祝!! 日本初上陸!! 1902年から続くアーユルヴェーダの老舗KOTTKKAL



■祝! 日本初上陸!! コッタカル


昨年からずっと輸入の準備をしていたコッタカル社のアーユルヴェーダオイルが、やっとこ日本にやってきました。

2024年8月にコッタカル社を訪問し、インドにしては割とスムーズにすべてが運んだのですが、内容成分を確認し、検査に出し、日本用のラベルを作ってもらい、製品ができあがってやってくるまでに8ヶ月かかりました。

日本の一日はインドの一週間だからな

仕事をしながらいつもそう思うのですが、本当に日本とインド。特に南インドとは時間の流れ方が違います。

オイルの内容成分が欲しいんだけど

と言っても、やっぱり一週間かかります。

ラベルデザインを作ったから確認してね

と言っても、やっぱり一週間かかります。

空港に荷物があるからすぐに出発するよ

と言っても、やっぱり一週間かかります。

彼らは別にルーズなわけでもなく、きちんと誠実に仕事をしているのですが、ただ、時間の流れ方と感覚が違うのです。

■インドでお勧めされたコッタカル
コッタカルの製品に初めて出会ったのは、意外にも、ケララではなくデリーでした。南デリーにあるKeralaAyurArogyaというアーユルヴェーダクリニックにアビヤンガを受けに行ったのです。



中に入るとアーユルヴェーダのいろいろな製品がずらりと並んでいました。


横の棚を見ると、伝統的なオイルが並んでいます。オレンジ色のボトルが今回輸入してきた、コッタカルの製品になります。デザイン違いは別メーカーのバイディヤラトナムのオイルだそう。


こんなところで施術してもらいまして、施術後に色々聞いてみました。


ここのスタッフたちは、25年のキャリアをもつとのことで、マッサージの一つ一つに迷いがなく、とても熟練している印象でした。

ねえねえ、インドに様々なアーユルヴェーダメーカーがあるけどどれがいいの?

いちばん好きなのはコッタカルだね。信頼してるし、使い心地も最高だよ

そうなんだ。うちはAVPって言うメーカーのを日本に輸入しているんだよ

AVPももちろんいいけど、コッタカルを取り扱うといいよ。おすすめだよ!! さっき、君に使ったオイルもコッタカルだよ。良かったでしょ?


彼が言うように、確かにテクスチャはよく、香りもよく、素敵なアーユルヴェーダ体験でした。

その後、日本に帰ってきて。アーユルヴェーダに精通している方々に話を聞くと、皆様、異口同音にコッタカルの名を口にします。コッタカル、有名なんだなぁ…と思うとともに、「いつかはコッタカル」と言う夢が膨らむのでした。

ちなみにKeralaAyurArogya、とても良いクリニックでした。おすすめです! デリーでアーユルヴェーダを受ける際はぜひであります。



■コッタカルに行ってきました
そんな夢を心の中に持ちつつ、インドを歴訪していたのですが、昨年の8月にコッタカルへのご縁が出現しました。コッタカルの場所はこちらです。ケララの中でも割と北になるのかな。


こんなバスを乗り継いで行きました。南インドの旅はローカルバスの旅でもあります。ケララのバスってば、面白くって。窓に窓ガラスが入っていないんですよ。


豊かな自然の中をバスが走ります。ケララは本当に緑の色濃い土地です。アーユルヴェーダオイルは、様々な植物のエキスを抽出してミックスしたものなので、ここでオイルが作られるのは自然なことだなぁ…と思いながらバスに揺られていました


コッタカルのバス停に到着しました!!
なんと、ARYA VAIDYA SALA KOTTAKALの看板が大きくバス停の上に掲げられています。


コッタカル市内には様々な施設がありますが、その中でもメインの建物がこちら。コッタカル病院&リサーチセンターです。4階建ての建物が何棟もある大病院でした。


アビヤンガをして貰おうと思い、中に入り受付を済ませると、アーユルヴェーダドクターの診察がありました。内容は日本でもよくある基本的な問診です。アレルギーはある?とか、お酒は飲む?とか、タバコは吸う?とか。手術歴は?とか。

日本と異なったのは脈を丁寧にとってくれることかな

アーユルヴェーダでは脈診はとても重要なこととされています。脈を見るだけで様々な事が判るそうですよ。

今日はどこが悪いの??

先生、実は僕、あまり悪くなくて…
日本に御社のオイルを輸入することになったので記念にやってきたんです

おお!! そうか!!
うちのオイルが日本に行くのか!!
そしたら、今回は一般的な感じにするね

ということで使われるオイルが決まりました。セレクトされたのはボディのアビヤンガ用としてダンワンタラムタイラム。ヘッド用マッサージとして、ブランミータイラムでした。

■トリートメントルームは病院の中に
そしてトリートメントルームに通されまました。一般的なスパだと、なんか素敵な感じになってたりするもんですが。ここは病院なので質実剛健。シンプルこの上ない感じです。


インドではアビヤンガ時の性区別がはっきりしていて、男性には男性のマッサージ師がつき、女性には女性がつきます。アーユルヴェーダは宗教とも密接につながっているので、アビアンガを始める前には簡単なプージャ(お祈り)がありました。

溶かしたギーを入れた燭台に火をつけるだけの簡単なものですけどね。プージャはなくても変わらない気もしますけど、あったらあったで雰囲気があっていい感じです。


そしてマッサージの始まり~~♪♪♪

ガスコンロで軽くオイルを温めて、人肌プラス10度ぐらいにしてから、始まりました。ちょっと熱いけど、割と気持ちいいです。


男性マッサージ師の力強い手でガシガシガシガシ!!とオイルを体に擦り込まれまくります。まずは背中から始まって、ひっくり返されてお腹に行き、腕に行き、足に行き、もう全身全部!

そして2時間ほどして終了♪♪

あーなんかもうヘロヘロですう~~~
気持ちよかった~~

■博物館も図書館もある♪
コッタカルが凄いのは、博物館も図書館もあるところ。アーユルヴェーダの総合施設!!と言う貫禄があります。こちらが博物館で、アーユルヴェーダの歴史がわかりやすく展示されています。

中は撮影禁止だったんだけど、これだけ撮っていいよって言われて撮ったのがこちらの写真。これ、何だったかなぁ…

ちなみにこちらが中で日本で紹介させて頂くお話をさせていただいたエクスポートデパートメント。

コッタカルの皆様、輸出までのいろいろなお仕事、一緒にやって頂き、ありがとうございました! これから日本の皆様に素敵さを存分に紹介していきますね♪
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