一度は行ってみたい! インドに存在する不思議な場所 Part 2
一ヶ月くらい前に書いた「一度は行ってみたい! インドに存在する不思議な場所」が人気だったので、気を良くして続きを書いてみます。
「インドにはこんなに不思議な場所がある!!さすがインド!」って思いますけど、よくよく考えたら不思議スポットって日本にもありますよね。牛久の大仏様とか、インドに負けず劣らず日本も不思議スポット大国なんだよなぁ…って思います。
不思議スポットといえば、この写真は先日に西伊豆に遊びに行った際に発見したもの。これ、何だと思いますか? 円形の物に魚がぶら下がってグルグル廻っている機械なんですが…
お店の人に聞いたら、これ自動干物作成機なんだそうです。いくら乾かす必要があるって言っても、そんな速さで魚を廻さなくってもいいよね!? 国道の横で魚がグルグル廻っている絵はだいぶシュールでした。一緒に居たバリからやって来た外人が「イッツ ワンダフル!」と喜んでいましたっけ。画像ではわかりづらいという方、撮影場所は違うのですがyou tubeに似た動画がありましたのでご覧ください。
今回はインドのお寺関係の不思議な話題を中心にインドに実在する10の不思議な場所を紹介します。
犬かネコしか居ない日本と違って、インドは街中が動物園です。日本人の私達にも有名なのは牛で、ヒンドゥー教の聖地バラナシでは牛が路地をノソノソ散歩している姿が普通です。牛の他にも聖なる動物は色々いて、ハヌマーンのモデルである猿や、この記事で話題になっている蛇も聖なる動物として神聖視されています。ガネーシャの乗り物であるネズミも神聖視されている動物です。
牛や猿は街中でよく見かけるのですが、いくらインドで、いくら神聖であると言っても蛇が街中をウロウロしていたりはしません。聖なる動物でも蛇は別なのだなと思っていたら、蛇を大切にしている村があるという話がやって来ました、
インドの西の大都市ムンバイがあるマハラシュートラ州の農村シェトパル村。この村の家の天井裏にはコブラが住める場所が設置されているのだそうです。コブラは普段から村の中をウロウロしているそうですが、この村でコブラに噛まれたという話はまだありません。
さすが聖なる生き物です、マナーを心得ています。
2014年5月に新しく首相になったモディ氏の出身地グジャラート州のアーメダバードには死者と食事できるという世にも不思議なレストランがあります。
レストランの名前はニューラッキーレストラン。死者と食事できそうな名前のレストランではありませんが、お店の真ん中には数百年以上前のイスラム教の聖者の墓があり、そこを囲むようにして席が配置されていて、墓を見ながら食事ができるのです。墓があるのが理由かどうかは判りませんが、レストランはいつも繁盛しているので、お店のオーナーは「この墓は僕の幸運のキャラクターなんだ」と言っているそうですよ。
日本にもこういうレストランあったら繁盛するような気がしませんか? 「死者に失礼だ」って言ってネット上で炎上もしそうですけれども…炎上すればするほどお客さんが来そうですよね。あ、このブログを読んでピンとひらめいて、お墓があるレストランを作ったらぜひ、ボクを招待してください。日本で作るとどういう雰囲気になるのかとっても興味があります。
そもそもの名前がサンスクリット語の「雲のすみか」に由来するメガラヤ州。名前通り、州内のチェラプンジは世界で最も年間降水量が多いことで知られる場所です。雨量が多いことも手伝って、そのチェラプンジの近くにはインド国内で最も落差がある滝があります。落差は約300m。有名な日光の華厳の滝の落差が97mほどですからそれの3倍ほどの落差です。
ノウカリカイ滝の名前はカ・リカイという女性の悲劇から付けられました。カ・リカイは若くして夫をなくしたあと再婚しますが、彼女の娘への愛に、再婚した夫は大変な嫉妬心を燃やしました。嫉妬に狂うあまり、娘を殺してしまい、証拠を隠すために死体を切り刻んで食事にしてしまったのです。
カ・リカイは半狂乱になりながら娘を探しますが娘は見つかりません。探し疲れて疲れきったカ・リカイに夫は食事を作りました。カ・リカイは食事と一緒に出されたビンロウの籠の中に愛する娘の指を発見したのです…悲しんだ彼女は滝に身を投げ、そこから滝は「カ・リカイの滝」、ノウカリカイと呼ばれるようになったのだそうです。
