初心者殺し!ネパールのローカルバス事情

2019年7月3日     No Comments    Posted under: インドが大好き!!, 旅行記

今回はネパール在住のshyuさんから、ネパールのバスの乗り方をレポートしていただきました。

ネパールのバスはとっても便利で安い、庶民の強い味方です。見た目はポンコツに見えますが、カトマンズの街を東西南北、わたしたちを運んでくれる都合の良い移動手段です。

観光中に使えれば、かなりリーズナブルな旅もできます。

ローカル色満載のネパールのバスってどんな感じ?
どうやって乗ればいいの?

気になるそんなところを、ご紹介してみましょう。

■ネパールのバスの乗り方

バスの前側に1つドアがあって、乗り口と降り口は同じです。

車内に入ると、運転手側から見て、左側の前2列あたりは、女性専用座席になっています。その他の席は自由です。子どもは基本的に無料です。

子供は大人のひざの上に座って、一人分の座席を確保しないのがルールのようです。空いている時は座っても大丈夫です。ひざに乗れない年齢になれば、一人分の料金を払うようになります。

高齢者や、病人は優先されています。お年寄りや赤ちゃん連れのお母さんが乗ってくると、譲り合います。

空いている席があると「ホラ、あそこが空いているよ」と、知らないどうしでも声をかけ合う気さくさがあります。

■ネパールのバスの降り方

ネパールのバスでは、降りる時の押しボタンはありません。カラシ(車掌)が、次のバス停の名所を叫ぶので、それに答えて、ツァーと言います。

ツァーは、降りますという合図です。

乗っている皆さんが、次々にツァーと言っているのを真似してみると良いでしょう。前もって、降りる場所を伝えておいても大丈夫です。

車内が混み合っている場合、後ろの方に座っていると、降り口に、たどりつくまで、おしくらまんじゅう状態です。

通路には、すれ違うほどの幅がありません。

降りるのに時間がかかりますが、大声で「ツァーツァー!」と言いながら降りれば、待っていてくれるので大丈夫です。

■ネパールのバスの料金の払い方

料金は、降りる時にカラシに渡します。
どこから乗ったか聞かれる場合もあります。

おつりは無い方が良いですが、おつりの場合は、なるべく小さいお金で払えるように、前もって小金を用意しておきます。

乗車料金は、距離やルートにもよりますが、15~25ルピーくらいです。
子供は無料、学生は通常料金より割引になります。

■運転手とカラシ

ネパールのバスは、車内に料金箱はなく、カラシと呼ばれる車掌に乗車料金を渡します。カラシの役目は、乗車料金の徴収と、車内で次のバス停を乗客に伝え、乗り降りを誘導します。

渋滞時の交通整理もカラシの役目です。

狭い車内に、いかにたくさんの客を詰め込むかが重要なようで、乗客を車内の奥にドンドン押し込んで来ます。
またバス停近くになると、行く先を大声で連呼して、客を呼び込みます。

カラシをやっている男の子は、だいたい年齢15才くらいから20代の若い子たちです。
幼いカラシが、大人と同じように働いています。
女性のカラシもいます。

比較的安全運転ですが、スピードを出す運転手もいます。
運転手の横並びに2、3人座れる座席があります。

ここに座ると運転手気分が味わえます。子供が喜ぶ席です。
ガタゴトの荒れた道路を上手く運転しているのが、運転手横の席に座るとよくわかります。

■ネパールのバスに時刻表はない

ネパールのバスはだいたいの時間は決まっているようですが、表示された時刻表のようなものはありません。30分おき、15分おきになっていると聞いたことがあります。

だいたい同じような時間帯を目指して行くと、だいたいバスはやって来ると言う、その程度の目安です。

午前8時から11時頃は通勤通学客で、夕方も帰宅客で特に混み合います。
ルートによって異なりますが、だいたい早朝は6時、夜は7時くらいまで走っています。

■行き先はすべてネパール語標示

バスの前面、窓の下または上あたりに、行く先が書いてあります。ネパール語標示です。
よく行く場所の名前や、目的地の名前だけでも、ネパール語で覚えておくと便利です。

■バス停はどこ?

