使う燃料は自然由来! 結果的にエコなインドの染色工場に行ってきました!
今日の記事は前回の「産業革命の時代を彷彿とさせるインドの紡績工場に行ってきました!」の続きになります。
インドのバラナシから車で1時間ほどの工場に出かけたティラキタ買い付け班。そこで見たのは全近代的な紡績工場でした。
こんな感じの麦畑の中に
大きな壁で囲われた工場がありました。
その中ではつい先日、世界遺産に指定された富岡製糸場が動いていたらこんな感じだったんじゃないかなぁ…と思われるなんだか懐かしい光景が広がっていました。
さて、今回はその紡績工場の横にある染色工場のレポートです。染色工場では紡績工場で糸に紡がれた原糸を色付けし、色付きの製品に仕上げています。もちろん染色されていない糸も販売されますが、日本のお店に行くと売られている多くの糸は染色されていますよね。染色された糸のほうが需要が多いのは明らかです。
染色工場に入ったティラキタ買い付け班を最初に出迎えてくれたのがこのペンギン…。前回のサルといい、このペンギンといい、インドのゴミ箱はなんてシュールなんでしょうか。このペンギン、世の中を斜めから見ているかのような人を信用しない目つきをしています。
USE MEって書いてあったって…ねぇ。ちょっとそんな目つきじゃ使う気になれないよ!!
染色工場を外から見た所です。工場の外には染色されたばかりの糸がたくさん干されていました。糸の間からはなぜか鉄筋がニョキニョキと立っていますが、これは、これから工場を建築する所です。工場を建てるにしては鉄筋がやたら細いように見えますが、地震が来ないインドやネパールではこれで大丈夫なのだそうです。
工場の入口には黄土色のパウダーが山になっていました。パウダーはトラックに積まれて搬入されてきています。これが燃料だそうです
「このパウダー何だろう?」と思って手にとって見ると、それは籾殻でした。
「これは籾殻だよね?」と聞いてみると
「そうだよ。うちの工場の燃料は全部、籾殻なんだ」
「原油とか、灯油とかは使ってないの?」
「原油は高いからね。でも、籾殻だったらタダに近い。」
この工場では、工場の廻りの農家がお米や麦を作る時の副産物として出る籾殻を燃料として使用していました。確かに石油などの燃料は高いです。しかもリニューアブルなエネルギー源ではありませんので全くエコではありません。
そもそもこの人たちはエコなんて事は考えていず、単純に経済的な観点から選択して籾殻を燃料として選択したのでしょうが、結果的に一番エコでリニューアルブルなエネルギー源を使っていました。
と言うことは燃料は問題ないので…後は煙突から出る煙だけ何とかすれば日本の工場よりもエコロジーな工場の出来上がり!って事になりますね。エコロジー度50点って感じでしょうか。ぜひ100点を目指してほしいものです。
工場長によると、染色とは、非常にエネルギーを使うものなのだそうです。糸に色を付ける時は、まずお湯を沸かし、そのお湯に染料を入れ、糸を入れて20分とか30分程煮て糸に色を付けます。長く煮ると濃い色、短い時間だと薄い色になるのだそう。ですので、この工場では常時ボイラーで湯を沸かし、大量にお湯を使用しているのだと言っていました。
工場長が指を指しているのがこの工場で持っている一番大きな染色機。下の箱みたいな部分に染料を溶かしたお湯が入っていて、その中にドボンと糸を入れて染色します。
「どうだ! 立派な機械だろう!」と自慢げな工場長
丁度染色が終わった時だというので、機械が動くところを見せてもらいました。大きな染色機から糸が出てきます。サイズが大きいので「おおーー!!」と思いましたが、よく考えると、大きな鍋でスパゲティを茹でるってのと大差なさそうな話です。
これは紺色に染め上げられた原糸です。大量の原糸が綺麗な紺色に染め上がっています。熱湯の中で染められていたので、糸からはモクモクと水蒸気が上がっていました。
染色が終わったら原糸は外に干されます。前回の紡績工場と同じように、この辺は全部人の力頼みです。
工場の中には「NO CHILD LABOUR PERMITTED」の看板がありました。この工場では16歳以下の子供の労働は完全に禁止されているとのこと。日本人の私達から見たら、まぁ当然ですよね。でも、とっても良いことだと思います。
更に工場の中を歩いていたら、牛小屋を発見!!
