■積みすぎの乗り物に魅せられて
インドを旅していると、

「日本だったら絶対違法!!」
「すぐ警察に捕まるよ!」


って言うレベルの積みすぎ、乗りすぎのサイクルリクシャやトラックにしばしば出会います。

こちらがインドで一番初めに出会った積み過ぎサイクルリキシャです。デリー駅のすぐ近くで見つけた1台です。サイクルリクシャからパン生地のようにあふれ出た、白い袋が凄いですよね。

後ろはもちろんのこと、サドルにまで袋がだらんと覆いかぶさって、座るところすらありません。ちょっと重心を崩したらサイクルリクシャごとひっくり返ってしまいそうです。



市場で、突然前から現れたサイクルリクシャも、またもの凄い積みすぎでした。元々のサイクルリクシャの倍の幅まで荷物を積み、漕いでいるお兄さんの1.5倍の高さまで荷物を積んでいます。



こちらは大量の箱を積んだサイクルリクシャです。売る前の商品なのに、箱が曲がって折れています。日本だったらこの時点で不良品ですが…ここはインド、ノープロブレム!!



裁断されたジーンズ生地を運んでいるサイクルリクシャにも出会いました。このジーンズ、何千着分になるんでしょうか? 警察官がじっと見ていますが、もちろんこれは違法ではありません。



ありえない高さにまで白い箱が積み上げられたサイクルリクシャ。こんなに積まなくっても良いのではないでしょうか…



同じサイクルリクシャを前から見てみました。建物ギリギリまで荷物が積み上がり、箱の端っこが電線に触っています。運んでいる途中で電線切っちゃったりしないのかなぁ…日本人の僕らとしてはとっても心配になりますが、インドだからやっぱりこれでもノープロブレムなんでしょう。



大きな青い樽を積みすぎたサイクルリクシャ。数えてみると合計24個もの樽を積んでいました。サイクルリクシャ、万能すぎます。



載せ過ぎて、漕ぐことができなくなりました。暑い中、ビーサンを履いて一生懸命押しているのですが、本当に重労働ですよね。リクシャワーラーたち、こんなに重労働なのに一日の給料は500円以下なのだそうですよ。

そして一番上の荷物はまだ売る前の商品なのですが、紐でギューギュー縛られて既に凹んでいます。僕ら日本人の感覚からしたらありえない事ですが…インドだからやっぱり、ノープロブレム!!なのでしょう。



ダンボールを沢山積んだサイクルリクシャにも出会いました。お兄さんの頭を越す量のダンボールを積んでいますが…今までの積み過ぎサイクルリクシャを見慣れた目には、なんだか普通に見えてきますね!



バス停の前で、バスに乗せるための荷物を持ってきたサイクルリクシャに出会いました。座席はもちろんのこと、屋根の上にまで荷物がこれでもかと積まれています。日本だったらビックリの光景ですが、インドだときっと普通なんでしょうね。




■積みすぎのトラックも!
インドで積み過ぎなのはサイクルリクシャだけではありません。トラックもまた、積み過ぎでした。トラックの倍の高さにまで積み上げられた白い袋。これ、積み込むことはできても、安全に運転することが出来るのでしょうか…日本だったらあっという間に警察に捕まっちゃう、絶対に許されない積み方ですよね。



「トラックにどうやって積むのかな?」と思って後ろを見たら、竹製のはしごを使って人力で積み上げていました!! 今にも崩れそうな白い袋の上に人が乗っています。怖い…



デリーの高速道路を走っていた時に出現した乗りすぎトラック。一台のトラックに何人乗っているのでしょうか…左側に足だけ出てる人が居ますけど、中は一体どうなっているのでしょう? 一体、何人が乗っているのでしょう?



こちらはお隣のバングラデシュで見かけた積みすぎの軽トラ。一台の軽トラに荷台に14人、運転席に3人乗っていたので、合計17人も!! 軽トラに17人って世界記録レベルですよ!



こちらはグジャラート州のカッチ地方で前から出現した乗りすぎオートリクシャ。1台のオートリクシャにドライバーを合わせて10人も乗っていました!! 一台のオートリクシャに10人もまた世界記録レベルだと思います!!




■積みすぎて結局こうなる
積み過ぎたら…いくらインドでも、やっぱりこうなるそうです。
インドと日本、大きく違いますが、物理法則は一緒ですもんね。