[インドモノ辞典]インドの精神性に根ざしたボディアート メヘンディ – Mehndi

2021年7月30日     No Comments    Posted under: 商品について

■ヘナとメヘンディ

今回は、インドの精神性に根ざしたボディアートであるメヘンディを紹介します。
メヘンディはヘナという植物の粉で描くボディアートです。

ヘナはタンパク質と結合して赤茶色の色を残す天然の染料で、日本ではナチュラルなヘアカラーとして、自然な生活を愛する方々に人気です。

ヘナを使うのに必要な材料は、乾燥させて粉末状にしたヘナの葉っぱ、レモン果汁数滴、お茶、あと、多少の油だけ。ヘナを用意したら、あとは家庭のキッチンにある材料でできるんですよ。メヘンディの詳しい使い方は当店のブログヘナペーストの作り方とメヘンディの描き方をご覧ください。



このメヘンディ、インドでは非常に日常的、そして宗教的なものであり、インド女性だったら、必ずやったことがあるものです。

また、インドだけではなく、アフリカや中東でもメヘンディは盛んです。
こちらはモロッコの足メヘンディ。


メヘンディをする人にも上手下手があって、ティラキタ買い付け班、一度上手な人のを見たことがあるんですが、それはもう上手でびっくりしました!!

複雑な模様を何も見ずにスイスイと描いていくもんですから。その腕前にただ見惚れるばかり。これを職人技っていうんではなかろうか!!

■メヘンディの歴史

インドの人々にとって、メヘンディーは精神的、宗教的なものです。女性の手に美しいパターンを描くメヘンディですから、どうしてもおしゃれやお化粧、ファッション的なものと思いがちですが、メンディーは単純なおしゃれではなく、彼女たちにとっては、もっと宗教や精神世界に関わるものです。



メヘンディの名前はもともと、サンスクリット語の「メンディカ」に由来しています。メヘンディの歴史は非常に長く、ヒンドゥー教の経典であるヴェーダの中で言及されているほど。

インドの女性のお祭りであるカルチョバート(karva chauth)では、メヘンディと断食をして、夫の健康と長寿を祈ります。また、ディワリなどの飽きのお祭りシーズンにも行われるそうです。

そしてメヘンディの出番はなんと言っても結婚式!
インドの結婚式はメヘンディなしでは成立しません。

花嫁とその親戚が集まって、結婚式の前夜にメヘンディをします。結婚式の前の夜は、メヘンディーをするために女性達が集まって時間を過ごす大切な夜。インドの女性は最後の独身時代の夜を、親族の女性たちと一緒に過ごします。

新婦に施されるメヘンディのデザインの中には、新郎のイニシャルや名前が隠されています。結婚式に、新郎が新婦のメヘンディの中に隠されている、自分の名前を発見するという儀式があるそうですよ。



メヘンディは美しいインドの女性をより美しく飾るものですが、単なるファッションとしてだけではなく、インドの古来から続くインドの文化を反映しているものなのです。

メヘンディをすると、涼しくなるとも言われています。また、衛生面での効果も期待できるなど、暑いインドの生活の知恵と言ってもいいものです。

■メヘンディのやり方

ヘナペーストに入れる水分はコーヒーか紅茶を4、レモン汁を2、お砂糖を1の比率で混ぜたものを使用します。コーヒーは大さじ2杯、レモン汁が大さじ1杯、お砂糖が大さじ半分位で一回分にちょうどいい量になると思います。



作った水分をヘナパウダーに混ぜていきます。ヘナペーストの硬さはマヨネーズくらいの硬さがベスト。硬すぎると描きづらいですし、水っぽすぎると描いている途中で垂れてきますので、適度な硬さで作ってください。ヘナパウダーがダマにならないようによく混ぜてください。



その後、冷暗所(10度から20度位の場所)に2日間保存して寝かしておきます。日が当たると劣化しますので、日の当たらないところで寝かしてください。

2日間寝かしたらヘナペーストが出来上がっています。使う数時間前にお好みでアロマオイルを入れてもいいですね。

ペーストで上手に描くために、使いやすい先が鋭いコーンを作りましょう。コーンは身近にある透明のビニールで良いのですが、薄すぎるとへにゃっとして書きづらいですし、厚すぎてもまた良くないので、ちょっと厚手の手頃な透明ビニールを探してみてください。お花をラッピングする時に使うアルミのペーパーなども使えます。

コーンができたら、その中にヘナペーストを入れ、おしりを輪ゴムで縛って完成です。先っぽをチョンと切ればすぐに使えます。

■メヘンディとデザイン

長い歴史を持つメヘンディ。そのデザインは歴史とともに進化してきました。

その昔はは、単純に手のひらにドットを描いていたと言われています。
時間を経るにつれて、徐々にデザイン性が入り、インドやイスラムのデザインが入り混じった、現在の形になってきました。

現代では、基本的なデザインに加えて、各メヘンディアーティストたちが腕を競い合い、素晴らしいメヘンディが日々生まれ続けています。







参考文献:D’source – Mehndi Art – Yadgiri, Karnataka – Hand Decorating Art by Prof. Bibhudutta Baraland Srikanth B.NID, Bengaluru



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