員から「これ、何でこんなに安いんですか? インテリアショップに行ったらこの3倍くらいはしますよ!!」って言われるリーズナブルなお値段で入荷する事が出来ました。

このランプは首都デリーから車で6時間走った、アグラ近郊の街で作られています。アグラといえば、世界7大不思議の一つ、タージマハルで有名な土地。インドは今はヒンドゥー教徒が多いのですがタージマハルはイスラム教の建築です。と言う事は、文化と文化が混じる土地で作られているランプ、と言う事になります。イスラームの香りと、ヒンドゥーの香り。そしてそこにインドのテイストをMixして出来上がり!

混血の子に美人が多いように、異なった文化が混じると、それだけで素敵な輝きを放つものなのかもしれませんね。

そんな素敵なランプですが、「実際にはどのように作られているんだろう?」と興味を持って、工場に見学に行ってきました。

まず工場の中に入ってみると…工場はインドならではの素焼きレンガ造りで、薄暗い感じです。その中に職人さんたちが何人も働いています。人が多いほうに行ってみると、そこでは手吹きでガラスを作成していました。TVでは見た事があるけれども、もう、日本ではほとんど作られていない手吹きガラスが目の前で作られていました。棒の先端に熱々になったガラスを付け、ぷーーーっと吹きながら回しています。歯が欠けてしまう事も多いといわれる重労働です。ガラスが冷めないように、たまに炉の中に入れたりしていました。


その後、形が出来上がったガラスはひとつひとつ、グラインダーで傷をつけ、所定の長さに切られて行きます。

この工程では唯一、電気が使われていました。とは言っても、日本のように全自動な訳ではありません。1個のモーターに何枚もベルトが取り付けられ、ベルトの先には円形のヤスリが取り付けられています。1個のモーターで同時に3人から5人くらいが作業できる様になっています。男達はヤスリの前にドカッと座り込み、ずーっと、次から次へとガラスを磨いたり、切ったり、すりガラスにしたりしていました。

その後、色をつけたり、さらに色ガラスを貼ったり、電器部分の装飾をしたりして完成!! 完成したら、検品して一個一個、ダンボール箱に綺麗に詰めていきます。とにかく、全てが手作業です。 その後、アグラから港のあるムンバイに行き、ムンバイで通関され、コンテナに載せられて船に乗って、日本にやってきて、日本で通関され、ティラキタにやってきます。ティラキタでは僕達がもう一度検品し、写真を撮り、日本の電気事情に合うように手を入れたりして、HPに並び、注文が入ったら出荷前にもう一回きちんと検品して最後にあなたの元へ届きます。

本当に長い長い工程と、何人もの人の手を経て、遠いインドの地からやってくるランプ。作りがちょっとだけ雑なので、何にでも厳しい日本人の基準では「ここが3ミリはみ出してる」とか言われてしまうのだけど、それを補って余りある魅力がたっぷりです。
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