アーンドラ・プラデーシュ州というと、辛いカレーしか連想できないインドパパですが、アーンドラ・プラデーシュ州はそれだけではありません。
アーンドラ・プラデーシュ州の小さな村ラパクシは古くからの伝説と奇跡が残る場所。ラパクシには色々な不思議な話が伝わっていますが、その内の一つがラパクシ寺院にある浮かんでいる柱です。
寺院の中には柱が70本ほど立っていますが、そのうちの一つが地面にくっついていず、宙に浮かんだ状態になっています。自分の目が信じられない人たちは自分のサリーを柱の下に通して、本当であることを確認します。地元の人々によると、柱の下を通過した物体は持ち主に幸運をもたらしてくれるのだとか。
なんとも素晴らしいパワースポットですね。インドに行った際にぜひ一度行ってみたいです!!
山と渓谷の州ヒマーチャル・プラデーシュ州の中にカングラと呼ばれるお茶で有名な村があります。しかしカングラで有名なのはそれだけではありません。
カングラにはシヴァの妻サティの伝説が残るジャワラジ・テンプルがあり、ヒンドゥー教の聖地として巡礼者達が年間を通じてやって来ます。ジャワラジ・テンプルの中央には数百年もの間、炎が燃え続けているくぼんだ石があります。
伝説によると、シヴァの妻であるサティは、彼女の父が旦那のシヴァをけなす事に悩み、自分自身を生贄として自殺してしまいました。怒ったシヴァはサティの燃えた死骸を持って踊り、バラバラになった彼女の体は51個に分かれて地球に降りてきたのです。
51箇所の場所はヒンドゥー教徒にとってはいずれも聖地ですが、このカングラにあるジャワラジ・テンプルもその一つ。カングラに落ちてきたのはサティの怒れる舌だとの事。 ちなみにインドで夫がなくなった時に残された妻が生きながらにして一緒に火葬される悪しき風習をサティと呼びますが、これはこの故事から来ています。
もしあなたがミイラはエジプトでしか出土しないものだと考えているのだとしたら、それは間違いです。ヒマラヤの国ヒマーチャル・プラデーシュ週のスピティ郡にあるグゥ村には500年以上も昔のサンガ・テンジンのミイラが残されています。サンガ・テンジンはテンジンと言う、その名前からわかるように、チベットから来た修行僧だったと考えられています。
ミイラは座った状態で肌も髪もそのままの状態で発見されました。ミイラになったテンジンが生きているうちからミイラになる準備をしていたからでしょう。食事も水も絶ち、生きながらにして体を乾燥した状態にしていったのだと想像されています。
現代ではエンバーミングという科学的な遺体の保存法が確立されていますが、それに比べるとこの自然にミイラ化した死体は非常にレアでかつ難しいものです。ミイラは1975年の地震のあとに発見され、現在はグゥ村の寺院の中に収められています。
コルックマライはケララ州の丘陵地にある小さな村マナーより、1時間半ほど車で行った先にある茶畑です。コルックマライの標高は2438m。間違いなく世界で一番高い所にある茶畑です。
よく整備された茶畑もさることながら、廻りの美しい山々の景色も非常に美しく、大変素晴らしい場所です。パソコンの壁紙になっている画像もここで撮影されたものが多いのだそうですよ。地球上にある風光明媚な場所、ぜひ行ってみたいものです。
インド人って本当に神様やお寺が好きです。インドに行って「明日はドライブに行こうよ」なんて誘いに乗ると、ずーーーっと有名なお寺めぐりだったりして、日本人の僕としてはなにか罰を受けている気分になりますが、インド人たちは大満足。
そんなインド人にとって、参拝する先のお寺のチョイスはとっても大切です。そしてお寺の方も様々な方法で参拝客を呼びこもうとしています。先日のメルマガで書いた「飛行機を奉納するインドのお寺…海外で働けますように!!」もその一つ。
そしてまた一つ、インドの珍寺の情報が入ってきました。ラジャスタン州のジョードプル、バンダイにあるブレット・ババ・シュラインはなんと、世界で唯一のオートバイに花と酒を捧げる寺院なのです。寺院の始まりはオム・シン・ラソールと言うシーク教の男性がブレットと呼ばれるインド製のバイク、ロイヤル・エンフィールドで事故を起こしたことから始まります。事故の時、男性は飲酒していて、酔っ払って木に衝突して死亡してしまいました。
