冬至の月が終わり、日が長くなっていくことを祝う祝日 マカラ サンクランティ(Makarsakranti)

■日が長くなっていくことを祝います
今日、1月14日は全インドが冬至の月が終わったことを祝うお祭りの日です。ムンバイのヒーラルちゃんから、上のオレンジのバナーが送られてきました。「この収穫の時期、あなたの人生が喜びと成功で包まれますように」と言うメッセージが嬉しいですね。ムンバイのヒーラルちゃんだけでなく、ジャイプルのニートゥさん、同じくジャイプルのスラマさんからもお祝いのメッセージがやってきました。こちらがスラマさんちからやってきたバナーです。

■今日行う特別なこと
日本では1月1日に凧を飛ばす習慣がありますが、インドではマカル サクランティのこの日に凧を飛ばします。そして、ゴマとジャグリー(きび砂糖)で作られたお菓子を食べます。こちらは今日、ムンバイのヒーラルちゃんちで作られたゴマのお菓子。

பொங்கல் நல்வாழ்த்துக்கள்
— SANJAY PARCEL FOOD SHOP (@SANJAYPFSHOP) January 14, 2021
Pongalo Pongal!
今年も吹きこぼれました!!!
いい年になります!
この甘いポンガル今日はある限りになってしまうけど振る舞いまーす。
11時からです!
SANJAY PARCEL FOOD SHOP サンジャイパルセルフードショップ
茨城県古河市久能1039-10 pic.twitter.com/EVw2YwQPPI
■マカル サクランティの日にインド人たちが願うこと
ムンバイのヒーラルちゃんちからやって来た説明のメールはインド人らしく、だいぶ宗教寄りなものでしたが、ちょっと翻訳して紹介してみたいと思います。インドは宗教大国ですから、きっと多くのインド人がこのようなメッセージを読み、想っているはずですしね。
「人生を平和と成功に導くにはどの様な選択をしたらいいのでしょうか? 聖なるサクランティの今日、神様がメッセージとともに私達を祝福してくださいます」今日はタミルナドゥのポンガルフェスティバルの日。ウッタラヤナのこの日から六ヶ月間、太陽は北に北にと動いていきます。日が長くなり続けるこれからの六ヶ月間は、日が短くなっていく次の六ヶ月間よりも尊いと考えられています。ポンガルとは沸騰させてこぼすこと。壺の中のミルクをふきこぼすこと。これは、私達の心もまた喜びで満ちあふれ、吹きこぼれんばかりにならなければならないと言う、ウッタラナラヤンの偉大な教えなのです。太陽は知性と視覚の神であるので、太陽が北に行くに合わせて、我々も神の実在の認識をする聖なる道を歩まなければなりません。
「私達の心もまた喜びで満ちあふれ、吹きこぼれんばかりにならなければならない」って言うフレーズがいいですよね。
一回しかない人生の、一回しかない今日だからこそ、楽しく幸せに過ごしたいですもんね。インドが猥雑で活気に溢れ、インド人たちがみんな人生を楽しんでいるように見えるのは、こんな考え方も影響しているのかもしれません。折角の機会ですから、私達も彼らにならって、心を喜びで満ち溢れさせたいものですね。Happy Makarsakranti - マカラ サンクランティ!!■気に入ったらシェアしよう!
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