世界一美しいモロッコの金属ランプの工房を訪問する

2019年6月13日     No Comments    Posted under: 商品について, 旅行記

■世界一美しいモロッコのランプ

モロッコには、とっても美しい金属ランプがあります。

ティラキタ買い付け班、世界中の色々なハンディクラフトを見てきていますが、モロッコの金属ランプは、ほぼ間違いなく、世界一美しいランプの一つと言えるランプたちです。

今回は、その世界一美しいランプたちがどの様にして作られるのか、実際にフェズにある工房を訪問してきましたのでレポートします。

■イスラームの幾何学模様

ランプの作り方を見る前に、なぜモロッコのランプが世界一美しいのか、どうしてそうなったのかを説明しておく必要があるでしょう。

モロッコはイスラム教の国です。仏教には仏像があり、キリスト教にはキリスト像がありますが、イスラム教では、その様な神様像を作ることを禁止しています。イスラームは神の唯一性を重視するため、預言者の姿を描く絵画的表現は許されないのです。

偶像崇拝を禁止しているイスラーム文化は、その代りに、自然や幾何学模様の中に神が作り上げた幾何学的な美を見出し、その幾何学模様を使ってモスクなどを装飾してきました。幾何学模様で世界を飾り立てることが、すなわち、彼らにとっての祈りだと考えられます。

これはフェズの水飲み場。ただの水飲み場なのにもかかわらず、おびただしい数のモザイクタイルで装飾されています。

モロッコの空港ではこのような、全面的に幾何学デザインが使われ、古来からのイスラームの伝統とデザインの敬意を表しています。

イスラム教徒の手にかかると、窓の装飾もこんなにおしゃれに。

この様に、イスラム教徒は自分たちの手で幾何学模様を作り、この世界を美しく飾ろうと頑張ってきました。すさまじい緻密さのモロッコのランプは、この様な宗教的、文化的背景があって出来上がってきた芸術品なのです。

■迷宮都市フェズは職人の街

世界一の迷宮都市として知られるフェズは、職人の街でもあります。迷宮になっている街のあちこちには、革や金属、陶器などの工房が点在しています。

これは、お土産屋さんが並んでいるエリア。フェズ特産の陶器や、金属製品、シーシャにフォトフレームなど、色々なものを売っています。

これは金属製品のお店。主に銅を加工して作った、素敵なカトラリーたちが並んでいます。

軒先ではこの様に、マッチョな兄さんが、コンコン、コンコンと、鍋に槌目を付けていました。

一個の鍋を作り上げるのにきっと軽く1000回はハンマーを打ち下ろさなければいけないんだと思います。そりゃぁ、お兄さんの腕がムキムキになるわけですよねぇ…

■ランプは全部手作りされています

フェズの街をさまよい歩いている途中で、金属ランプの工房を発見しました。

工房の床には製作途中のランプが置かれていました。

■小さなパーツが作られるまで

モロッコの金属ランプは、平面の金属板から作られます。ここで紹介するのは、金属ランプではなく、装飾された金属のパーツの製作工程なのですが、やっていることはランプでも、パーツでもほぼ一緒です。

使われているのは変哲もない鉄板でした。
印刷されている事からすると、何かの空き缶ですよね。

空き缶を円形に切り抜き、ただひたすらタガネでパターンを刻んでいきます。

使用するタガネはこんなに種類があり…

タガネの先端は一個一個、模様が異なります。

5分位、コツコツとやって、出来上がるのがこの円盤です。

この円盤は、お土産品用のものなので、多少作りが荒いのですが、大体のイメージが掴めるかと思います。

■狂気!として表現できない細かい作業

それをもっと大掛かりにしたのが、この様な金属ランプです。
一個のランプには、何百、何千、何万と言う穴が空いていますよね。
これをモロッコ人たちは全部手で開けています。

この大きな円盤もランプです。
直径1m位ある、円形ランプを製作中です。

毛深いおっさんの手によって、ものすごく細かく、ものすごく美しく曼荼羅模様が描かれてゆきます。

ただひたすらに、ハンマーとタガネだけでパターンを描いていきます。

何かに取り憑かれたように、ただひたすらにコツコツと作っていきます。

この人達、延々とこれを続けているんですよね…
一日中、ずっとずっと、コツコツとやるんですね…

狂気!!!としか言いようがありません!!

■ちなみにお値段は超高い!

見たらやっぱり欲しくなりますよね。
なりますとも!!

ランプ屋さんでお値段を聞いてみました。

お値段は、安いもので5000円からですが、ちょっと素敵だなって思うと、すぐに数万円と言われます。

高いものだと一個6万円と言われました。
6万円か…

日本に持ってきたら送料やら、手数料やら、関税やらで10万円くらいになっちゃうかなぁ…
最高に素敵だけど、ちょっと手が出ないなぁ…

天井から吊り下げる形のシーリングライトもありました。

相当大きなサイズなので、吊り下げる場所に困りそうですが、部屋の中に吊るしたら、相当素敵なお部屋になりそうです。

ちなみに一番大きなライトのお値段は20万円だそうです。
超高い!!
でも欲しいなぁ…

相場の3倍ふっかけてくるモロッコの事なので、ちゃんと値切ればそれなりの価格になるのかもしれませんが…それでも高すぎですよねぇ…

■インドから素敵なランプがやってきました

モロッコは地球の裏側ですし。
そもそも、超高いですし。
ちょっと、あれはティラキタでは売れない。

でも、私達、ティラキタ買い付け班、こう言う素敵なランプが大好きなんです。
どうしても扱いたいなぁ…と思って、インドで探してきました!!

という事で、最近入荷した商品をちょっと紹介させてください。
モロッコの狂気のような美しさのランプではないけど、お値段がとっても手頃で、これだったらまずまずかな?と思える商品たちが入荷できました。

こちらのマンダラランプは980円から

あとは、こんなモロッコスタイルのランプも入荷してみました。こちらは5700円。

モロッコ製ほどの、神がかった感じはないんですが、それでも十分素敵です。こちらは38000円です。

他にもいろいろな種類がありますので、ぜひ見てみてくださいね。


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