あははは!! 工場の中に牛小屋って日本では絶対にあり得ないんですけど!!!
流石インド!!
インドのバラナシから車で1時間ほどの工場に出かけたティラキタ買い付け班。そこで見たのは全近代的な紡績工場でした。
こんな感じの麦畑の中に
大きな壁で囲われた工場がありました。
その中ではつい先日、世界遺産に指定された富岡製糸場が動いていたらこんな感じだったんじゃないかなぁ…と思われるなんだか懐かしい光景が広がっていました。
さて、今回はその紡績工場の横にある染色工場のレポートです。染色工場では紡績工場で糸に紡がれた原糸を色付けし、色付きの製品に仕上げています。もちろん染色されていない糸も販売されますが、日本のお店に行くと売られている多くの糸は染色されていますよね。染色された糸のほうが需要が多いのは明らかです。
染色工場に入ったティラキタ買い付け班を最初に出迎えてくれたのがこのペンギン…。前回のサルといい、このペンギンといい、インドのゴミ箱はなんてシュールなんでしょうか。このペンギン、世の中を斜めから見ているかのような人を信用しない目つきをしています。
USE MEって書いてあったって…ねぇ。ちょっとそんな目つきじゃ使う気になれないよ!!
染色工場を外から見た所です。工場の外には染色されたばかりの糸がたくさん干されていました。糸の間からはなぜか鉄筋がニョキニョキと立っていますが、これは、これから工場を建築する所です。工場を建てるにしては鉄筋がやたら細いように見えますが、地震が来ないインドやネパールではこれで大丈夫なのだそうです。
工場の入口には黄土色のパウダーが山になっていました。パウダーはトラックに積まれて搬入されてきています。これが燃料だそうです
「このパウダー何だろう?」と思って手にとって見ると、それは籾殻でした。
「これは籾殻だよね?」と聞いてみると
「そうだよ。うちの工場の燃料は全部、籾殻なんだ」
「原油とか、灯油とかは使ってないの?」
「原油は高いからね。でも、籾殻だったらタダに近い。」
この工場では、工場の廻りの農家がお米や麦を作る時の副産物として出る籾殻を燃料として使用していました。確かに石油などの燃料は高いです。しかもリニューアブルなエネルギー源ではありませんので全くエコではありません。
そもそもこの人たちはエコなんて事は考えていず、単純に経済的な観点から選択して籾殻を燃料として選択したのでしょうが、結果的に一番エコでリニューアルブルなエネルギー源を使っていました。
と言うことは燃料は問題ないので…後は煙突から出る煙だけ何とかすれば日本の工場よりもエコロジーな工場の出来上がり!って事になりますね。エコロジー度50点って感じでしょうか。ぜひ100点を目指してほしいものです。
工場長によると、染色とは、非常にエネルギーを使うものなのだそうです。糸に色を付ける時は、まずお湯を沸かし、そのお湯に染料を入れ、糸を入れて20分とか30分程煮て糸に色を付けます。長く煮ると濃い色、短い時間だと薄い色になるのだそう。ですので、この工場では常時ボイラーで湯を沸かし、大量にお湯を使用しているのだと言っていました。
工場長が指を指しているのがこの工場で持っている一番大きな染色機。下の箱みたいな部分に染料を溶かしたお湯が入っていて、その中にドボンと糸を入れて染色します。
「どうだ! 立派な機械だろう!」と自慢げな工場長
丁度染色が終わった時だというので、機械が動くところを見せてもらいました。大きな染色機から糸が出てきます。サイズが大きいので「おおーー!!」と思いましたが、よく考えると、大きな鍋でスパゲティを茹でるってのと大差なさそうな話です。
これは紺色に染め上げられた原糸です。大量の原糸が綺麗な紺色に染め上がっています。熱湯の中で染められていたので、糸からはモクモクと水蒸気が上がっていました。
染色が終わったら原糸は外に干されます。前回の紡績工場と同じように、この辺は全部人の力頼みです。
工場の中には「NO CHILD LABOUR PERMITTED」の看板がありました。この工場では16歳以下の子供の労働は完全に禁止されているとのこと。日本人の私達から見たら、まぁ当然ですよね。でも、とっても良いことだと思います。
更に工場の中を歩いていたら、牛小屋を発見!!
あははは!! 工場の中に牛小屋って日本では絶対にあり得ないんですけど!!!
流石インド!!