【超絶美麗】インドの辺境にある純白のお寺がこの世のものとは思えない
■お前、スワミナラヤン寺院に行ったか?と誰もが言う
パキスタンとの国境地帯にあるブージ(Bhuj)。ブージはデリーからはるか遠く、ムンバイからもはるか遠い、パキスタンとの国境地帯にある辺境の街です。そんな辺境の街、なにもないだろう…と思っていたのですが、純白に輝く、超絶美麗なお寺がありました。ブージに滞在中、何回も土地の人に「スワミナラヤン寺院は行ったか?」といろいろな人から聞かれましたので、きっと、この街のシンボル的な存在なのでしょう。
こちらがスワミナラヤン寺院の入口です。美しく彫られた石で作成したゲートが非常に綺麗です。

スワミナラヤン寺院はブージの街中、各都市を繋ぐバス停から歩いて10分位の所に位置します。このスワミナラヤン寺院はヒンドゥー教の寺院で、1822年にスワミナラヤンの信者たちによって創建されたと伝えられています。
2011年にグジャラート州を襲った大地震によって、建物の大部分が破壊されてしまったのですが、主神であるスワミナラヤン像は奇跡的にも無事であったとのこと。
スワミナラヤン寺院は日本では全くの無名ですが、オーストラリア、カナダ、フィジー、スウェーデンやウガンダに至るまで世界中の様々な所に寺院があり、信者がいるのですが、地震を受けての寄付活動の結果、今の姿になったのだそうです。
■純白で超絶美麗!!
再建された寺院の中に入ってみると…おおおお!! 純白!! 綺麗!!あれ? 写真の左横になにか面白いものが入りました。

うつろな目をしたうさぎのゴミ箱です。こういうゴミ箱、結構インドの色々な所に置いてあるんですよね。だいぶ前の話ですが、インドはゴミ箱が面白い!!という記事にしたことがありましたっけ。

面白いうさぎにさよならして中に入ってみます。
改めて…おおお、美しい!! 超絶美麗!!
白い大理石に青い空。美しく彫られた建築がただひたすらに美しいです。
スワミナラヤン寺院といえば、デリーのアクシャルダーム寺院が有名ですが、このブージ(Bhuj)のスワミナラヤン寺院はデリーのそれに全くひけを取りません。

大理石の床にラピスラズリなどの宝石で孔雀が彫り込まれています。

近寄ってみてよく見てみます。これ、ラピスラズリ等を象嵌するのに、一度大理石をその形に彫り込んで、そこに色のついた石を嵌めこんでいる様です。硬い石をこれだけ綺麗に加工するなんて…洗練されたテクニックと長い時間が必要なのだと思います。

上を見上げてみると、細部の隅々まで美しい…神は細部に宿るのだなと改めて実感します。

天井のマンダラも白一色。ただ、ただ、ため息が出ます。

通路には神様像がずらりと彫り込まれていました

そしてこの方たちが主神であるスワミナラヤン像。金色に飾り立てられ、高貴な色とされているオレンジのターバンをかぶっています。

ティラキタ買い付け班が訪れたこの日は、ちょうどホーリーのお祭りの日だったので、多くの人々が参拝に訪れていました。

あまり人が訪れないような辺境の街にもこんな素敵な寺院があるインド…インドという亜大陸の奥深さと信仰の深さをしみじみと感じます。
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いやぁ???残念、9月にブージに行ったのですが、しかもこの寺院の前を通って
その先の池のほとりのチャットリ(王族墓苑)まで行ってきたのですが、
どうせヒンドゥー寺院は同じ様なもんだろう見飽きるほど見てきたからなんて思って
パス・・・・してしまったのです。また行くか。
すごくキレイ??
心が洗われそうな白ですね。
ちょっぴりモスクっぽく思えるところもあったりして。
こんなに素晴らしいインドを今年も紹介してくださってありがとうございます??
嬉しいクリスマスプレゼントになりました、って今日だけクリスチャンです〜〜(≧∇≦)
これはたしかに綺麗。インド人はどうして彫刻だと力が入るんでしょうね。類稀なる才能だと思います。ご本尊の神像も見てみたいです。