最終地点にある大型バスターミナルは、地名と場所を調べれば、どこにあるかわかりますが、他のバス停はどこにあるか、ちょっとわかりにくいかもしれません。

街中では、BUS STOPと書いてあるサインボードが立っている箇所や、待合場所に椅子が設けられているのでわかりすくなっています。

また、人がバス待ちで群がっていたりします。

郊外に行けば行くほど、何も無いところがバス停となっています。
もし、バス停なしの地域からバスに乗る場合は、近場にいる人に聞いてみるといいでしょう。

■バス停以外でも乗り降りできます

繁華街や、交通渋滞の起こりやすい場所でなければ、バス停以外でも、乗り降りできます。
乗る時は手を上げて乗せてもらい、降りる時は、カラシに降りたい場所を伝えると、降ろしてもらえる場合もあります。

終点近くになって客もガラガラになってくると、自宅近くの場所で、乗客に合わせて、その都度、停めてくれたりします。

■音楽が流れる車内

車内では、ネパール音楽がいつも流れています。

最近ではテレビモニター付きのバスもあって、やっぱりここでも、ネパール音楽にダンス映像が流れています。

■デコレートされたネパールのバスの車内

運転手まわりは、賑やかな飾りでデコレーションされています。
神様ステッカーが全面窓に貼ってあったり、神様イラストが貼ってあります。

■バスの大きさ

バスの大きさは、小さなバン、小型バス、中型バス、大型バスがあります。大型バスはリングロードを走るバスで、そのほかの路線は比較的、小さめのバスになります。大型バスは、前後ろに乗り降り口があります。

こちらは小型バス

こちらは大型バスです

小型バスは、バスの車両の高さが低いので、身長170cm以上の人が座席に座れない場合、中腰状態で立ったまま乗ることになります。また足の長い人は、座席の奥行きが狭いので、足の置き場に困ります。

■カトマンズのリングロード

カトマンズ市内は、一周ぐるりと回る環状線があってリングロードと言います。

このリングロードをグルグル回る路線バスと、リングロードの中を走る各路線と、リングロードの外側を走る郊外路線バスがあります。乗り継ぎが必要なルートもあります。ほとんどの地域を網羅しています。

■バスの乗り心地

車内につり皮はありません。吊り棚や、天井近くに設けられた手すりに捕まります。混み合っている時は、バスに乗っているというよりも、バスにしがみついて乗る感じになります。

道路事情は良くありませんから、ガッタンゴットン揺れます。

雨の日や蒸し暑い日は、不快指数は高いです。

日本の電車の乗り降りマナーのような、スマートなルールはありません。
降りる人がいたら、いったん外に出て、降りる人優先に譲るということはなく、
ギューギュー押したり引っこんだりしながら、やっとの思いで開放される感じです。

バスには乗客がルール無しで乗ってきます。

こう言ったやり取りを毎回見ていますが、文句を言っている人は見かけませんから、
改善されることもなく、ネパールはこれでいいのだ、ということのようです。

窓は開けるとホコリっぽく、閉めると車内の空気が悪くなります。
窓の開閉が出来ない壊れたまんまの窓もよくあることです。
ストールを巻いたり、マスクをしたり、工夫して乗ります。

ギアの下あたりの内部機器が、露骨にむき出しになっている車両もあって、大丈夫か?と、心配になるようなバスもあります。

最近は、新しいバスが走るようになりましたが、古い型のバスは椅子の状態が悪いこともあって、良く見てから座らないと座席がズルっと、ずり落ちてしまうなんてこともあります。

ドアから入って左側に一段上がったところに2、3人座れる座席があります。この席は、タイヤ上ということもあってか、揺れがひどく、ほどよく捕まれるところがないので、あっちこっちに揺れるのを、こらえながら乗ることとなります。

