冬至の月が終わり、日が長くなっていくことを祝う祝日 マカラ サンクランティ(Makarsakranti)



■日が長くなっていくことを祝います
今日、1月14日は全インドが冬至の月が終わったことを祝うお祭りの日です。ムンバイのヒーラルちゃんから、上のオレンジのバナーが送られてきました。「この収穫の時期、あなたの人生が喜びと成功で包まれますように」と言うメッセージが嬉しいですね。


ムンバイのヒーラルちゃんだけでなく、ジャイプルのニートゥさん、同じくジャイプルのスラマさんからもお祝いのメッセージがやってきました。こちらがスラマさんちからやってきたバナーです。



インドにはお祭りがたくさんありますが、今日のこの日は、ホーリーやディワリほどは知られていません。

1月14日はインド全土で祝われる、ヒンドゥー太陰太陽暦の太陽周期によって設定されたお祭りの日です。私達が普段使用しているグレゴリオ暦の今日、1月14日か1月15日に執り行われます。

ムンバイ辺りではマカラ サンクランティ(Makarsakranti)と呼ばれ、バラナシあたりではKicheri(キチェリ)と呼ばれ、パンジャブではMaghi(マギ)と呼ばれ、タミルナドゥではポンガル(Pongal)と言う名前で呼ばれますが、すべて同じ意味のお祭りです。名前が違うだけで全部同じお祭りです。マカル サクランティは冬至を含む月が終わったと言うお祝いなのです。




■今日行う特別なこと

日本では1月1日に凧を飛ばす習慣がありますが、インドではマカル サクランティのこの日に凧を飛ばします。そして、ゴマとジャグリー(きび砂糖)で作られたお菓子を食べます。

こちらは今日、ムンバイのヒーラルちゃんちで作られたゴマのお菓子。


こちらは今日、ジャイプルのニートゥさんちで作られたハルワと言うお菓子です。


また、タミルナドゥでは牛乳と砂糖を混ぜた甘いおかゆであるポンガルを盛大に沸騰させ、吹きこぼしてこの日を祝います。泡が吹き上がって、吹きこぼれる様子をポンガルといい、昔から伝わる豊かさの象徴なのだそうですよ。

タミルナドゥでの挨拶はもちろん、ハッピー・ポンガル!!

タミルが大好きなSANJAY PARCEL FOOD SHOPでも、ポンガルが炊きあがったようですよ。



■マカル サクランティの日にインド人たちが願うこと

ムンバイのヒーラルちゃんちからやって来た説明のメールはインド人らしく、だいぶ宗教寄りなものでしたが、ちょっと翻訳して紹介してみたいと思います。インドは宗教大国ですから、きっと多くのインド人がこのようなメッセージを読み、想っているはずですしね。


「人生を平和と成功に導くにはどの様な選択をしたらいいのでしょうか? 聖なるサクランティの今日、神様がメッセージとともに私達を祝福してくださいます」

今日はタミルナドゥのポンガルフェスティバルの日。ウッタラヤナのこの日から六ヶ月間、太陽は北に北にと動いていきます。日が長くなり続けるこれからの六ヶ月間は、日が短くなっていく次の六ヶ月間よりも尊いと考えられています。

ポンガルとは沸騰させてこぼすこと。壺の中のミルクをふきこぼすこと。これは、私達の心もまた喜びで満ちあふれ、吹きこぼれんばかりにならなければならないと言う、ウッタラナラヤンの偉大な教えなのです。

太陽は知性と視覚の神であるので、太陽が北に行くに合わせて、我々も神の実在の認識をする聖なる道を歩まなければなりません。


「私達の心もまた喜びで満ちあふれ、吹きこぼれんばかりにならなければならない」って言うフレーズがいいですよね。
一回しかない人生の、一回しかない今日だからこそ、楽しく幸せに過ごしたいですもんね。

インドが猥雑で活気に溢れ、インド人たちがみんな人生を楽しんでいるように見えるのは、こんな考え方も影響しているのかもしれません。

折角の機会ですから、私達も彼らにならって、心を喜びで満ち溢れさせたいものですね。

Happy Makarsakranti - マカラ サンクランティ!!
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