事故の証拠品として警察がブレットを署に持ち帰りましたが、何故か不思議なことに翌日にはブレットは事故があった木の所に戻っていたのです。警察はブレットをもう一度署に持ち帰り、燃料を空にしてチェーンを掛けておきました。しかしまた、次の日にはブレットは事故の場所に舞い戻っていたのです。
その不思議なブレットは2度と警察に戻ることなく、その場所には寺院が建立され、ブレットは祀られる事になったのです。オーム・ババの魂が旅行中の安全を見守ってくれるとして、寺には毎日巡礼者がやって来るそうです。
IT都市バンガロールが位置するカルナータカ州にあるゴマテシュワラは23mの大きさを持つ世界で一番大きな一枚岩の神様像です。一枚の花崗岩より削り出しで作られていて、非常に大きいので30Km先からでも見ることが出来るのだそう。
ゴマテシュワラはジャイナ教の聖人。ジャイナ教とはジナ教とも呼ばれ、仏教の開祖釈迦とほぼ同時代のマハーヴィーラ(ヴァルダマーナ、前6世紀-前5世紀)を祖師と仰ぎ、特にアヒンサー(不殺生)の誓戒を厳守するなどその徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教です。
このゴマテシュワラですが…像を見て一番最初に思うのは包茎だってことでしょうか。不謹慎でごめんなさい。でも、きっとみんな同じ事を思うでしょう。立派そうなインド人でも包茎なんだなぁ…となんだか自信が出てくるありがたい像であります。
もう10年以上前に新婚旅行でこのビー・ビー・カ・マクバラーに行ったインドパパ。正直な感想は…
「あまりに貧素だね」
「本物の優美さがない」
「TVのセットみたい」
と散々でした。竣工は17世紀ですから約300年位前です。オリジナルのタージが建立されてから30年後くらいの建立です。同じものを作れって言ったけどカネがなかったんでしょうね…訪ねたインドパパもその日はとても残念な気分になりました
ネタ元:30 Unusual Things And Places You Won’t Believe Existed In India
「インドにはこんなに不思議な場所がある!!さすがインド!」って思いますけど、よくよく考えたら不思議スポットって日本にもありますよね。牛久の大仏様とか、インドに負けず劣らず日本も不思議スポット大国なんだよなぁ…って思います。
不思議スポットといえば、この写真は先日に西伊豆に遊びに行った際に発見したもの。これ、何だと思いますか? 円形の物に魚がぶら下がってグルグル廻っている機械なんですが…
お店の人に聞いたら、これ自動干物作成機なんだそうです。いくら乾かす必要があるって言っても、そんな速さで魚を廻さなくってもいいよね!? 国道の横で魚がグルグル廻っている絵はだいぶシュールでした。一緒に居たバリからやって来た外人が「イッツ ワンダフル!」と喜んでいましたっけ。画像ではわかりづらいという方、撮影場所は違うのですがyou tubeに似た動画がありましたのでご覧ください。
今回はインドのお寺関係の不思議な話題を中心にインドに実在する10の不思議な場所を紹介します。
目次
- 1 1. 蛇が住む村 - シェトパル、マハラシュートラ州
- 2 2. 死者との食事会 - ニューラッキーレストラン、アーメダバード
- 3 3. 悲劇的な物語があるインド最高落差の滝 - ノウカリカイ、メガラヤ州
- 4 4. 浮かんでいる柱 - ラパクシ、アーンドラ・プラデーシュ州
- 5 5.燃え続ける炎 - ジャワラジ・テンプル,カングラ
- 6 6. サンガ・テンジンの自然のミイラ - グゥ村、スピティ
- 7 7. 世界で一番高い場所にある茶畑 - コルックマライ、タミル・ナドゥ州
- 8 8. オートバイの神様 - ブレット・ババ・シュライン, バンダイ, ラジャスタン州
- 9 9. 世界で一番大きな一枚岩の神様像 - ゴマテシュワラ、カルナータカ州
- 10 10. 偽物タージマハール - ビー・ビー・カ・マクバラー, アウランガーバード
