セックスをしないで、テレビを見よう!
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世界人口デーの今日、インド厚生省の新長官が増え続ける人口を何とかするために新しいアイデアを表明しました! そのアイデアとは、「インドの隅々にまで電気を送り、TVを見られるようにしよう。そうすると、人々は夜遅くまでTVを見るはずだから、結果として人口問題への対策になる」というもの。
インドで最も人口の多いウッタール・プラデーシュ州に住む、80歳になるオマール・ムハンマドさんは人口抑制策のことなど聞いたこともないと語ります。
「俺には24人の子供がいる。男が13人に、女が11人だ。」
オマールは、子供の数は神が決めるもので、人間がコントロールするものではないのだと言う。インタビュー中にオーマールは手を高く上げ「神の命令だ。俺がやったことじゃない。神がやったことなのだ」と宣言した。
とは言うものの、全員がオマールのような訳でもない。
実際、デリーに住むアロラ一家の子供は2人だ。
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「十分な水も、電気もないのだから、2人以上の子どもを作るべきではないわ。2人子どもがいたら、子作りをやめるべきよ」と、母のアンジャナ・アロラは言う。アロラの家族は2000年に娘が生まれたときにインド政府から10億人目の子供だとして表彰されたので、人口問題の事は多少知っているのだろう。
実際、インドでも人口抑制策が全く行われていないわけではない。インドのすべての州で子供は2人までと奨励されている。インド政府によると女性一人当たりの子供の数は実際に減少してきており、35ある州のうち、14の州で実際に目標を達成している。
しかし、その他の州が数字を押し上げている。文字の読めない人や、貧乏な人ほど子供の数は多く、女性一人当たりの子供の数は3.5人にも達する。女児が生まれると跡継ぎにならないので、男児が生まれるまで生み続けるといった、インドならではの理由があり、解決は簡単ではない。
インド政府は今でも欠乏している水や電気が人口増によってさらに危機にさらされ、また、環境にも多大な影響を与え、貧しい人達をさらに貧しい状況に追いやると懸念している。国連によると、世界で貧しい人のうち、50%がインドに住み、今後50年間にインドが世界で最も人口の多い国になるだろうとのこと。
それが、一番最初の「インドの隅々にまで電気を送り、TVを見られるようにしよう。」に繋がったのですが、それを聞いたアロラさん、「アホか」と一蹴したそうです。
ネタ元:cnn
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と言うニュースでした。
インドは世界で一番大きな民主主義国なので、中国のように強制的に一人っ子政策を取ることができないのでしょうね。だから、子供の数はその個人次第。
インドでは結婚するときに女性が多額の持参金を持っていくという習慣があり、女児が4人いるとその家は破産するとも言われています。だから、尚更のこと、男の子が欲しいのでしょう。
だからと言って、「インドの隅々にまで電気を送り、TVを見られるようにしよう。」と言うのは…ま、一理あるかもしれませんが。
「それしか方法がないのか!」と突っ込みたくなりますね。