運転手席、左にあるギアまわりに、広めのシートがあって座れるようになっていますが、ここは、足が下ろせないので、体育座りで乗ることとなります。

バスには定員というものがあるはずですが、適応されていません。この様に定員オーバーのバスもしばしば見かけます。

車内が空いている時は、かなり快適に感じます。街中を抜けて郊外近くになり、窓をあけて走っていると、気持ちよい風が吹いてきた時は、爽快です。

■バスのドアは開けっ放し

ドアの前あたりに、カラシが立っているのですが、ドアは開けっ放しになっています。
交通量の多い街中に入って行くと、ドアは閉めるようになっていますが、

郊外は、ほとんどは開けっ放しです。ドアは手動式です。

混み合ってくると、カラシはドア横に付いている手すりに捕まって、半身外側にはみ出しながら走行していきます。ドア近くにいる客も同じ状態になることもあります。停車中の写真じゃありません。このままバスにしがみついて移動するのです!

そこまでして乗らなくても次のバスを待てばいいのに、と思いますが、ちょっとでもバスにぶら下がって行けば移動出来るという感覚で、バスを利用しているように見えてきます。

定員オーバーの時はバスの上(外)に客が乗っていることもありましたが、最近は見かけないので、禁止になったのかも知れません。

■バスの治安

今までにバスで怖い思いをしたことはありませんが、人によっては、引ったくり、痴漢などの経験がある人も多いようです。

バスに乗る場合は、念のため、背負ったリュック型のカバンは、手元側に持った方が、安心感はあります。
あからさまに、目に留まるような振る舞い、服装は避けた方がいいでしょう。
ある程度の緊張感は必要かもしれません。

■ネパールのバスは人間以外も運んでくれる

バスは、大き目の荷物も運んでくれます。例えば、ガスボンベ、野菜袋、米、穀物、布団屋のシーツの束、など、乗客の荷物として、または、荷物だけを預けて運んでもらうこともできます。

ガスボンベや野菜袋なども運びますし

この様な布団やシーツなども運びます。

3メートルほどの鉄筋を、ドアから半分道路にズリながら運んだこともあります。車内に、荷物用の場所が設けられているわけではなく、客の隙間に押し込んで置いちゃう感じです。

■バスの給油

客が乗っていても、給油のためガソリンスタンドに、立ち寄ったりします。
配車してからとか、乗客がいない時に、ということは関係はありません。

■大きなバス停

途中、大きなバス停に止まった場合、客が集まるまで停車します。

周りには、果物屋やジュース屋が並んでいます。

混雑中のバスの中から、いったん外へ出ると一息つけます。

■バスにプザ

毎年10月頃、商売道具にプザ(ヒンズー教儀礼)する日があります。日頃お世話になっているバスを、感謝の気持ちを込めて、プザします。バスのフロントガラスあたりに赤い粉を付け、ココナツを割って中の水を車体にかけ、線香をたいて、花で飾りつけをします。

■バスに乗る時に気にしておきたいこと

毎年同じ時期に行われるネパールの祭りの時は、渋滞や人混みがあるため、祭りの場所を避けて遠回りする場合があります。

外交関係の訪問者がある場合、交通規制が設けられるので、その場合もバスの路線は大幅に迂回するか、長時間の渋滞があります。

ネパールではバンダというゼネストがあります。バンダの場合、夕方の5時までは、すべての交通機関はストップしますので、もちろんバスは使えません。

ガソリン不足が長期続いた場合、バスの走行数は少なくなります。

ネパールのバスは、快適さを求めると、ちょっと違うんじゃないか?と感じたりしますが、慣れれば便利な移動手段となります。

乗り降りも、最初はわかりにくいですが、まずは、自分のよく使うルートをマスターすれば、あとはだいたい同じですから、わかって来ます。

カラシが客を呼び込みために、行き先を連呼していますが、最初は聞き取れませんが、何度も聞くうちに、耳が慣れてきます。
わからないときは、行き先を伝えると、教えてくれます。

もし観光中に乗る機会があれば、ローカルな雰囲気が味わえていいかもしれませんね。


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