1. 蛇が住む村 - シェトパル、マハラシュートラ州
犬かネコしか居ない日本と違って、インドは街中が動物園です。日本人の私達にも有名なのは牛で、ヒンドゥー教の聖地バラナシでは牛が路地をノソノソ散歩している姿が普通です。牛の他にも聖なる動物は色々いて、ハヌマーンのモデルである猿や、この記事で話題になっている蛇も聖なる動物として神聖視されています。ガネーシャの乗り物であるネズミも神聖視されている動物です。
牛や猿は街中でよく見かけるのですが、いくらインドで、いくら神聖であると言っても蛇が街中をウロウロしていたりはしません。聖なる動物でも蛇は別なのだなと思っていたら、蛇を大切にしている村があるという話がやって来ました、
インドの西の大都市ムンバイがあるマハラシュートラ州の農村シェトパル村。この村の家の天井裏にはコブラが住める場所が設置されているのだそうです。コブラは普段から村の中をウロウロしているそうですが、この村でコブラに噛まれたという話はまだありません。
さすが聖なる生き物です、マナーを心得ています。
2. 死者との食事会 - ニューラッキーレストラン、アーメダバード
2014年5月に新しく首相になったモディ氏の出身地グジャラート州のアーメダバードには死者と食事できるという世にも不思議なレストランがあります。
レストランの名前はニューラッキーレストラン。死者と食事できそうな名前のレストランではありませんが、お店の真ん中には数百年以上前のイスラム教の聖者の墓があり、そこを囲むようにして席が配置されていて、墓を見ながら食事ができるのです。墓があるのが理由かどうかは判りませんが、レストランはいつも繁盛しているので、お店のオーナーは「この墓は僕の幸運のキャラクターなんだ」と言っているそうですよ。
日本にもこういうレストランあったら繁盛するような気がしませんか? 「死者に失礼だ」って言ってネット上で炎上もしそうですけれども…炎上すればするほどお客さんが来そうですよね。あ、このブログを読んでピンとひらめいて、お墓があるレストランを作ったらぜひ、ボクを招待してください。日本で作るとどういう雰囲気になるのかとっても興味があります。
3. 悲劇的な物語があるインド最高落差の滝 - ノウカリカイ、メガラヤ州
そもそもの名前がサンスクリット語の「雲のすみか」に由来するメガラヤ州。名前通り、州内のチェラプンジは世界で最も年間降水量が多いことで知られる場所です。雨量が多いことも手伝って、そのチェラプンジの近くにはインド国内で最も落差がある滝があります。落差は約300m。有名な日光の華厳の滝の落差が97mほどですからそれの3倍ほどの落差です。
ノウカリカイ滝の名前はカ・リカイという女性の悲劇から付けられました。カ・リカイは若くして夫をなくしたあと再婚しますが、彼女の娘への愛に、再婚した夫は大変な嫉妬心を燃やしました。嫉妬に狂うあまり、娘を殺してしまい、証拠を隠すために死体を切り刻んで食事にしてしまったのです。
カ・リカイは半狂乱になりながら娘を探しますが娘は見つかりません。探し疲れて疲れきったカ・リカイに夫は食事を作りました。カ・リカイは食事と一緒に出されたビンロウの籠の中に愛する娘の指を発見したのです…悲しんだ彼女は滝に身を投げ、そこから滝は「カ・リカイの滝」、ノウカリカイと呼ばれるようになったのだそうです。
4. 浮かんでいる柱 - ラパクシ、アーンドラ・プラデーシュ州
アーンドラ・プラデーシュ州というと、辛いカレーしか連想できないインドパパですが、アーンドラ・プラデーシュ州はそれだけではありません。
アーンドラ・プラデーシュ州の小さな村ラパクシは古くからの伝説と奇跡が残る場所。ラパクシには色々な不思議な話が伝わっていますが、その内の一つがラパクシ寺院にある浮かんでいる柱です。
寺院の中には柱が70本ほど立っていますが、そのうちの一つが地面にくっついていず、宙に浮かんだ状態になっています。自分の目が信じられない人たちは自分のサリーを柱の下に通して、本当であることを確認します。地元の人々によると、柱の下を通過した物体は持ち主に幸運をもたらしてくれるのだとか。
なんとも素晴らしいパワースポットですね。インドに行った際にぜひ一度行ってみたいです!!
