スクリーンプリント布の工房を訪問してきました – インド ジャイプール編

2021年3月4日     No Comments    Posted under: インドが大好き!!, 商品について

インドの布の作られ方を大解剖!!と、布王国インドのいろいろな布を大紹介!!と、2回に分けて、インドの布について説明してきましたが、今回は、ティラキタブログの中でも説明不足だなと思われる、スクリーンプリントの布について説明してみたいと思います。

■スクリーンプリント布の工房は町の中

ティラキタはインドとアジアの文化を伝える事をお店の目的としています。

インドやアジア諸国に視察と買付に行く時は、できるだけ現地の生産者を訪問して、その商品たちがどの様に作られるかを見ることにしています。素敵な商品が実際に作られている土地を訪問し、作っている職人さんたちに会い、ゆっくりと時間を取って話を聞く。そしてわかりやすいレポートにしてお客様にお伝えします。

今回は、ティラキタ買付班がスクリーンプリントの工房を訪問た時のレポートです。実際に訪問したのは2017年あたりで、コロナが始まるだいぶ前ですね。

スクリーンプリント印刷の布は便利で簡単な方法ですので、インド全域で作られていますが、インドの中でもその中心地となるのが砂漠の国ラジャスタンのジャイプールです。

ジャイプールでは、はるか昔のマハラジャの時代から、手工業が奨励されてきました。今でも、手工芸品と言えばジャイプールです。ジャイプールで有名なものは、宝石、家具、布製品ですね。今回の記事は布ですが、布だけでなく、宝石も超有名で、かつては全世界の7割の宝石がジャイプールを経由したとも言われています。

ジャイプールの街はぐるりと城壁が囲み、マハラジャが統治していた時代の名残を今に伝えています。

さて、ティラキタ買付班、スクリーンプリントの工房を探しに、ジャイプールの郊外に向かいました。

インドの家の多くはこんな感じのレンガとコンクリート造りです。レンガを積んで、コンクリートで固めて、壁を作ります。多くの家にはちゃんとした駐車場がなく、家の横に停めたり、ちょっと道路にはみ出すようにして駐車したりしています。先程の城壁とうって変わって地味な感じの町並みですね。

スクリーンプリントの工房の前に到着…したのですが、標識も何もなく、ここが工房であるなんて全く分かりません。今回はアショークさんに案内してもらったのですが、案内なしでは絶対にたどりつけない場所でした。

■壁に立てかけてあるスクリーン

工房の敷地内に入ってみると、大きな緑色のスクリーン枠がティラキタ買付班を待っていました。縦が180cm、横が100cm位はあるでしょうか。これがこの工房では標準サイズとのこと。

スクリーン枠の端っこにはボルトが溶接されています。このボルトと、スクリーンプリントの台のくぼみを合わせることにより、ずれることなく印刷できるのだそう。

スクリーンをよく見てみると、素敵な柄がうっすらと見えます。薄いところからインクが通るように穴が空いているのだそうです。

■工房の中に入ってみました

工房の中には大きなテーブルがありました。テーブルの長さは10m、幅は150cm位。表面はちょっと柔らかく、押すと凹みます。テーブルの上には、今、この工房で作っているオレンジの布が広げられていました。

テーブルに印刷したい布をピンで留めて広げています。

オレンジの布に、緑の印刷がされた状態。これからこの布に金色の印刷をします。

こちらはこの工房で使っているインクたち。毎日たくさん使うのでしょう。使用感が半端ないですね。

実際に印刷している光景を見せてもらいました。台の上に先程のスクリーン枠を載せ、インクを載せます。その後、幅広のスパチュラでグイ!と印刷していきます。二人一組となって、息を合わせてどんどん印刷していきます。

印刷が終わった布は天井にかけて干します。

スクリーンプリントの場合、途方も無い手間がかかるアジュラック布ウッドブロックと比べると比較にならない速度で布ができます。

この速度の違いはもちろん価格にも反映され、スクリーンプリントに比べると、ウッドブロックの布のほうが1.5倍から2倍位お値段が高くなります。

ウッドブロックよりも手間がかかるアジュラック布は2倍から3倍位高くなります。

■工房の中で見かけた不思議な道具

ティラキタ買付班、工房の中で不思議な道具を見つけました。
これは何でしょう…??

飾り気のない金属の枠の両端に、電車の切符にハサミを入れたような独特の形の金属がたくさんついています。

金属には番号が振られています。

工房の人に聞いてみたら、これは布の長さを測り、きちんとたたむための道具なのだそう。数年後にインドのポリエステルの都スーラットを訪問したら、大きな市場のあちこちでこの道具を使い、布の長さを数え、整理している人達に出会いました。

この変哲もない金属の枠、インドの布関係のお仕事で汎用的に使われている道具なんですね。

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