スマホの背景にどうぞ♪ 素敵なインドの水盆たち
■お花が大好きなインドの人たち
インドの人たちは本当にお花が大好きです。南国なのでお花が豊富ということもあるとは思いますが、生活のいろいろな所でお花を使って日常を美しく飾っています。彼らのお花の使い方は私達とちょっと違っていて、茎の部分を完全に切り取り、花だけにして使います。
こちらはプシュカルの街中でプシュカル特産の薔薇の花を売っているところですが、茎を取った花部分だけになっています。これがインド、ネパールでの標準的なお花の販売方法です。
白いバラも、ピンクのバラも、同じ様に花だけにされて、コットン糸を通し、首飾りのようにして売られます。
インドの街中で花を売る女性たち。花を売る仕事はたいして元手がかからない、貧しい方たちの仕事という側面もあります。農家からフレッシュなマリーゴールドを買ってきて、頭だけにしてコットン糸を通せば出来上がり。頭だけにしたお花は日持ちがしないので、人々は毎日のように買っていきます。
ムンバイの街中で花飾りを作っていた男性。マリーゴールドの位置が寸分違わず美しく作られています。
■神々を飾るお花
インドやネパールで一番お花を見るのはやはり宗教施設でしょうか。洋の東西を問わず、神様を祝福する際にお花は欠かせないものですからね。こちらは寺院の手すりに飾られたお花。
薔薇の花びらと、首だけのマリーゴールドが黒い寺院の手すりによく映えます。
仏像の足にも綺麗に花が飾られています。
神様像に赤いパウダーと、お米と、お花をお供えするのがネパール流です。
ゴアで見かけた牛の神様ナンディンちゃん♪
宗教都市バラナシでは日々、大量のマリーゴールドが消費されます。船には大量のマリーゴールドが積まれ、客が買いに来るのを待っています。
■美しいお花の水盆
そして、ティラキタ買付班がとても大好きで、見かけると必ず写真を撮ってしまうものが、美しいお花の水盆です。インド人たちの作る水盆。
本当にこれが素敵で、芸術的なのです。
水盆って、横から見るとこの様になっていて。ブラスの器の中に水を張り、水の上に美しく花びらを浮かべたものです。
写真を長押しするとダウンロードして壁紙として使えますので、気に入ったのがあったら、ぜひお使いくださいませ。
葉っぱと赤い花の水盆。これは南国のケララ州で撮影した水盆なのですが、自然と花が豊かなケララ州だけあって、ナチュラル感、フレッシュ感があっていい感じです。
ジュートの糸をマンダラ風に折り込み、その真中に水盆を置き、水を貼って黄色い花を散りばめ、真ん中にアクセントとして赤い花をちょこんと置いたアセンスあふれる水盆。
ケララ州のジャングルの中で取れる赤い花と白い花びらのような葉っぱを美しく組み合わせた水盆
同じ水盆を上から見るとこんな感じになります。被写体がいいからどっちも素敵ですね。
ジャイプールのホテルで発見した水盆。白い菊、黄色のマリーゴールドが美しく配置されています。テラコッタ風の水盆が雰囲気があって素敵でした。
これはティラキタ買付班が今まで見てきた中でもトップクラスのクオリティの水盆。黒い床の上のしかるべき位置にブラス製の水盆を置き、バラの花弁をちぎったものを美しく配置してありました。
こちらは水盆ではなく、クルハルと呼ばれる素焼きのチャイカップの中に飾られたバラの花ですが。これもセンスがありますね。
■作るのは大変なんだぜ!!!
見た目に美しい水盆ですが、作るのは割と大変です。美しい水盆を作るには、まずはフレッシュなお花が欠かせません。そしてフレッシュなお花から、花びらだけをむしり取ります。向かって右がまだむしられていない花頭、そして左の方にむしられて花びらだけになったばらが置かれています。ポーズしてくれたお兄さん、これだけの花びらを摘むのに半日くらいかかっていましたっけ。