5.燃え続ける炎 - ジャワラジ・テンプル,カングラ
山と渓谷の州ヒマーチャル・プラデーシュ州の中にカングラと呼ばれるお茶で有名な村があります。しかしカングラで有名なのはそれだけではありません。
カングラにはシヴァの妻サティの伝説が残るジャワラジ・テンプルがあり、ヒンドゥー教の聖地として巡礼者達が年間を通じてやって来ます。ジャワラジ・テンプルの中央には数百年もの間、炎が燃え続けているくぼんだ石があります。
伝説によると、シヴァの妻であるサティは、彼女の父が旦那のシヴァをけなす事に悩み、自分自身を生贄として自殺してしまいました。怒ったシヴァはサティの燃えた死骸を持って踊り、バラバラになった彼女の体は51個に分かれて地球に降りてきたのです。
51箇所の場所はヒンドゥー教徒にとってはいずれも聖地ですが、このカングラにあるジャワラジ・テンプルもその一つ。カングラに落ちてきたのはサティの怒れる舌だとの事。 ちなみにインドで夫がなくなった時に残された妻が生きながらにして一緒に火葬される悪しき風習をサティと呼びますが、これはこの故事から来ています。
6. サンガ・テンジンの自然のミイラ - グゥ村、スピティ
もしあなたがミイラはエジプトでしか出土しないものだと考えているのだとしたら、それは間違いです。ヒマラヤの国ヒマーチャル・プラデーシュ週のスピティ郡にあるグゥ村には500年以上も昔のサンガ・テンジンのミイラが残されています。サンガ・テンジンはテンジンと言う、その名前からわかるように、チベットから来た修行僧だったと考えられています。
ミイラは座った状態で肌も髪もそのままの状態で発見されました。ミイラになったテンジンが生きているうちからミイラになる準備をしていたからでしょう。食事も水も絶ち、生きながらにして体を乾燥した状態にしていったのだと想像されています。
現代ではエンバーミングという科学的な遺体の保存法が確立されていますが、それに比べるとこの自然にミイラ化した死体は非常にレアでかつ難しいものです。ミイラは1975年の地震のあとに発見され、現在はグゥ村の寺院の中に収められています。
7. 世界で一番高い場所にある茶畑 - コルックマライ、タミル・ナドゥ州
コルックマライはケララ州の丘陵地にある小さな村マナーより、1時間半ほど車で行った先にある茶畑です。コルックマライの標高は2438m。間違いなく世界で一番高い所にある茶畑です。
よく整備された茶畑もさることながら、廻りの美しい山々の景色も非常に美しく、大変素晴らしい場所です。パソコンの壁紙になっている画像もここで撮影されたものが多いのだそうですよ。地球上にある風光明媚な場所、ぜひ行ってみたいものです。
8. オートバイの神様 - ブレット・ババ・シュライン, バンダイ, ラジャスタン州
インド人って本当に神様やお寺が好きです。インドに行って「明日はドライブに行こうよ」なんて誘いに乗ると、ずーーーっと有名なお寺めぐりだったりして、日本人の僕としてはなにか罰を受けている気分になりますが、インド人たちは大満足。
そんなインド人にとって、参拝する先のお寺のチョイスはとっても大切です。そしてお寺の方も様々な方法で参拝客を呼びこもうとしています。先日のメルマガで書いた「飛行機を奉納するインドのお寺…海外で働けますように!!」もその一つ。
そしてまた一つ、インドの珍寺の情報が入ってきました。ラジャスタン州のジョードプル、バンダイにあるブレット・ババ・シュラインはなんと、世界で唯一のオートバイに花と酒を捧げる寺院なのです。寺院の始まりはオム・シン・ラソールと言うシーク教の男性がブレットと呼ばれるインド製のバイク、ロイヤル・エンフィールドで事故を起こしたことから始まります。事故の時、男性は飲酒していて、酔っ払って木に衝突して死亡してしまいました。
事故の証拠品として警察がブレットを署に持ち帰りましたが、何故か不思議なことに翌日にはブレットは事故があった木の所に戻っていたのです。警察はブレットをもう一度署に持ち帰り、燃料を空にしてチェーンを掛けておきました。しかしまた、次の日にはブレットは事故の場所に舞い戻っていたのです。
その不思議なブレットは2度と警察に戻ることなく、その場所には寺院が建立され、ブレットは祀られる事になったのです。オーム・ババの魂が旅行中の安全を見守ってくれるとして、寺には毎日巡礼者がやって来るそうです。
9. 世界で一番大きな一枚岩の神様像 - ゴマテシュワラ、カルナータカ州
IT都市バンガロールが位置するカルナータカ州にあるゴマテシュワラは23mの大きさを持つ世界で一番大きな一枚岩の神様像です。一枚の花崗岩より削り出しで作られていて、非常に大きいので30Km先からでも見ることが出来るのだそう。
ゴマテシュワラはジャイナ教の聖人。ジャイナ教とはジナ教とも呼ばれ、仏教の開祖釈迦とほぼ同時代のマハーヴィーラ(ヴァルダマーナ、前6世紀-前5世紀)を祖師と仰ぎ、特にアヒンサー(不殺生)の誓戒を厳守するなどその徹底した苦行・禁欲主義をもって知られるインドの宗教です。
このゴマテシュワラですが…像を見て一番最初に思うのは包茎だってことでしょうか。不謹慎でごめんなさい。でも、きっとみんな同じ事を思うでしょう。立派そうなインド人でも包茎なんだなぁ…となんだか自信が出てくるありがたい像であります。
10. 偽物タージマハール - ビー・ビー・カ・マクバラー, アウランガーバード
もう10年以上前に新婚旅行でこのビー・ビー・カ・マクバラーに行ったインドパパ。正直な感想は…
「あまりに貧素だね」
「本物の優美さがない」
「TVのセットみたい」
と散々でした。竣工は17世紀ですから約300年位前です。オリジナルのタージが建立されてから30年後くらいの建立です。同じものを作れって言ったけどカネがなかったんでしょうね…訪ねたインドパパもその日はとても残念な気分になりました
ネタ元:30 Unusual Things And Places You Won’t Believe Existed In India
6番、どこでも信仰のために同じようなことをするのだなあ、と懐かしいような気持ちになりました。日本にも同じような「即身仏」さまが東北に何体もいらっしゃいます。その発心を考えると、人はどこまで尊くなれるのかと感嘆します。
そういう自分は、まだタージマハールに行ったことがないせいか、10番のビー・ビー・カマクバラでしっかり満足した安上がりな人間でした(汗)
確かに信仰のためには人間どこでも同じことをしますね。と言うことは、きっと、信仰は人間という山の登り方を示しているだけであって、山ではないってことでしょうね。山の頂上に至るにはいろいろな道があるものだと思います。
ビー・ビー・カ・マクバラー、行ってみたのですが、タージを先に見ちゃうと…流石にちょっとショボイかなぁって思いますよ。